トレイルランニングや登山でおすすめの最強ヘッドライト!「PETZL NAO」レビュー

ほぼ毎日のように使用しているPETZL のNAOですが、使用し始めてかれこれ2年が経過しました。

さすがに毎日ナイトランで使用すると色んなことが見えてきますので、レビューしたいと思います。

PETZL NAOの2年使用レビュー

何といっても自動調光機能(リアクティブライティング)がついたヘッドライトとして業界を驚かせたのがこのヘッドライトですが、この後の後継機も出ています。

とはいえ、まだまだ使えますし見た目もカッコいいので買い替えは考えていません。

仕様

まず仕様についてです。

PETZL NAO仕様

●照度:120~575ルーメン

●連続照射時間1.5~12.5時間

●重量185g

●バッテリー:リチウムイオン 2600mAh

●防水:IPX4(雨ならOK程度)

 

操作方法

ヘッドライトの点灯・消灯を調節するスイッチは、激しく動くザックの中でライトを勝手に点灯させない上でかなり重要なポイントです。

なんせ私自身、プッシュ型のヘッドライトでザック内でスイッチが入ってしまったことが多数あるからです笑

点灯

本体のノブがスイッチになっています。

ONにするときは写真のノブを回します。

通常の ヘッドライトはボタンを押して点灯するものが殆どですが、ひねって電源を入れることで、ザックの中でもライトが点つきにくい構造になっています。


ロック(不使用時)

ヘッドライトに置いて、重要なのがロック機能です。

トレイルランのレースやパスタパック分において、

ザックの中でいつの間にかライトがついてしまっている

というのは避けたいです。

特にそれがレース中だと、レース後の装備チェックでライトの点灯がなければ失格になってしまいます。

なかなかライトのロック機能があるものは少ないですが、せっかくこのヘッドライトにはついているので活用しましょう。

PETZL NAOで日々ランニングしての感想

実際に2年使用した感想です。

ほぼ毎日使用していますが、ネットで指摘されているような不具合も一切ありませんでした。

自動調光機能(リアクティブライティング)がすごい!

なんといってもPETZL独自のこの

自動調光機能(リアクティブライティング)

が付いているところでしょう。

まずライト本体に3つの穴がありますが、この穴にはそれぞれ役割があります。

赤外線センサー

この赤外線センサーにより、自動調光が行われてバッテリーの消費を最適化してくれます。

アプリで予めバッテリーの照射時間も設定できるので、その中でベストなパフォーマンスを発揮してくれるという訳です。

スポット光

まさにこれから足をつくというポイントを明るく照らしてくれる光で、急登などをひたすら登るときに点灯します。

この時にワイド光もついてしまうとバッテリーの消耗が激しくなるので、適切なスポット光をヘッドライトが判断してくれるのです。

ワイド光

次にワイド光です。

ここではトレイル全体を広く明るく柔らかく照らす光で、写真でもわかる様にガラスにスリットが入っており、光が分散するようにつくられています。

これから進む道を広く先まで照らすときに起動するワイド光です。

実際に山を走る時は広く照らしてくれると安心感が全く違います。

重さは気になるのか?

見た目が少しイカツイいので、重量が気になる方も多いのではないでしょうか?

しかし重量についても全く気になりません。

私自身このヘッドライトを毎日ジョギングで使っておりますが、肩が凝ったり首が凝ったりすることも全くありません。

回答が少ない街に住んでいるので、どうしてもこのヘッドライトをつけた上でペース走やインターバルも行う必要がありますが、ライトをつけていない時と同じ設定で十分行うことができます。

バッテリーはどのくらいもつのか?

バッテリーについては、専用のソフトで調整することができます。

私の場合常に8時間から9時間持つ設定でライトを使っておりますが、その設定でも明るさは全く問題ありません。

夜間ちゃんと走れるのか?

夜間ちゃんと走れる香料があるのかどうかも、気になるポイントかと思います。

私がいつも設定している8時間から9時間バッテリーが持つ設定で使用しておりますが、

昼間のランニングと同じペースで走ることができる程明るいです。

細いトレイルでもワイド光でコースの全容が分かるので安心!

 

ワイド光は、これから進むトレイル全体を明るく照らしてくれます。

接触不良はあるのか?

接触不良があると聞いたことがありますが、

私が購入してから1度もありません。

アダプターとバッテリーをつなぐ部位もひねってロックする形を採用しており、走ってる最中に外れると言うこともまずありません。

コードも頑丈にできており、過去に木の枝で引っ掛けてしまったことがありますが、この時も全く問題はありませんでした。

防水性は大丈夫?

防水性についても今のところ不具合があった事は1度もありません。

というのも、私自身かなり土砂降りの中ジョギングすることがあり、その時もこのヘッドライトは使用します。

ほとんど水の中につけたような状況の大雨の中でも、不具合起こしたことも全くありません。

ただあまりにも雨が多い場合、ライトの自動調光機能(リアクティブライティング)が雨の反射を認識してしまい少し照度を落としてしまうと言うのが難点です。

汗で臭くならないの?

防臭性についてはどうなのかというデリケートな問題ですが、

臭くなりません!

トレイルランの最中は、大量の汗をかきます。

そんな私も例外ではなく、レースの最中は、もうドロドロでかなり残念な男になります。

レースや練習で激しく汗をかいた後に、そのまま家で吊り下げておくことがあるのですが、匂いが発生したことなど1度もありません。

現在出ている後継機も、バンドの作りなどは基本同じ構造なので特に臭いの問題はないはずですのでそこも安心できるでしょう。

サイズは大丈夫?

サイズについても、アジャスターが付いているので調節することができます。

BUFFの上からヘッドライトをくくりつけることが多いと思いますが、アジャスターで調節すれば締め付けで頭痛が起きるなどの問題も起きません。

バッテリーの充電時間は?

バッテリーの充電時間は充電器の場合結構長く6時間はかかります。

すぐにこのライトが必要な時に、充電してすぐに出かけると言うのはまず無理だと思いますので、しっかり予定を立てて予備バッテリーと合わせて計画的に充電しておきましょう。

予備バッテリーはあった方がいい?

山では予定通り降りて来れないことがあります。

そんな時に予備バッテリーは持っていると安心です。

アプリでバッテリーが何時間もつ設定にするかどうかと言うのもありますが、1つのバッテリーでも長い時間持たせることができます。

しかしまさかの時に備えるのが山でのトレーニングです。

予備バッテリーもそんなに重たいものではないので、ザックに忍ばせておくと良いでしょう。

●重量:95g

●最大充電回数:300回

●充電時間:6時間

種類:リチウムイオン 2600mAh

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バッテリーは専用の充電バッテリーと電池どちらがおすすめ?

やはりオススメなのは充電バッテリーです。

自動調光機能(リアクティブライティング)も充電池でないと使用できませんし、バッテリー残量が一目でわかると言うのはも大きなポイントです。

また、充電機能のあるリチウム電池は、寒い時に強くバッテリーの持ちが全く違うのでスペアもリチウム電池にするのがおススメです!

そんなに重くもないですし。

使用してみて気になる点

次に使用してみて気になる点について挙げていきたいと思います。

ぶっちゃけ、ライトの性能に関してはかなり満足しているので特に文句もないのですが、あえて挙げるとしたらこの辺かなと思います。

電池が切れる直前の警告から完全に切れるまでが早い

これは少し困る機能です、バッテリーが少なくなると点滅して知らせてくれる機能がこのヘッドライトにはあるのですが、その警告から実際に完全にバッテリーが切れるまでの時間が非常に早いです。

せめて20分ぐらい前に転倒してくれれば、何らかのアクションができるのですが、警告点滅してから2~ 3分で完全にライト起きてしまうのでこれには少し困ります。

充電に時間がかかる

充電バッテリーはバッテリーの容量が多いことからも、充電にも時間はかかります。

6時間です。

感覚としてはスマホの急速充電器などが非常に充電に時間がかかる印象がありますが、それと同じ感覚です。

価格が高い

赤外線センサーや、アプリとの連動機能、メモリなどが入っていることから非常に高価なヘッドライトです。

キリが出た時にはREACTIVE LIGHTINGは逆効果

しかし、これだけ明るいPetzlでもキリが出た場合は注意が必要です。

実際何とか高尾山のナイトトレイルに行きましたが、梅雨の時期もあり2回とも雨。

キリも多い日でした。

高尾山ナイトトレイル

高尾山など夜間キリが多い山では、リアクティブシステムを起動させた場合、キリに光が反射してしまい光量が下がってしまいます。

光の反射でライトが「明るいから光を絞ろう」と判断しちゃうのです。

おそらく、リアクティブシステムの弱点はここではないでしょうか?

そんな状態でテクニカルな下りを走るのは危険!そういった場合は光の出力をマックスにした状態で、下りましょう。

しかし、光量をマックスにする場合はバッテリーの消費が激しいので、残りのワークアウト時間を考えて点灯させましょう。

黄色のセロハンシールを貼ると効果的!

裏技として、キリの中でもフィルムを貼ることで解決させる手もあります。

WRCなどで、ラリーカーのフォグライトに黄色が採用されているところを見たことがあるかと思いますが、この原理です。

これは光の透過率の高さを利用したもので、

特に黄色いセロハンをヘッドライトに貼ることがお勧めです。

実際にずっとつけた状態で走ったわけではありませんが、黄色いセロハンをヘッドライトに付けたとき確かにキリがはれた感じがありました。

是非やってみてくださいね!

まとめ

現在はこの後継機も出ているので、自動調光機能(リアクティブライティング)のついたPETZLのヘッドライトは、これからトレイルランを始められる方こそ持っておきたいアイテムです。

なかなかヘッドライトでここまでの価格を出すと言うのは抵抗があると思いますが、山において明るさと言うのは行動ストレスをなくす上で重要なポイントです。

結果的に山をどのぐらいのペースで歩いたり走ったりするのかにも大きく関わってくるので、ここはお金を出してでも購入した方が良いでしょう。

現在は、このNAOから更に進化したスイフトRL(900ルーメン)も出ています。

 

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