トレイルラン・ファストパッキングにおける「レイヤリング」について解説!

登山よりも薄着で山に入るトレイルランやファストパッキングは、専用のギアを準備する必要があります。

トレイルランニングを始めたばかりの頃、良く分からず登山用のギアを準備してレースに参加して余計な苦労をした記憶があります。笑

軽量化の為だけでなく、低体温症対策にも有効です。

特に陸上競技からトレイルランニングを始められた方はトレイルランを始める前にこのレイヤリングは抑えておきましょう。

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トレイルラン・ファストパッキングにおけるレイヤリングについて解説!

トレイルランやファストパッキングで快適に山を移動したい!

レースで速く走りたい!

そんな場合には、動きやすくある必要がありますし、かといって動きやすさだけ満たせばよい言うものでもありません。

ギアにも満たさなくてはいけない要素がいくつかあるんです。

具体的に登山のギアと異なるのは、

ギア選択のポイント

●通常のレインウエアの機能(登山と同じ)

●通気性

●軽さ

●どれだけザックに小さく収まるか

この辺りに留意してギアを選択する必要があります。

そこで本記事ではトレイルランニングとファストパッキングをについて解説します。

また私自身がレース時にどのような体温の変化を経験したのかも合わせて記事にしたいと思います。

レイヤリングもこう考えるとけっこう奥が深いものです。

練習の為にまずはすぐにエスケープできる近くの里山で試してみるのもおすすめです。

通常の登山におけるレイヤリングの考え方

今回はトレイルラン・ファストパッキングに特化した解説にしましたので、

登山のレイヤリングについては、下記記事で解説します。

知っておきたい山のレイヤリングの基本





トレイルランのレイヤリングは具体的に何が違う??

登山の3層レイヤリングと基本の考えは同じですが、

トレイルランのレイヤリングのポイント

●肌着は登山と同じだが、袖は必要ない。

●ベースレイヤーが薄くて軽く、速乾性に特化している(保温性は低い)。

●アウトレイヤーは軽く、透湿性が非常に高い。

トレイルラン・ファストパッキング中の発汗・体温変化

通常の登山でも汗はかきますが、トレイルランニングやファストパッキングはペースが速くなるために、更に多くの汗をかきます。

よってレース中の着脱機会も登山と比較して非常に多いです!

この時は風が強かったので、この後にまたレインウエアーを着ることになりました。

登山よりも体温が大きく上下する

トレイルランニングやファストパキングでは、ペースだけでなく、補給による血糖値の状態や、気象条件などペース以外にも

体温を上下させる要素は実にたくさんあります。

また、持っている装備も軽さを重視しているためにこまめに着たり脱いだりを繰り返すことがあります。

一度濡れた装備を背中のメッシュポケットで乾燥させるなどの裏技もありますが、何かトラブルがあってペースを落とさざるを得ない時には低体温症などの危険があります。

持っている装備が登山のそれよりも「軽量」に重点を置いているためです。

その為、ファストパッキングでは持っているウエアーの特性を理解した上で、こまめな着脱を行うようにしましょう。

とあるレースでの例

12月のとあるレースに参加した時には、スタート時はまだ夜明け前でおまけに雪が降っていました。

当然スタート時はみなレインウエアを着用していましたが、レース序盤はトレイルのキッツイ登り区間が連続します。

この時の私のレイヤリングは

スタート時

●ドライレイヤー(ファイントラック)

●レースウエア(ノースリーブ)

●アウトレイヤー(レインウエア)

12月のレースの装備、左から「ドライレイヤー」、「レースウエア」、「レインジャケット」

ここで私はレインウエアを脱がずに登り区間を走っていたのですが、どんなに気温が低くても肘から汗がしたたりおちるくらい汗をかいてきます。

暫くして夜が明けて、風も強くなかったことからレインウエアを脱いで走ります。

ここでレインウエアを脱いだことで通気性と機動力が上がりますが、ここで気になるのが汗冷えです。

しかし、レースウエアーの下にドライレイヤーなどの肌着を着ていれば汗冷えによる体温低下を招くことはなく、問題なくレースを続けられます。

また風が強くなったり、雨が降ったりしたらレインウエアを着て調節しながらレースを継続すればいいわけです。

ここまで解説するとイメージされる方も多いかと思いますが、レインウエアについてはトレイルランやファストパッキングに特化したものであることが重要です。



レースを辞めた時に役立ったベースレイヤー

アクシデントやヘタレた時などにレースを辞めることはあるかと思いますが、そんな時に役立つのが必携品に記載されている「ベースレイヤー」です。

レースをリタイヤした時は、体温がかなり下がる時です。

それまでの消耗もあり、次のエイドまでなかなかすぐにたどり着くこともできないかと思います。

このような時に次のエイドに移動するまでに

ベースレイヤーが非常に役に立ちます。

この時に重要なのはベースレイヤーが濡れていないことです。

ドライレイヤーとベースレイヤーとアウトレイヤーの組み合わせがあればレースを辞めた後に歩いていても、体温が大幅に低下することはありません。

この時にベースレイヤーを持っていなかった場合、汗をかいた状態で移動することになり、ドライレイヤーがあっても保温が出来ないために体温が下がるリスクが高くなります。

その結果、低体温症に陥ることにも繋がることになる為非常に危険です。

ベースレイヤーもすぐに乾燥する優れものもあるので、使用するベースレイヤーの特性を理解しておくのもポイントです。

保温と速乾性の両立ウエアーもあります。

トレイルラン・ファストパッキングでは選択するギアが変わってくる

トレイルランやファストパッキングは登山と選択するギアが以下の様に異なると解説しました。

ギア選択のポイント

●通常のレインウエアの機能(登山と同じ)

●通気性

●軽さ

●どれだけザックに小さく収まるか

そこで、各ウエアの選択のポイントについて解説します。



ドライレイヤー(肌着)は?

ぶっちゃけ動きやすさ、保温性から考えてノースリーブがお勧めです。

低体温症のリスクを考えると、最も冷やしてはいけなうところは

ノースリーブで隠れるところ

です。

ノースリーブであれば体の中心部が保温されるので、下は真冬で短パンでも問題ないのです。

しかしここで注意が必要なのは、行動時間です。

レースや自分の力量よりもレベルの高い練習会では動きやすさを確保するためにも短パンが正しい選択かと思いますが、ファストパッキングなどの様に、一時的にどこかで止まって方角を確認するような作業が発生する場合には下半身も少し保温した方が良いかと思います。

レースにおいては間違いなくノースリーブのドライレイヤーがおススメです。

このドライレイヤーも5年ぶりのリニューアル!

開発の中で加工剤の配合を変えることで製品の平均寿命が伸びたようです。

ラインナップも以前はドライレイヤーのみでしたが、ドライレイヤーから涼感を加味した「ドライレイヤークール」も発売されています。

 

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ベースレイヤーは?

次にベースレイヤーについてです。

これはレース中に着るのではなく、

まさかの時用に持つイメージです。

大体必携品にも指定されているもので、レースを辞めた際や、フィニッシュ後に役に立ちます。

よってバックに入れてもかさばらない物そのものや、軽いものが選択肢として挙げられます。

ベースレイヤーもすぐに乾燥する優れものもあるので、使用するベースレイヤーの特性を理解しておくのもポイントです。

保温と速乾性の両立ウエアーもあります。

アウトレイヤー(レインウエアー)は?

アウトレイヤー(レインウエアー)については、通常要求されるレインウエアの機能に加えて、

大きな動きや体温の大きな変化に対応できるものでなくてはなりません。

なので、通常登山で用いられるような厚いシェルで覆われたレインウエアーでは、動きづらい上に透湿性がトレイルランなどの大汗ワークアウト用に設計されていないのでオススメできません。

トレイルランで必要になるのは、動きやすく、軽く、ある程度通気性のある必要になります。

以下は私がレースや練習で愛用しているTHE NORTH FACEの「FLIGHT SERIES」というラインナップです。

トレイルランナーの鏑木毅選手が開発に加わったもので、レインジャケットでありながら軽さと速さにこだわった商品です。

傾斜を登る時の前傾姿勢でも違和感のないように設計されているだけでなく、ザックを背負った上から羽織っても違和感のない設計になっています。

高い透湿性と撥水性が継続するというスグレモノです。

かれこれ1年以上愛用していますが、レースの時はかなり重宝します。

レースの時はノースリーブのドライレイヤーの上に着るものも大体ノースリーブか半そでのシャツです。

理由はレースで長袖を着た場合には調節が不可能になるからです。

そんな時に直接上に着るのがこのレインジャケットになりますので、肌直接触れ合う機会は他の種類のレインウエアーよりも多いわけで、それ専用に設計されています。

実際に使た時にも大汗をかきましたが、べたっと生地が肌に張り付く感じもなく非常にストレスが少ないです。

また、レース中には暑くなって脱いだ後に再度着る機会もありますが、速乾性もある為に非常に快適です。

非常に薄いので岩場でコケると破れたりしますが、そこを気を付ければ全く問題ナシです。

アームウォーマーも意外とオススメ!

意外とオススメなのがアームウォーマーです。

レインジャケット脱ぐのは寒いけど、着ると暑いって時に非常に重宝します。

このアームウォーマーも、濡れたら冷える材質のものは避けて、ファイントラックなど汗冷え対策ができる記事のものを使用しましょう。

山でベストのレイヤリングを見極めよう!

私自身多くの失敗を重ねながらレイヤリングについては学びました。

その日の気象条件を記録することで、レース当日の自分に必要な装備を予測することが出来るようになります。

それを積み重ねるうちに、登山やファストパッキングでも余計な荷物を省けるようになり、より登山が楽しくなりますので、まずは近くの里山で野営するなどして自分の限界とウエアーの相性などを確認してみましょう!

以下記事ではファストパッキングの魅力について解説しています。↓↓

山をガッツリ楽しみたい方にオススメな「ファストパッキング」

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