みなさんこんにちは!マラソン界も徐々に盛り上がりを見せているこの頃、日頃ランニングされている方は大自然にフィールドを変えて
トレイルランニングにチャレンジしようとされている方も多いのではないでしょうか?
今回はトレイルランを始める方向けに、装備について解説致します。
・これからトレイルランを始めようと思うが、何から揃えるべきか?
・トレイルランニングレースではどんなものが必携品となるのか?
・各トレイルランニングの必携品でおすすめを知りたい
・トレイルランニングの補給食はどうやって選べばいいのか?
以下記事で解説して行きます。
トレイルランニングの特徴
まずトレイルランニングの特徴について解説します。
ロードランニングと比較して具体的に、
・走るコースや難易度が様々
・レースにより難易度が大きく異なる
・食べながら走るスポーツである
・装備が必要である
といった特徴があります。
以下記事で解説していきます。
トレイルランニングの特徴①走るコースや難易度が様々
トレイルランニングの特徴として、走るコースや難易度が様々であるという事です。
トレイルランニングとは、マラソンの様に舗装路ではなく、未舗装路や山岳地帯を走るスポーツです。
山岳縦走をされた方であればイメージがつきやすいかと思いますが、山を走るスポーツです。
コースも多岐に渡っており、富士登山競争などの様に、麓から山頂まで一気に登り切ってゴールするバーティカル要素の強いものから、先に解説した山岳縦走タイプに分類されます。
トレイルランニングの特徴②レースにより難易度が大きく異なる
トレイルランニングの特徴として、レースにより難易度が大きく異なるという事です。
これはコースと、エイドステーションの充実度、レース開催時期が挙げられます。
コースについては高低差が激しいレースは消耗が激しいですし、路面の状態についてはぬかるんでいたり岩場が多いコースであれば距離がなかなか進みません。
また、コースが走りやすいレースであってもエイドステーションが少なかったり、水しか置かれていないレースであれば、持参した補給食でしのぐ必要があるので一気に難易度が上がります。
また高低差も少なく、路面も良好なコースであっても、暑熱化で行われるレースであれば持参する装備も異なるので一気に難易度が上がります。
トレイルランニングの特徴③食べながら走るスポーツである
トレイルランニングの特徴として、走りながら食べるスポーツであるという事です。
ここもマラソンとは大きく異なるポイントです。
トレイルランニングは競技時間が長いので、マラソンほど頻繁にエイド(給水など)が来ません。
しかし走り続けるには血糖値を維持する必要があるので、どうしても自分で持参した補給食を摂取する必要があるのです。
トレイルランニングの特徴④装備が必要である
トレイルランニングの特徴として、装備が必要であるという事です。
ロードランニングとは異なり、トレイルランニングでは山深い場所まで行く場合があります。
そうした際には様々なリスクと隣り合わせになります。
具体的には遭難、低体温症、捻挫、水切れ、低血糖などです。
その対策としてトレイルランニングでは装備が必要となり、レースでも必携品として準備が義務づけられています。
この内容については記事で解説していきます。
トレイルランニングがランニング経験者にオススメの理由
次にトレイルランニングがランニング経験者におすすめの理由について解説します。
・大自然を走る爽快感
・ランナーのアクティブレストに向いている
・高地であれば夏場でも涼しく走れる
以下記事で解説して行きます。
理由①大自然を走る爽快感
何といっても大自然の中を走る爽快感でしょう。
この投稿をInstagramで見る
それにはある程度の走力がないと遠くまで行くことが出来ないので、これは既にロードで走っているランナーの特権と言ってもいいかもしれません。
まだ走力がないうちは、山を走っても大変に感じるのであまり楽しめない可能性がありますが、実際に美しい景色の中を走るとテンションが上がります。
是非お気に入りのコースを見つけて走りに出かけましょう!
理由②ランナーのアクティブレストに向いている
トレイルランニングは柔らかい不整地を走るので、ランナーのアクティブレストに向いています。
あまりテクニカルなコースだと逆に疲労してしまいますが、林道や芝などをゆっくりジョグすることでより効果的にリカバリーにつなげることが出来ます。
また、地形も様々なのでバランスよく筋力を鍛えることが出来るので、効果的なアクティブレストとなるのです。
理由③高地であれば夏場でも涼しく走れる
暑く走りにくい夏場でも高地であれば涼しい環境で走ることが出来ます。
走力のあるランナーであればアルプスの縦走などかなりオススメです。
非常にバランスよく筋肉を鍛えることが出来ますし、2000m~3000m級の山々を走ることになるので、非常に走りやすいです。
素晴らしい景色と出会えるのも魅力ですね。
理由④自分の得意な地形であれば上位を狙える
トレイルランニングのレースでは、自分の得意な地形であればレースで上位を狙うことも可能です。
トレイルランニングの基本走力はマラソンのタイムであることは間違いないのですが、マラソンの走力要素に加えて自分の得意な地形であればペースを上げられるのが面白いところです。
私も高校の先輩でマラソン2時間30分を切るハンパない先輩がいるのですが、私よりもマラソンのタイムが格下の私でも、トレイルランニングではいい勝負ができているということもあるのです。
自分の得意な地形に合わせてレースを選ぶというのもまたトレイルランニングならではの醍醐味ですよね。
トレイルランニングで最初に揃えておくべき装備は?
まず最初にトレイルランニングで最初に揃えておくべき装備です。
これはまずレースに出た時に参加条件になる必携品から揃えることから始めましょう。
理由はレースに出る予定がなくとも、一般的なトレイルランで必携品となるものを揃えておけば、日頃の山での練習や登山でも役に立つので無駄がないからです。
しかしトレイルランニングの必携品は、ロードを走るマラソンにはなかった概念なので、最初は何を揃えるべきなのか分からない方は多いのではないでしょうか?
以下のアイテムを揃えたら、レースだけでなく急なトレイルランのお誘いにも十分対応できますのでまずはここから揃えていきましょう!
トレイルランニングで装備が必要になる理由
次にトレイルランニングで装備が必要になる理由について解説します。
具体的には、
・自分の身を守ることに繋がる
・装備がないとレースに出られない
・装備があれば山でのパフォーマンスが変わる
と言ったところです。
以下で解説して行きます。
理由①自分の身を守ることに繋がる
理由の1つとしては、まず自分の身を守ることに繋がるということです。
トレイルランニングで装備が必要になる理由は、足場の悪い不整地や山の奥深いところなど、ロードにはないリスクが発生する場所まで入ります。
標高が上がれば気温も下がりますし、風がある日は体感温度も下がり低体温症に陥るリスクもあります。
こういった状況でも身を守るのに考えられたのがトレイルランの必携装備です。
レース主催者が適当に考えているのではなく、このくらいは最初に揃えておいてねというものたちなのです。
レースでは道迷い対策の地図であったり、コンパスであったり、スマートフォンであったり、いろいろなものを持ってレースに参加しなくてはなりません。
ちなみに私はレース中体調が悪くなり、次のエイド地点まで何とかたどり着かなくてはならない時に必携品に助けられたことが何度かあります。
そのぐらい必携品というのは伊達じゃないので、準備しましょう!
理由②装備がないとレースに出られない
次の理由として、装備がないとレースに出られません。
最近では「自分の必携品はトレイルランナーに任せる」というレースもあります。
それはそれでいい考えだと思います。
ただ、そういうレースばかりではなく、装備を必携品という形で指定してくるレースもあります。
必携品を持っていない場合はペナルティーが課されたり、失格になることもあります。
たいていはレース直前やフィニッシュ直後に専用のテーブルに指示された必携品を並べてチェックされるのです。
比叡山International Trailrunの50マイルでは、レース終盤の何でもないところでヘッドライトの点灯チェックと予備バッテリーの確認がありましたし、
スリーピークス八ヶ岳トレイルでは、レインウエアやスマートフォン(電源が入るかも確認)の確認がありました。
ちゃんと持って走っていたので問題なかったのですが、これが持っていなかった場合、
ゴールまで削り込んできたタイムが無駄になるのです。
この投稿をInstagramで見る
もちろん参加者そのものの安全を守る為でもありますが、何らかの事故でレースをサポートしてくれているボランティアの方を危険に晒してしまうこともあります。(捜索などで)
日頃せっかく時間を見つけてトレーニングしてきたのに、こんなところでロスしたり失格になってはもったいないので、
必ず必携品は持つようにしましょう。
重たくなっても、ザック内の疲れない荷物配分を考えたり、パッキング技術をつければその知識は登山やファストパッキングでかなり役に立ちます。
理由③装備があれば山でのパフォーマンスが変わる
次に装備があれば山でのパフォーマンスが変わるということです。
これは特に体温調節やGPS、トレランシューズに言えることかと思います。
ペースダウンを余儀なくされる際には、低体温症が挙げられます。これは冬場のトレイルで雨に打たれた際に動けなくなってしまうケースです。
こうした時にレインウエアやフリースなどがあれば、体温は下がりにくくなりますので、機動力は確保できます。
またGPSウォッチがあれば、山でのガイドもしてくれますし、この先の高低差まで表示してくれるのでレースやトレーニングに集中することができます。
またシューズもコースの特徴に合わせて選ぶことで疲労を軽減させて走ることができます。
例えば岩場は多いコースであれば、アウトソールの硬さがあり踏ん張りの効きやすいモデルを選ぶべきです。
また、林道が多くて比較的走れるトレイルであれば、ランニングシューズに近い構造のトレイルランニングシューズを選ぶなどと言った感じです。
これらの道具を工夫することで、よりトレイルランニングを楽しく感じますし、レースを速く走ることにも繋がります。
トレイルランニングの必携品一覧
次にトレイルランニングの必携品一覧です。
必携品はレースの時だけに必要なのではなく、普段のトレーニングにおいても非常に役立つものですので、揃えておいてまず損はありません。
以下がよく皆さんが目指す大きなレースで必要とされる必携品です。
まず最初に購入しておくべきものは以下のものたちです。
・トレイルランニングシューズ
・ヘッドライトと予備電池
・GPS
・大会支給のコースマップ
・携帯電話、スマートフォン
・熊鈴、ホイッスル
・サバイバルブランケット
・テーピング用テープ
・補給食
・携帯トイレ
・レインジャケット
・ファーストエイドキット
・保険証、ナンバーカード
・ハイドレーション
・トレイルランニングザック
これからトレイルランニングを始めようとされる方は先に購入しておきましょう。
以下図は一般的な各距離のトレイルランニングレースで必要になる必携品の傾向です。
100マイルを走るような超ロングレースであれば、必携品は多くなります。
また距離が短いレースであっても、何かあったときに救助がなかなかたどり着けないような山深い場所で開催されるレースであっても必携品は多くなります。
必携品の種類は違えど、レースで要求される必携品はある程度共通しており、その多くが日ごろの練習でも充分使えるものです。
必携品①トレイルランニングシューズ
まずトレイルランニングシューズです。
トレイルランニングをこれから始めるのであれば、購入しておく必要があります。
ロードランニングシューズで代用させようという方もいるかと思いますが、ロードランニングシューズだと踏ん張りが利きづらいので、絶対にトレイルランニングを購入するのがおすすめです。
たしかにたまにロードランニングシューズで走る人もいるんですけどね、ただ岩場が多いコースだったりすると伸びてしまいますから注意が必要です。
以下記事でもその辺りについては詳細に解説しています。
仮にロードランニングシューズが使えるとしてもレースはかなり限られてくるかと思います。
ただトレイルランニングはロードランニングシューズと異なり、選ぶ要素が多いです。
この投稿をInstagramで見る
よって最初はどういった基準で選べばいいのか分からない方も多いかと思います。
例えば突き上げを防止する足底部のプレートや、シューズの厚さ、アッパーの構造やシューズ重量などです。
要素があり過ぎてどんな路面にどんなシューズを選ぶか最初は良く分からないですよね?
そんな時は全ての路面に対応しているトレイルランニングシューズというのもあるので、そういったシューズを選ぶといいでしょう。
例えばHOKAでしたらChallengerATRシリーズなどです。
この辺りについては以下記事でも解説しておりますので参考にしてみてください。
私の場合、HOKAやNIKE、SALOMONなどのトレイルランニングシューズを履くことが多いです。
路面に合わせてシューズを選択していますね。
HOKAのおすすめトレイルランニングシューズについては以下で解説しております。
最近私が履いているトレイルランニングシューズは以下のNIKEのペガサストレイルですね。
重量感はありますが、非常によく考え抜かれた素晴らしいシューズだと思います。
必携品②ヘッドライトと予備電池
次にヘッドライトと予備電池です。
これがあるとナイトトレイルという楽しみが手に入ります笑
レインウエアと同じくらい重要なアイテムがこのヘッドライト。
トレイルランを始めた最初の頃はヘッドライトにお金はかけたくないという方が多いかと思いますが、最初に良いヘッドライトを購入することをオススメします。
ヘッドライトの性能が良ければ山での視界が広がりますし、いざとなったらペースを上げることもできます。
この明るさの要素は本当に大きくて、視界が明るいと進むペースが速くなりますし、逆に光量が少ないと不安な気持ちにすらなります。
また、練習で夜の山に入ってトレーニングすることも出来ます。
ナイトトレイルをしたことがある方はわかると思いますが、ヘッドライトの電池は意外とすぐ切れます。一度山に入ると下山するまでの活動時間は結構長いですし、道に迷う可能性もあります。
レースでも70㎞を超えるレースになってくると、ライト2つと予備バッテリーが必要とされますので宮本武蔵の様に2つ準備しましょう。
夜間の山でヘッドライトの電池が切れると結構ビビりますので、普段のトレーニングで2つ持つようにするといいかと思います。
PETZLのヘッドライトであれば自動調光機能が付いているので、レースや練習での活動時間に合わせてバッテリー寿命を設定することが出来ます。
現在私が使用しているのはPETZLのNAOというモデルですが、非常に使い勝手が良く長く使っても全く壊れません。
どういうわけか4年近く使えています(驚)
以下のレビュー記事で解説しています。
私はこれを現在も使用していますが、今では更に進化した以下の上位機種「NAO RL」も出ているので、購入しておくと間違いないでしょう。
前作よりも軽量で機能的にもかなりオススメです。小型なので荷物にもならないのでハッキリ言ってバケモノアイテムです。
この投稿をInstagramで見る
デザインも武骨でカッコいいですよね!
リアクティブライティングシステムという、自動調光システムが搭載されており、バッテリーを節約してくれるので長時間のトレイルランにはピッタリのモデルだと言えます。
必携品③GPS
次にGPSです。
もうね、トレイルランニングを行うのであればこれは必須と言えますね。
レースで作戦を立てる上でもかなり使えますし、途中の獲得標高からペース、コースのガイド、この先にどんな登りが待ち構えているのか?などトレイルランニングにおいて重要な情報を表示することができます。
登山用のGPS単体を持参する人もいるかと思いますが、トレイルランニングを行うのであれば腕に付けられて、ペースや経過時間まで細かく表示されるGPSウォッチがおすすめです。
最近ではレースの必携品で「コンパス」と書かれている場合もありますが、これはGPSウォッチで代替できます。
GPSにコンパス表示機能が付いていればコンパスは別で持つ必要はないのです。
現在は様々なGPSウォッチが出ており、これまた迷うポイント。
マラソンやトレイルランでおすすめのGPSウォッチについては以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。マラソン用からトレイルラン用まで用途別におすすめを解説しております。
必携品④携帯電話、スマートフォン
トレイルランニングを始めるのであれば、携帯電話やスマートフォンは必須です。
携帯電話でも大会本部と連絡が取れるという観点では問題ないのですが、
日頃のアウトドアライフやトレランライフを充実させるのであればやはりスマートフォンでしょう。
スマートフォンでは様々なアプリを入れることが出来ます。
それらはGPSウォッチで収集したデータを解析することにも役立ちますし、GPSウォッチにはない機能を持った山アプリを起動させることも可能です。
上記のGSPウォッチで道迷いなどは対応できますが、もしそれらを落としてしまったりした場合などに役立つがスマートフォンなのです。
特に以下の「山と高原地図アプリ」はかなりオススメです。トレイルランニングを始める方は必ずダウンロードして、レース当日の山域地図を購入しておきましょう。
地図も安いですし、別の日に登山でも使えます。以下記事で「山と高原地図アプリ」については解説しています。
必携品⑤熊鈴、ホイッスル
次に熊鈴、ホイッスルです。
熊鈴は主に2つの働きがあります。自分の存在を熊に知らせることと、ハイカーさんや前を走るトレイルランナーに自分の存在を知らせるためです。
熊との事故は山でバッタリ会ってしまったことが殆どです。
基本的に熊は臆病なので、遠距離から人の気配を感じた場合逃げていきます。しかし、至近距離でバッタリ会ってしまった場合は恐怖から攻撃してくることがあるのです。
山菜取りの人がバッタリ熊と合ってしまう事故が多いのは、身をかがめて山菜を取っていて立ち上がった時に熊がいたというパターンです。
トレイルランでも登山でもザックに熊鈴をつけておけば熊は私たちの存在を知ることになるので早めに逃げてくれるというわけです。
また、ハイカーさんや前を走るトレイルランナーに自分の存在を知らせることでも効果的です。
特にハイカーさんは荷物を持って山を歩くので、山行に集中していることが多く、意外と後ろの音が聞こえない場合があります。
そうした中で後ろから走ってくるトレイルランナーがいた場合、驚いて滑落などの事故につながることにもなります。
マナーとしてそういった事故を防止する意味でも熊鈴はつけて走りましょう。
トレイルランニングのマナーについては以下記事でも解説しております。
次にホイッスルです。これは自分が滑落などの事故に遭遇して身動きが取れなくなった時に助けを呼ぶ時に使うものです。以下の写真の様に小型のものです。
最近ではトレイルランニングのザックにホイッスルが内蔵されているものもあるので、購入時によく確認しておきましょう。
必携品⑥サバイバルブランケット
続いてサバイバルブランケットです。
動けなくなった時や低体温症になりつつある時にかなり重宝します。
東京マラソンなどの大型イベントではフィニッシュ後に全員に配布してるあのアルミホイルみたいな材質のブランケットです。
この投稿をInstagramで見る
私もレースでギリギリのペースで追い込み、途中で走行不能になった時はまず間違いなくこれを使用します。
レインウエアやミドルレイヤーと組み合わせることで、更に保温効果が期待できますので、必ず持ちましょう。
また裏返すことで、逆に体温を下げたい時にも使えますので、表面と裏面を間違えない様に使用しましょう。
必携品⑦フラッシュライト
続いてフラッシュライトです。
これはザックにつける小型の点滅するライトのことです。
単四電池などを入れて、ザックにぶら下げておくと点滅してくれます。
崖から落ちて気絶したり、身動きが取れなくなった時などに、救助の人に気づいて頂けるようにつけるものです。
大きな大会で、夜間走行があるレースでは必携品に入っていることがあります。
遭難した時に本人が動けない場合に発見しやすいというメリットがありますね。
必携品⑧携帯トイレ
次に携帯トイレです。
トレイルランのレースに出ると、人が普段全く通らないような山道を走ることになります。
摂取する水分とミネラルのバランスにもよりますが、大量の汗をかきながら走っている最中でもトイレに行きたくなることはあります。
用を足したくなった時に直ぐエイドステーションがあるとも限りませんので、是非とも携帯しておきましょう。
必携品⑨補給食
次に補給食です。
これはランナーの力量により持つ量は大幅に異なるでしょう。
具体的には固形の補給食、半固形の補給食、ジェル状の補給食に分類されます。
エイドステーションがあるから補給食は必要ないんじゃないか?と考えがちですが、エイド間もレースによっては距離があります。
特にトレイルランニングに慣れてきてタイムを削り込んでいくようになると、血糖値の管理は非常に重要な要素になります。
楽しくトレイルランをするには低血糖に陥らずにしっかりとした意識で挑むことが重要になりますので、補給は適切に行うようにしましょう。
補給食についてまとめた記事が以下になります。是非参考にしてみてください。
以下はおすすめの補給食についての解説記事です。
必携品⑩レインジャケット
次にレインジャケットです。
雨が降った時に使用するイメージがありますが、風が強いレースや、標高の高い場所を走る時にはオススメです。
この投稿をInstagramで見る
ちなみに私は強風のIZU TRAIL JOURNEYのレースで低体温症になりかけましたが、レインウエアのおかげで走り切ることが出来ました。
このレインウエアという装備、雨が降った時の雨具だと思っていませんか?
実はこのレインウエアは日頃のウインドブレイカーとしてもかなり優秀なんです。
理由は薄手&軽量であるだけでなく、ウエア内部の湿気は排出を効率よく輩出してくれるからです。これはGORETEXという素材により実現されるもので、通常のウインドブレイカーよりずっと優秀です。
この投稿をInstagramで見る
私の場合、冬場のロングランなどにもかなり活用します。
トレイルランニングのレインウエアでおすすめなのが
The North Faceのストライクトレイルジャケットです。
ストライクトレイルジャケットは、オーソドックスな3レイヤーのレインジャケットです。
鏑木選手とThe North Faceが共同開発した「Flight Series」のジャケットを良く使用しますが、耐久性も良く汗抜けも良いです。
また雨が降っていなくとも、風が強く自分の体温を逃がしたくない時にも重宝しますので、レースにも練習にも必ずザックに入れています。
また、シェイクジャケットもおすすめです。
3レイヤーの弱点であった撥水性を克服したジャケットです。シェイクドライと言われるように、本当に振るだけで全て水を弾いてくれます。
3レイヤーのレインジャケットで感じる長距離のレースや練習での嫌なべたつきが抑えられており、終始かなり快適です。
耐久性については3レイヤーに軍配が上がりますが、ザックを背負わずに里山に入る時などにもかなりオススメです。
シェイクドライについては以下記事でも解説しています。
ただ最近は生産を中止してしまった模様で、かなり市場にあるものは高くなっておりますので、価格面であまりおすすめできません。
以上のレインジャケットに加えて、ウエアーのレイヤリングをすることで軽装でありながら快適に走ることが可能です。
これからトレイルランニングを始める方はレインウエアを購入してみてください。マジでトレイルラン以外でも使えますから。
トレイルランニングにおすすめのレインウエアについては以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。
また、先に解説したレイヤリングについて以下記事で解説しています。↓↓
必携品⑪ファーストエイドキッド
必携品にはファーストエイドキットが挙げられます。
これはレースやトレーニング中に、怪我をした際に使用します。
最近はポイズンリムーバーなどいろいろなものとセットになっているファーストエイドキットもありますので1つ購入しておくといいでしょう。
もちろんその中で持ち運びやすいものだけレースでは使うイメージです。
あまり使う印象のないイメージがありますが、登山やファストパッキングなどを行う方にはけっこうおすすめですので、1つ購入しておくと便利でしょう。
私個人的には、トレイルランニングであればバンドエイドの「キズパワーパッド」などを購入しておくとかなり便利かと思います。
レース中怪我をした時に水で傷口を洗って貼っとけば治りが早くなりますからね。
また、テーピングを持っていくこともお勧めです。
トレイルランニングには捻挫がつきもの。
特に秋や冬は落ち葉に隠れた木の根に足を取られる事は多いかと思います。そんな時にテーピングがあれば足首を固定することで次のエイドまで移動したり、うまくいけばレースに復帰する事も可能です。
テーピングは本当に凄いと思います。
最近は理学療法士の友人からトレイルランニングに必要なテーピングを教えてもらいますが、あるとないとだとかなり違いますからね。
汎用性が高いテーピングにはニューハレのテープなんかもオススメ。
膝だけでなく、足首にも使えますからね。
必携品⑫保険証、ナンバーカード
保険証やナンバーカードも必要です。
これはレース中何かあったときのために必要なもので、ナンバーカードには本部の連絡先が書かれていますし、最近のナンバーカードには高低図も書いてあったりします。
保険証はレースの途中で棄権した場合に、病院にかかった時に必要になります。
まだ私は活用した事はありませんが、レースの必携品には必ず入っているものですので、コピーを常に入れておくようにしましょう。
必携品⑬ハイドレーション
ハイドレーションは必須です。
トレランニングの場合、水分を補給しながら走る必要がありますが、当然コップを持って走るわけにはいきません。
そんな時にこのハイドレーションが役にたつのです。
柔らかく、伸縮性に富み、かつ軽量。
使わない時は小さく折りたたむことができますし、水を入れれば1リッター近くもしくはそれ以上入れることが可能です。
ハイドレーションについては、背中に背負うタイプと、ボトルタイプがありますが、これは走りのバランスによって臨機応変に変えるべきでしょう。
私の場合はハイドレーションは後ろにつけた方が荷重的にちょうど良いのでそのようにしていますが、すぐに取り出しやすいように胸元につけておきたいと言う方はボトルタイプがお勧めです。
ボトルタイプ(ソフトフラスク)は以下です。容量は1本で500ml程度入るものがいいでしょう。
必携品⑭トレイルランニングザック
そして最後に以上の必携品を収納するトレイルランニングザックです。
トレイルランニングザックには、
・ザック容量
・生地の硬さ
・ポケットの位置や数
など様々な選択要素があります。
この投稿をInstagramで見る
ポケットの位置などによっては、走りのバランス自体も変わったりするので注意が必要です。
トレイルランニングシューズ以上に選ぶのが難しいのがこのザックです。
詳細については以下聞いても解説しておりますので参考にしてみてください。
私個人的には、以下のウルトラスパイアのザイゴスというモデルを使用しています。
容量も大きいですし、ショートのレースでほとんど必携品がない場合にもコンパクトに使用することができます。
レース中必携品のお世話になったときの話
レース中に必携品のお世話になることもよくあります。
雨が降った日に開催されたトレイルランニングレースで、標高1000mの場所で体調不良になったことがあります。
次のエイド地点までは約10㎞ありましたが、途中エスケープできるような道もなく、自力でエイド地点まで移動しなくてはなりませんでした。
雨と風と標高の高さと自身の薄着から、最悪の寒さと闘う羽目になったのですが、
持っていた必携品のお陰で次の移動地点までたどり着くことができました。
この時は、パタゴニアの軽量ベースレイヤーと、レインウエアを併用することで寒さをしのぎました。
練習中にもまさかの時のために持っていたウェアによって助けられた事は何度もあります。
特に練習時は、荷物は持っていた方が脚力を鍛えられますし、
練習の時ほどまさかの時に備えた装備を持つことをおススメします。
その他トレイルランニングでオススメな装備
レース時に必ず持っていなくてはならないものではありませんが、トレイルランニングをより楽しむためには、以下のツールもおすすめです。
効率的にトレーニングをするために役立つツールもあります。
・ベースレイヤー
・フリース
・ストック(トレイルランニング用)
・ジップロック
・アームウォーマー
・サンダル
・山用タオル
・BUFF
・トレイルランニング専用ウエア
・ウエストベルト
この辺りもトレイルランニングを始めるにあたって揃えておきたいところです。
以下記事で解説していきます。
オススメ装備①ベースレイヤー
まず最初にベースレイヤーが挙げられます。
年間通じて快適な走りをサポートしてくれるのがこのベースレイヤー。登山で便利なアイテムですが、トレイルランニングでも使えるのです。
冬場のトレイルランニングなど、汗冷えで身体が冷えてしまうのが気になる方はベースレイヤーを使ってみるのをおすすめします。
私の場合、最初に使用したのがファイントラックのベースレイヤーでした。
見た感じメッシュのようで、これが本当に寒さに効果的なのか?と思いましたが、実際使用してみてその機能性の高さに驚きました。
山では自分がかいた汗が冷えて体温を奪われることが多いのですが、これを着てからそれが全く気にならなくなりました。
この投稿をInstagramで見る
袖があるタイプとノースリーブタイプの両方がありますが、トレイルランニングに使うのであれば動きやすいノースリーブタイプを使用しています。
体の中心部の体温を維持するのが低体温症に効果的ですので、ノースリーブタイプで充分だと思います。
ノースリーブだとウエアーの選択肢も広がりますので、個人的にはこちらお勧めします。
また、ベースレイヤーは冬だけでなく夏場の使用もお勧めです。
夏場は汗をたくさんかくので、ずっとウェアが湿った状態が続きます。
これが走りの不快感に繋がるのですが、ベースレイヤーを着ることでかいた汗が全て外側に出ることになります。
ずっとドライな感覚を維持できるのです。
オススメ装備②フリース
次にオススメなのが、フリースです。
トレイルランニングでも、少し大きなレースであればフリースが必携品となることがあります。
IZU TRAIL JOURNEYやUTMFなんかもそうですよね。
必携品とされる理由も確かによく分かるアイテムで、ベースレイヤーと合わせて防寒対策にかなり使えるアイテムです。
私の場合、パタゴニアのキャプリーンサーマルウェイトと言うミドルレイヤーを使用していますが、軽量の上速乾性に優れるのでとても便利です。
あまりにも着心地が良いので自宅でも使っちゃってる程ですからね。
また、フリースの特徴として生地の厚さが様々あると言うことです。
トレイルランニングを視野に入れてフリースを選ぶのであれば、薄手のものを選ぶと良いでしょう。
トレイルランニングにおすすめのフリースについては以下記事で解説しております。
オススメ装備③ストック
次におすすめな装備がストックです。
ストックと言えば登山で使用するイメージがありますが、トレイルランニング専用の軽量のモデルもあります。
この投稿をInstagramで見る
トレイルランニングやファストパッキングで使用するモデルですので、当然ながら強度は登山用には適いませんが、軽量性と携行性はずば抜けて良いです。
ファストパッキングではストックシェルター(簡易テント)のフレームにもなるので1つ持っておくといいでしょう。
ストックがあると驚くほど登りが楽です。
トレイルランニングでのレースでも、ストック使用可能なレースもあるので、上りが苦手な方は活用してみると良いでしょう。
使用する際は後ろを走るランナーに注意しましょうね。
おすすめは以下のSINANOのトレイルランニングポールで、私も使っています。
オススメ装備④ジップロック
次にお勧めの装備がジップロックです。
トレイルランニングのレースでは、必携品がありますが、そのままザックに入れると汗で必携品が全て濡れてしまいます。
そうならないためにジップロックなどで必携品を包む必要があります。
ジップロックにより装備を1つにまとめることで、ザックへの収まりも良くなり、その結果走りやすくなると言うわけです。
容量は様々ですが、少し大きめのものを準備しておくと便利で良いでしょう。
オススメ装備⑤アームウォーマー
お勧め装備として、アームウォーマーが挙げられます。
トレイルランニングのレースでは登りや下りがあるので実際のところ体温管理というのがとても難しいです。
そんなときにおすすめなのがアームウォーマーです。
以下は私が別大マラソンを走った時のものですが、トレイルランニングでも十分使えます。
この投稿をInstagramで見る
アームウォーマーを着用することで、少し寒い場面でも、背中からわざわざレインウエアを出さずに済むのです。
腕の温度を維持する程度なのにそんなに効果があるのか?と思われるかもしれませんが、体のあらゆる場所から体温が奪われるのを防ぐというのは非常に重要なことです。
オススメ装備⑥サンダル
おすすめ装備としてサンダルが挙げられます。
トレイルランニングのレースであれば、レース直後はシューズを脱いで足を解放させる必要があります。
この投稿をInstagramで見る
レース中に足は皮がむけたり浮腫んだりと本当に限界状態になりますからね。
その時に、レース会場にサンダルを1つ持っていくと便利です。
トレイルランニングの場合、他のスポーツと違い足をかなり酷使するので、リカバリーサンダルがお勧めです。
私の場合「rig」と言うメーカーのリカバリーサンダルを使用していますが、非常に快適です。
この投稿をInstagramで見る
歩きながらリカバリーやアーチサポートを行えるので、レース後の疲労を回復させるには極めて効果的なのです。
サンダルって自分に合わないものを使ったことがある方であれば分かるかと思いますが、本当に疲れますよね。。その逆を行くサンダルとイメージして頂ければ間違いないと思います。
もし効率的にリカバリーしたいのであればおすすめです。
rigのリカバリーサンダルについては以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。
オススメ装備⑦山用タオル
山用タオルもお勧めです。
これは極めて吸湿性が高く、かつ収納に便利なタオルです。
これはレース時だけでなく、ファストパッキングから登山、トレイルランニングの練習時にも役立ちます。
トレイルランニングや、レースの後はどこかの銭湯に寄りたくなりますよね?
そんな時に山用のタオルがあるととても便利なんです。
山用のタオルは吸湿性に極めて優れており、タオル程度の大きさでありながら、その給水力の高さからバスタオルとしても活用できます。
タオルとバスタオル両方もっていく必要がなくなるので、こうしたアイテムはとても便利です。
私もアルプスの縦走にはいつもこのタオルを持参します。
荷物も大幅に削減できるので、機動力重視の方にはかなりおすすめできますね。
オススメ装備⑧BUFF
お勧めな装備として、BUFFが挙げられます。
BUFFとは吸水性の高い筒状の布で、首に巻くことも頭に巻くこともできる汎用性の高いアウトドアギアです。
夏場のトレイルランニングレースなどでは、湧水をこれに浸し頭には気をつけることで体温を下げることもできますし、冬場は首までおろしてマフラーとして使うことも可能です。
特に暑い中開催されたロッキンベア妙高トレイルランニングレースではかなり使えました。
簡単な構造のツールではありますが、かなりいろんなシーンで使えるのでお勧めできます。
色やデザインもとにかく多いので、オシャレな山アイテムとも言えるでしょう。
オススメ装備⑨トレイルランニング専用ウエア
次におすすめなのがトレイルランニング専用ウエアです。
実際のところ、トレイルランニングウエアは様々な生地があります。
大会の参加Tシャツであってもアウトドアブランドの本当に肌触りの良いものもありますよね?
トレイルランニングウエアにどうしてこの快適性が必要なのかというと、長時間使用するからです。
ウエアの上にはザックがあるので、当然ながらその擦れからも肌を守る必要があるのですが、その間にあるのもトレイルランニングウエアです。
この投稿をInstagramで見る
マラソンで使用するウエアと同じ感覚で選ぶのではなく、肌へのストレスが少ないものを選んでみましょう。
オススメ装備⑩ウエストベルト
次にオススメなのがウェストベルトです。
腰に巻くベルト状のツールで、ポケットに補給食やスマホが入ります。
私の場合、フリップベルトというものを使っていますが、かなり便利です。
フリップベルトについては別記事で解説しています↓↓
ザックに収納するとバランスの悪いものや、少し荷物の重心を下に持ってきたい時にこうしたウェストベルトに補給食などを入れると良いでしょう。
私の場合レースや練習には欠かさず使用しているので、かなりオススメです!
トレイルランの装備は緊急時で本当に役立つ
トレイルランニングの装備は緊急時にも役立ちます。
例えば捻挫して機動力が失われた場合でも自力で下山しなくてはなりません。
この投稿をInstagramで見る
そうした場合、運動量が減るので走っている時より当然体温も低くなりますが、そんな時にミドルレイヤーやレインウエアがあれば組み合わせることで防風も保温もできるのです。
テーピングがあればある程度自分で動けるようになります。
これらはあくまで一例ですが、アウトドアギアを正しく理解すればより安全に山でのスポーツを楽しむことが出来ます。
より長く、楽しく山を楽しむためにもその機能について学ぶのも楽しいですので是非学んでみてください。
トレイルランの必携品はハイキングやまさかの時にも役立つ
例えば捻挫して機動力が失われた場合でも自力で下山しなくてはなりません。
走っている時より当然体温も低くなるので、ミドルレイヤーやレインウエアがあればそれらを組み合わせることで防風も保温もできるのです。
この投稿をInstagramで見る
これはあくまで一例ですが、アウトドアギアを正しく理解すればより安全に山でのスポーツを楽しむことが出来ます。
より長く、楽しく山を楽しむためにもその機能について学ぶのも楽しいですので是非学んでみてください。
アウトドア雑誌に基本的な知識が書かれていることも多いですし、本ブログでも発信していこうと思います。
機能性に優れているので普段使いも可能
アウトドアギアと言うのは、機能性に非常に優れているだけでなく、無駄がなくてデザイン性にも優れています。
この投稿をInstagramで見る
よって普段の生活でも活躍できる場面が非常に多く、私なんかアウトドアギアで普段遣いしているものには、GPSウォッチ、ミドルレイヤー、アウトレイヤー、挙げるとキリがありません。
完全にアウトドアギア野郎です。
中でもトレイルランニングシューズは普段使いでも違和感がないくらい洗練されたモデルもありますからね。
意外と重要なのがランニングパンツ選び
トレイルランニングにおいて、ランニングパンツ選びはとても重要です。
以前までは、ランニングパンツの利便性が追求されることはなかったのですが、最近はいろんなメーカーで補給食やレインウエアを収納できるように設計されたトレイルランニングパンツが開発されています。
確かに使ってみるとすごく便利なんですよね。
これまでザックにすべての荷物を入れていたのですが、それだとどうしても重心が上に行ってしまうので、不便でした。
しかし、トレイルランニングパンツを使用することで、重量物を腰に入れることができるので、より走りが安定すると言うメリットがあります。
先に、ウェストベルトを紹介しましたが、このトレイルランニングパンツがポケットが多いのであれば、ウェストベルトは必要ないかもしれません。
また、距離が少なく必携品もそこまで多くないものであれば、ザックは使わずにトレイルランニングパンツとウエストベルトだけで荷物は入ってしまうかもしれません。
おすすめのトレイルランニングパンツについては以下記事でも解説しております。
ソックスの役割は極めて重要である
また、トレイルランニングではグローブやソックスも極めて重要な役割を持ちます。
トレイルランニングは極論すれば足のトラブルとの戦い。この戦いに勝つにはソックスを戦略的に選ぶ必要があるのです。
・足をドライに保つ
・クッションの役割
・シューズからの足首回りのガード
以下で解説していきます。
ソックスの役割①足をドライに保つ
まず足をドライに保つ役割があるという事です。
正確に言うと、水浸しになったとでもサラッと感覚があるという事です。
トレイルランニングでは、水たまりや泥たまりに足を取られることはしょっちゅうです。
当然そうなった場合には、シューズの中は水浸しになりますが、そうなった時の快適さが勝負の分かれ目になります。
ポイントとしては、そんな時にも自分にとって快適な肌触りのソックスを選ぶということです。
最近はアウトドアブランド各社が快適なソックスを出しているので、自分に合ったソックスを選んでみましょう。
ソックスの役割②クッションの役割
次にソックスのクッションとしての役割です。
クッションと言えばシューズの役割かと思われがちですが、意外にもソックスとの組み合わせでかなり変わってきます。
例えばレースで「今回はクッションの少ない軽量のシューズで軽快に走りたいが、林道での足へのダメージが心配」という方は多いのではないでしょうか?
そんな時には、靴下を厚手のものを選ぶというのも1つの手段です。
この投稿をInstagramで見る
ソックスの厚さでそんなに変わるの?と思われがちですが、路面やアッパー素材とのクッションとしてソックスが働いてくれるので、ミッドソールのクッション性とはまた違ったクッション感を得ることが出来ます。
問題は厚手のソックスは蒸れるのではないか?ということですが、それを両立しているソックスもあり、私はもうそれしか使っていません。
私が使っているのORENOのランニングソックスです。
奈良県の老舗靴下屋さんが手掛けたソックスで、滋賀県の音羽山のレースで出会って以来このソックスを履いています。
厚手でありながら、夏場でも履きたいくらい快適なソックスです。
ソックスの役割③シューズからの足首回りのガード
ソックスの役割として、シューズから足首をガードしてくれるという事です。
トレイルランニングシューズはアッパー素材がそれなりに頑丈に作られておりますが、その素材が足首に接触して履きづらさに繋がることがあります。
アッパー素材の接触だけ難点で、それ以外はとても走りやすく、レースで使いたいシューズってありますよね?どちらをとるか究極の悩みどころです。
そんな時に必要なのが、くるぶしまであるソックスです。
先に解説したORENOのランニングソックスであれば、くるぶしまであるモデルがありますので、ガードしてくれます。
マラソンでも最近ではヴェイパーフライやメタスピードシリーズには、カカトに突起したクッション材が使われていたり、シュータンが少し硬めだったりするのでこの接触が気になっていました。
しかしこのORENOのランニングソックスであればかなりいい感じですね。
ロードでもトレイルでも手放せないソックスになっております。
レースでのウエアー戦略
次にレースでのウェア戦略です。
私の場合冬のトレイルランニングレースであれば、
・ベースレイヤー
・レースシャツ
・トレイルランニングパンツ
・アームウォーマー
・手袋
以上の内容で走ります。
もちろん、冬場の登山ではこの装備だと寒いのですが、トレイルランニングであれば基本的に動き続けるので、これでもかなりの汗をかきます。
しかしそんな時にも、ベースレイヤーをきちんと着ていれば遊びをすることもないですし、アームウォーマーがあればその上にレインウェアを着ることも天気が良ければ必要ないでしょう。
この投稿をInstagramで見る
レース以外であれば、基本的にベースレイヤーの上にトレイルランニングウェアを着て、その上にレインウエアを着るようにしています。
理由は、トレーニングではレースほどペースが速くないので、体が温まりづらいからです。
そのため天候が良い時であっても、防寒目的でレインウエアを着るようにしています。
トレイルランニングの季節ごとの装備の選び方と考慮すべきポイント
次にトレイルランニングの季節ごとの装備の選び方と考慮すべきポイントについて解説します。
・夏場のトレイルランニング
・冬場のトレイルランニング
に分けて解説します。
ポイント①夏場の装備
夏場の装備については以下の通りです。
・ベースレイヤー
・BUFF
・ヘッドライト
・行動時間分の補給食
・ハイドレーション1リットル
・スマートフォン
里山であれば以上の装備で十分かと思いますが、標高の高い場所であれば冬場と同じ装備が必要ですので、これにレーンウエアにフリースなどが必要になります。
コースを知っているか否かでも行動時間や体力の消耗も変わってくるので、状況に応じて判断する様にしましょう。
トレイルランニングの季節ごとの装備ポイントとしては、夏場であっても汗冷えは防げる方が良いと言うことがポイントです。
また、一度の給水で多くの水を持ち運べるように大型のハイドレーションはあった方が良いかと思います。
ポイント②冬場の装備
私の冬の装備は以下の内容です。
・レインウエア
・薄手のダウンジャケット
・ミドルレイヤー(薄手のフリース)
・ベースレイヤー
・BUFF
・エマージェンシーブランケット
・ヘッドライト
・行動時間分の補給食
・ハイドレーション1リットル
・スマートフォン
レースでは必携品が更に加わりますが、基本トレイルランニングの日帰りトレーニングはこの装備で行きます。
分かり切ったコースであってもそうでなくてもこの装備を基本持っていきますね。
また、冬場は日没が早いので、熟知したコースを走る際にも予定している時間に帰ってこれるかわかりません。
そんな時はヘッドライトが必要になるので、必ず持参する様にしましょう。
山では日没前でも夕方になると真っ暗だとイメージした方がいいです。
特に初めて行く山域であれば、途中でコースを変更をしたりすることもありますので、レインウエア以外に薄手のダウンやミドルレイヤーを持って行った方が安心です。
その後に銭湯に行くという話になっても、湯冷めせずに済みます。
この投稿をInstagramで見る
以上を考えると、ザックは比較的容量のあるものが必要になるかと思いますが、私はウルトラスパイアのザイゴスを使っており、これらの装備を入れています。
もちろんレースでも使用しますが、今のところ最も使えるザックであるという印象があります。
まとめ
長くなりましたが、トレイルランニングをこれから始める方は是非参考にしてみてください。
人里から離れた場所に行くので相応の備えは必要です。
山に行く前によく計画を立てて、その行程で必要な装備をよく考えて出かけてみましょう!
↓いつもありがとうございます!とても更新の励みになりますのでクリックお願いいたします!
にほんブログ村
コメントを残す