これまで使用していたThe North Faceのスリーレイヤーのレインジャケットがいよいよ擦れて穴が開いてきました。
レースのレギュレーションに通るか怪しいくらいになってきたので、神保町の登山用品店にて色々と物色してきました。
トレイルランのレインジャケット「SHAKEDRY」がすごい!
今回私がショップで発見したのが「SHAKEDRY」という2レイヤーのレインジャケットでした。
つまり生地が2層で構成されるレインジャケットです。
現在の3レイヤーをずっと愛用してきてきたので、こんなにも新しいレインジャケットが出ているとは正直びっくりでした。
「GORE-TEX SHAKE DRY」はトレイルランでも大活躍
速乾性で外側の生地が水を含まないという機能性から、非常に多くのトレイルランナーから支持を集めているジャケットです。
目まぐるしく変わる地形やレース展開、天候などにより、トレイルランナーの体温は大きく上下します。
そんな時にレインジャケットに必要なのが透湿性です。
透湿性が高いことにより、熱と湿気がレインジャケット内に籠ることがないので体温の上昇によるパフォーマンスの低下を防ぐことが出来ます。
当然、レインジャケット内がドライであることは逆の低体温症予防にも効果があるというわけです。
そんなゴアテックスのラインナップにSHAKEDRYが仲間入りしたわけですが、動画でもわかるように、濡れたウエアーを振っただけで水滴が落ちるくらいの高い撥水性を有しています。
SHAKEDRYが「FLIGHT SERIES」に登場!
The North Faceの「FLIGHT SERIES」は、トレイルランに特化したシリーズで、
語源は「FAST&LIGHT」
身体を科学して、極致に立った人が求める機能を体現した商品がラインナップされています。
私もレインジャケットに限らず色々な商品でこのFLIGHT SERIESを使用していましたが、使っていて非常にかゆいと頃に手が届く商品ばかりでした。
トレイルランのレースって、長時間集中力を必要とするだけでなく、補給などポイント毎にやらなくてはならないことも多いですよね?つまり極限状態が長く続くとそれだけ無駄な動きは避けたいものです。
例えば私の場合でしたら、エネルギージェルが切れた場合は、ザックからエネルギージェルがたくさん入った次の補給食パックを、補給しやすい胸のポケットに移動させます。
そんなこともしながら、1時間に1回補給食をとり、電解質も定期的に摂取したり、高低図を確認したりと、レース中って結構やることがたくさんあります。
当然それは雨の中であってもしなくてはなりませんので、
そんな時にレインジャケットが機能性に優れていると非常に助かります。
そんなアスリートの悩みに全力でThe North Faceが応えたのがこの「Flight Series」です。
このラインナップが好きでわたしはすべてのレースで愛用していますが、このラインナップに「SHAKEDRY」のレインジャケットが仲間入りしました。
動画で鏑木選手が着用しているのが、
ハイパーエアーGTXフーディ
です。
これまでの3レイヤーと「SHAKEDRY」の比較
次にこれまでトレイルランでオーソドックスとされてきた3レイヤーと、2レイヤー(SHAKEDRY)の違いについて見ていきましょう。
これまでの3レイヤー(個人的に好き)
私がこれまで使用していた、ストライクトレイルフーディ(これもフライトシリーズ)と言うレインジャケットも、3レイヤーのものでした。
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3年間使用していますが、非常に軽量で、パッキング時もかなり小さくなるのでトレイルランニングには非常に心強いレインウエアです。
トレイルランだけでなく、ファストパッキングや雨の日のランニングなど実に様々なシーンで使用できましたが、これもFLIGHT SERIESの動きやすさが自然とそうさせたのでしょう。
トレイルラン用に開発されたのレインジャケットなので、薄いナイロンにより外側がコーティングされている程度ですが、枝にちょっと引っかかる位では破れません。(もちろん岩場でダイブしたら破けます)
また、このナイロン層があるからこそザックを背負って走っても擦れて破れたりもしませんし、ちょっとした転倒でも破れたりはしないのです。
欠点としては、外側のナイロンの生地に水が若干染み込んでしまうと言うことです。
私としてはレース中はガチ目なペースでずっと走り続けるのであまり気にはなりませんが。ペースが落ちた時やアクシデントがあった時に低体温症に繋がりそうな冷えは感じます。
それでも下に着るもので調節すれば問題ない程度、もう一度レインウェアを購入する時でも3レイヤーでもいいと思える位です。
2レイヤーの「シェイクドライ」(驚きの撥水性と透湿性)
次に2レイヤーのSHAKEDRYです。
SHAKEDRYは、2層構造でナイロン層がないという非常に男前な構造です。
何といってもこのモデルのいいところは、
撥水性と透湿性でしょう。
雨をはじき、速乾性もこれまでのものより優れているSHAKEDRYですが、欠点としては剛性が低いことです。
現在出ているFLIGHT SERIESのSHAKE DRYのウェアになると、剛性の関係で上から着る事はご法度とされており、ザックの上からレインジャケットを着ることが前提とされています。
レース中の作業の為に前方にハイドレーションのファスナーが付いていますが、これは
後ろにものを良く入れるトレイルランナーにとては大事件です。
この使い勝手に違和感を感じない人はこの問題ないと思いますが、これまでのトレイルランのようにザックを外側に背負って走りたい選手にとっては少し考えるポイントかもしれません。
それでも3レイヤーよりも軽量で、撥水性がありながら高い透湿性も誇るこのレインジャケットはむちゃくちゃ使い勝手がいいです。
最近はこれまでのレインジャケットと同じオーソドックスなタイプのモデルも出ています↓
最近は剛性の高い「SHAKEDRY」も出てきた
GORE-TEXのSHAKEDRYは、メンブレンが外にむき出しになっていることで、剛性が低いというのが問題点でした。
特に激しいアクティビティに身をさらすトレイルランではこの剛性は非常に重要な要素になります。
剛性が低ければ、ザックを外側から背負うこともできませんし、木の枝が多いコースではすぐに破れてしまうからです。
しかし最近では軽量ザックに限定してではあるものの、外側からザックを背負えるモデルも出てきています。
内側が起毛していて、トレイルランレインジャケットよりも強度が強いものも発売されています。
このあたりの剛性のモデルであれば、ザックもレインジャケットの上からでも背負えますし、ファストパッキングでも使えそうですね。
動画はHaglofsの「L.I.M Series Shekedry Hood」です。
同じくGORE-TEXの「SHAKEDRY」の生地を使っているものです。
進化するGORE-TEX
GORE-TEX自体が、製品の品質に非常にこだわっており、厳しいテストに合格しない限りGORE-TEXのラベルを貼らないというのは有名な話です。
最近ではアウトドアブランドがGORE-TEXに代わる独自素材を出してきていますが、これからもそれぞれのスポーツで最適なアイテムを提供し続けてくれることを期待したいですね!
それにしてもここまで長く愛される素材を作れるってのはすごいことですよね。
トレイルラン初心者の方はこちらも参考になるかと思います↓↓
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