ここ最近、ナイキのトレイルランニングシューズを履いている方は多くなってきました。
私自身気になってはいたのですが、パフォーマンスを大きく左右するシューズを変えることはかなり思い切った決断が要りました。
しかもそのトレランシューズが自分に合っているかどうかなんて、そのシューズを履いて山を長時間走ってみないと分からないですよね?
そんなわけで、本記事では私がナイキのトレランシューズ、ペガサストレイル3を履いた感じをレビューしようと思います。
本記事は以下の方を対象にしています。
・ナイキのトレランシューズってどうなの?
・ペガサストレイル3の履いた感じを知りたい
・ペガサストレイル3のサイズ感について知りたい
・ペガサストレイルは滑りやすいの?
以下で解説していきます。
以下YouTube動画でも解説しているので、移動中などに見てみてください。
ナイキのトレイルランニングシューズにはどんなものがあるのか?
まずナイキのトレランシューズの種類についてです。
他のメーカー程ではありませんが大きく分類して3つのラインナップがあります。
軽量性を追求したテラカイガー、岩場など悪路に特化したワイルドホース、クッション性と快適性を兼ね備えたオールラウンドなペガサストレイルです。
まずテラカイガーについてですが、非常に軽量なモデルです。エリート選手であればこのシューズでロングも走ってしまう選手もいるかと思います。
どちらかというとクッション性でガシガシ行くよりかは、足裏の感覚を大事にするシューズです。
滑りやすいというレビューが多いですが、トレイルで滑らない場所なんてないですからね。あまり気にすることはないように感じます。
何と言ってもナイキのデザイン性も光る一足です。
最軽量
次にワイルドホースです。
その独特な見た目はナイキのトレランシューズの見本と言っても過言ではありません。
アウトソールからも分かる様に、岩場などの悪路で力を発揮するシューズです。
ペガサストレイルとは?
そして今回レビューするペガサストレイルです。
ペガサスと言えばまず思い浮かぶのはロードシューズのペガサスですよね?ペガサストレイル2は、ナイキの39代続く名品ペガサスシリーズのトレイル版です。
1作目まではペガサスの雰囲気が抜けないでいましたが、3作目の今回はペガサスのデザインとはまったく異なり、トレイル専用の外観です。
もうね、見た目からワイルド。
反発弾性素材リアクトが採用されており、クッション性やトレイルでの快適性も非常に高いシューズなのです。
ペガサストレイル3購入のきっかけ
ナイキのトレランシューズの中でもペガサストレイル3を選んだのは、簡単に言うと走りやすくてクッション性も高そうだからです。
購入前に心配だったのはクッションの厚さとシューズの安定性が両立しているか否かでした。
HOKAのトレランシューズをずっと愛用していたのはこのバランスがよく取れていると感じていたからです。
ただ、チャレンジャー6から足幅が広すぎて親指に豆ができるという問題が起きるので、それをカバーするシューズがないものかと思っていたところでした。
そんな時にナイキのトレランシューズが選択肢として上がったのです。
もちろん他にも選択肢はありました。
クッションであればノースなども良さそうですよね。
ただ、ロードシューズで履いたことのあるメーカーにしたいということであれば、ナイキかアシックスかHOKA以外はあまりにも未知過ぎて手が出せなかったということもあります。
ただナイキもこれまでトレランシューズを出してこなかったこともあり、まだメーカーとしてはそこまで。。と思っていましたが、世界のナイキなので新しくとも良いものを出してくるだろうと思ったのです。
ペガサストレイル3の特徴
次にペガサストレイルの特徴です。
・分厚いクッション
・トップ選手にも選ばれてる
・足幅は狭くない
・滑りやすさは他のシューズと同じ
といった特徴があります、以下で解説していきます。
特徴①分厚いクッション
ペガサストレイルの特徴としてまず目を引くこのクッションです。
HOKAとは違ったクッション性が特徴で、モチっとしたクッション感です。
ヒール部分から見てもそのクッション性とカーブはカッコいいです!
特徴②トップ選手にも選ばれている
このペガサストレイル、意外とトップ選手もロングで履いているんですよね。
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トップ選手が履くと言うことは機動力、クッション性ともに優れたシューズだということです。
1秒を削り込む人達ですからね。
特徴③足幅は意外と狭くない
ペガサストレイルの特徴として足幅が意外と狭くないということです。
ナイキといえばロードシューズで足幅狭い問題がよく挙げられます。
トレイルランニングシューズでは、長時間ランニングするので、足幅は広すぎてもダメですし、狭すぎてもダメです。
広い場合はまだシューレースで調節可能ですが、狭いともう調節が効きません。ソールの形なわけですからね。
そうなると足を入れた時の感覚は極めて重要な要素になりますが、その点は非常によかったです。
ちなみに私のロードシューズの感覚は、ターサージャパンはピッタリでHOKAのChallengerATR6は広く感じます。
そしてメタスピードスカイ、メタスピードエッジはつま先が狭く感じ、ヴェイパーフライ は若干狭く感じるがまあ良い。
といった感じです。
特徴④滑りやすさは他のシューズと同じ
ペガサストレイルの特徴として滑りやすさは他のシューズと同じということです。
ナイキのトレイランシューズは滑りやすさについて言及されることがありますよね?私も購入に当たって色々調べていましたが、滑りやすいという記述は多かったです。
ただ雨の日に実際に履いて感じたのは、他のシューズと同じだということです。
濡れた路面ではどのシューズも滑りやすいですし、ナイキだけ異常に滑りやすいということもなかったです。
もし滑りやすさが心配な方も特に気にする必要はないと思います。
ペガサストレイル3のサイズ感
ペガサストレイル3のサイズ感についてですが、27㎝でちょうどいいです。
元々ナイキのロードシューズはこのサイズで履いていますし、他のロードシューズも同じサイズで履いています。
普段履いているランニングシューズのサイズ感でちょうどいいでしょう。
ペガサストレイル3の重量
ペガサストレイル3の重量ですが、27㎝で304gです。
実際にトレイルを走ってみると感じるのですが、かなり快適で重さは感じません。
むしろ軽快に走れる感じです。
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ただ、トレランシューズの場合は軽量性もある程度必要ですが、それ以上に山での走りやすさなのであまり重量については気にしていません。
ペガサストレイル3の履き心地
次に各路面ごとのペガサストレイル3の履き心地です。
・ロード
・林道
・トレイルの登り
・岩場
以上に分けて解説致します。
履き心地①ロード
まずはロードでの履き心地です。
いやーさすがここはナイキ!かなり良いです。HOKAとは違うナイキ独特のクッション感を感じます。
トレランシューズはロードでアウトソールが硬いモデルだと不快感がありますよね?
あのカチカチしている感じです。
もちろんアウトソールが山仕様になっていないと山での機動力は落ちてしまいますが、ロードでも走りやすいシューズは存在します。
HOKAなんて私の中ではかなりロードでもいい感じでしたからね。
ペガサストレイル3も同じく、ロードでもかなり走りやすいです。
クッション性も感じますし、アウトソールの硬さが気になるということもありませんでした。
ロード区間は林道区間と同じく、タイムを稼げるパートですので、ここは頼れるシューズであると言えるでしょう。
履き心地②走れる林道
次に走れる林道です。
トレイルランニングにおいて林道がないレースはあまりありません。
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山や集落をつなぐ道として林道はたくさんあるわけですが、長いものはかなり長いです。
そうなるとタイムを稼ぐにはロードと同じくらい大事なパートとなるので林道での走りやすさは大事。
かなり気になるところでしたが、かなり走りやすかったです。
我々がいつもやられる(笑)大きめの石が落ちている林道も難なく走れるので、グネりにくいと言えます。
これがシューズの幅が狭かったり、クッションがいまひとつだったり、着地時に安定しないシューズだと林道で思い切ってはしれないですよね?
その点ペガサストレイル3は頼れるシューズだと言えるでしょう。
また、林道の恐怖はこれに留まりません。小石による突き上げも大きな問題です。
小石が思い切り足裏を突き上げることにより中趾骨骨頭炎につながる人は何人かいるのではないでしょうか?
これになるとロードでも足裏が痛いので致命的ですが、ペガサストレイルはクッション性もしっかりあるので思い切って走れます。
ただこれはどのシューズにも言えることですが、クッションがヘタってきたらこの効果も当然低くなるわけですから買い替えましょう。
履き心地③トレイルの登り
次にペガサストレイル3の登りの感覚です。
登りはシューズ全体の伸縮性や足の指にどれだけ力をかけられるかで快適さは変わってきます。
例えばアルプスや富士山の8号目以降の岩場は足の裏全体で前に進むというよりは、足の指にグッと力を入れて走りますよね。
履き心地④岩場
岩場もかなり安定して走れます。
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ペガサストレイル3を履いて生田緑地をトレイルラン
新しいシューズを試すうえで最もいいコースは生田緑地だと勝手に感じているので、ここでも履いてみました。
8月の暑い時期でしたが、2日連続2時間近くのワークアウト。
1日目と2日目でそこまで大きく崩れることなく走り切ることが出来ました。
暑い時期になると何かと崩れがちですが、しっかり走ることが出来たと感じています。
実際にナイキのペガサストレイル3のクッション感や足のトラブルや走りながら感じるストレスの少なさからそう感じたのだと思っています。
生田緑地は山というよりかは緑地公園ですが、1周200近い標高もコースによっては取れます。
それだけタフなコースなので、様々な着地や走りの切り替えを要求されますが、難なく走れました。これはロングでもかなり使えそうですね!
また、最近では群馬県境稜線トレイルでもペガサストレイル3で走りました。
走りにくいタフなコースでしたが、シューズのお陰でリズムよく走ることが出来たと感じますね。
以下記事でその時のレビューについて解説しています。
ペガサストレイル3はこんな選手にオススメ
ではペガサストレイル3はどんな選手にオススメなのかと言いますと、ある程度クッション性が欲しいけれども、しっかりスピードも出せる機動性も欲しいという方です。
以前はSALOMONのS-LABSENSEやSENSE PROを履いていましたが、ロードでのクッション性のなさが気になるという方にはかなりオススメできます。
ロードでもトレイルでもクッション性とスピードが欲しいという方にはかなりオススメできますね。
またデザインも非常にカッコいいので、履きつぶした後に普段履きしたい方にもかなりオススメできますね。
NIKEの他にもオススメできるトレイルランニングシューズはたくさんあります。以下記事で詳細に解説しておりますので参考にしてみてください。
まとめ
ペガサストレイル3について解説させて頂きました。
トレイルランニングは長時間にわたる競技です。トラブルなく走るに当たって走りやすいシューズは必須ですよね!
これまでトレラン中に足のトラブルに見舞われていた方にもかなりオススメなシューズですので、是非試してみてください!
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