今回はランニングシューズに関する記事です。
昨今、ランニングシューズは様々なメーカーがいろんなモデルを出しており、機能も多岐に渡るため、選ぶのが困ると言う人が多いのではないでしょうか?
私自身、ランナーとして様々な経験をしており、
コロナ前まではサブ5レベルでしたが、そこから単独練習で現在はサブエガまで達成しています。

そこで本記事では、実際に私が様々なレベルで体感した適切なランニングシューズの選び方と、おすすめについて解説します。
・おすすめのランニングシューズを知りたい
・目的別のランニングシューズの選び方について知りたい
・各走力向けのレースでおすすめなランニングシューズを知りたい
・各走力向けのトレーニングにおすすめのランニングシューズについて知りたい
以下記事で解説していきます。
目次
ランニングシューズの記事を書こうと思った理由
まず、今回のランニングシューズの記事を書こうと思った理由について解説します。
ランニングギアには様々なものがありますが、ランニングシューズはまず初めに購入するものであり、最も重要なランニングキアです。
昔とは違い、最近ではランニングシューズの選択肢はかなり増えました。

また、ランニングシューズはランナーの力量により選び方も違うと言うことです。
私自身、マラソンでサブ5を達成した時期からランニングキャリアをスタートし、現在はサブエガまで達成しております。
ちょうど私がサブ5を達成した時期に、来期のヴェイパーフライ4%が発売され話題となりました。
私もここぞとばかりに購入して試してみましたが、当時の私の力量では履きこなせなかったのです。
つまり、ただ単にすばらしいランニングシューズを購入すれば良いと言うのではなく、ランナーの力量に合ったシューズを選ぶのがオススメと言うことです。
また、ランニングシューズにもトレーニングにおすすめなモデルからレースにおすすめなモデルまで種類は多岐に渡っています。
つまり、自分の中で明確な目標がないとランニングシューズは選びづらいのです。
私自身多くの失敗を重ねながらランニングシューズを選んできました。
買ったはいいものの、お蔵入りしたシューズもたくさんです笑。
そこで本記事では、読者の方がそんなことにならないように様々な視点からランニングシューズの選び方を解説してみようと思ったのです。
ランニングシューズが必要な理由
次にランニングシューズが必要な理由についてです。
ランニングシューズは、スニーカーと異なり様々なサポート機能が付いています。

羽のように軽く、長時間の使用でも壊れない耐久性、鮮やかなカラーリングなどはもちろんのこと、機能も様々です。
着地した後に体重が前に乗るような工夫がされていたり、キックをサポートしてくれるような高反発素材が使われていたりと、機能も多岐にわたります。

また、敢えてサポート機能を少なくすることで脚筋力を効率よく鍛えるランニングシューズも存在します。
そういった役割は、日常やファッションで使用するスニーカーでは代替できないのです。
目的別ランニングシューズの選び方
まず目的別のランニングシューズの選び方について解説します。
ランナー毎にランニングシューズに求めるものは様々かと思います。
今回はそんな中でも
・値段で選ぶ
・フィット感で選ぶ
・使用シーンで選ぶ
・機能で選ぶ
・メーカーで選ぶ
・見た目やデザインで選ぶ
・クッション性で選ぶ
以上の点から解説致します。
ランニングシューズの選び方①値段で選ぶ
ランニングシューズの選び方として、値段での選び方です。
最近は安いランニングシューズでも機能の高いランニングシューズが多く出るようになってきました。

これは技術の進歩で素晴らしいことで、以前であれば同じ価格を出しても同じ内容のランニングシューズを購入することは出来なかったでしょう。
ただそれでも安いシューズと高いシューズにはそれなりの理由があります。
やはり高いモデルの方が、高反発素材を使っていたり、ギリギリまで軽量化が施されたりと、高額であるなりの理由があります。
もし、マラソンなどでタイムを向上させたいと言う場合は、自分に合ったシューズで上位モデルを選ぶようにしましょう。
多少値段が高くても、日々のトレーニングをより良いものにするためにはシューズに投資する必要はあると思います。
ランニングシューズの選び方②フィット感で選ぶ
ランニングシューズの選び方として、フィット感で選ぶことが挙げられます。
様々なメーカーがランニングシューズを出していますが、足形は各社様々。
私自身学生の頃はアシックスやミズノなどの足形がとても合っていましたが、それは日本のメーカーであるため日本人らしい足型に合わせた構造である為です。
一方、海外メーカーのシューズは足幅が狭く、つま先までの距離が長い印象があります。

最近は日本人向けのモデルも多く出されており、どのシューズもフィット感は素晴らしいものに仕上がっています。
ランニングシューズを選ぶ際に必要なのが、フィット感を重視することですが、最も重要なのはつま先までの距離が1㎝弱空いていることです。
シューズの幅については用途によって幅が広いものや幅が狭いものを調整する事はあるかと思いますが、シューズを買う上で重要なのはここです。
仮につま先までのスペースが全くない状態のシューズを履いてしまえば、爪が黒くなってしまったりそもそも走りのバランスが悪くなってしまったりします。
そうならないためにもつま先からシューズの先端までのあたりは注意するようにしてみましょう。
ランニングシューズの選び方③使用シーンで選ぶ
次にランニングシューズを使用シーンで選ぶと言うことです。
ランニングシューズは日頃のジョギングで使用するものから、負荷の高いトレーニングで使用するもの、レースで使用するものに分かれます。
すべての使用シーンにおいて最高峰のシューズを使う必要はありませんが、使い分ける事は効率的に強くなる点においても重要です。
例えば筋持久力をつけたい35㎞走などの長い距離のトレーニングでは、なるべくシューズのミッドソールが薄いものの方がお勧めです。
理由としては身体とシューズの慣れがあります。
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ランナーの力量にもよりますが、すべてのシューズをレースで使用する厚底シューズを使ってしまった場合、それに合った体になってしまうのです。
私の場合初心者の頃や中級者の頃は、これをよくやってしまっていましたが、サブエガを達成した頃からはシューズを戦略的に使い分けるようにしています。
ランニングシューズの選び方④機能で選ぶ
ランニングシューズの目的別選び方として、機能で選ぶと言うことが挙げられます。
例えば、脚筋力をつけるシューズであったり、シューズの転がり具合から走りの感覚を身に付けることができるものもあります。
ランナーの力量によりつけたい力は異なるかと思いますが、ランニングシューズを機能で選ぶのはおすすめです。
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私の場合、脚筋力をつけたい時はナイキフリーなどの足に負担のかかるシューズを敢えて選択する時もあります。
また転がるようなシューズの感覚を身に付けたい時はメタロッカー構造を持つカーボンエックスを使用したりします。
こんな感じで、最近のランニングシューズは機能も多岐に渡っておりますので自分の課題に合わせて選ぶのはかなりお勧めです。
ランニングシューズの選び方⑤メーカーで選ぶ
また、ランニングシューズをメーカーで選ぶという方法もあります。
ランナーによっては、ランニングシューズのメーカーの歴史やデザインに惹かれる方もいますよね?
私もそんな時があり、トレーニングシューズは好きなメーカーの出すデザインで選んでしまうなんてこともあります。
以下記事ではナイキのおすすめランニングシューズに特化して解説しております。
また、以下記事ではアシックスのランニングシューズに特化して解説しております。
理屈抜きでアシックスのランニングシューズが好きだって方は参考にしてみてください。
ランニングシューズの選び方⑥見た目やデザインで選ぶ
ランニングシューズを見た目やデザインで選ぶ方法もあります。
これはトレーニングの種類によって向き不向きはありますが、日頃のジョグに使用するシューズであれば見た目にこだわってシューズを選ぶのはアリだと思いますね。
例えば私の場合、ジョグにはナイキフリーを使用します。
ナイキフリーはサポート機能が付いていないので、ハードなポイント練習には向きませんが、ゆっくりとしたジョギングや日頃の街歩きにはピッタリです。
速いペースのランニングに使用しないのであればデザインや見た目にこだわってシューズを選ぶのはイイでしょう。
最近は普段履きでも使用できるカッコイイランニングシューズはたくさんありますからね。
ランニングシューズの選び方⑦クッション性で選ぶ
ランニングシューズの選び方として、クッション性を重視して選ぶというのもおすすめです。
シューズに求める機能は様々課と思いますが、その中にリカバリーが挙げられます。
そんな時は脚を優しくいたわるクッション性の高いシューズを選ぶ必要があります。
私の場合、レースの翌日などにはクッション性の高いシューズを選んで走るようにしています。その方が回復効率が高いからです。
この場合のクッション性には高い反発性ではなく、着地時に足に負担のかからないシューズを選ぶのがおすすめですね。
ランニングシューズは履き回すとメリットがある
ランニングシューズは履き回すことで実はメリットがあります。
1足のランニングシューズを履いている方は多いかと思いますが、実はそうではないんです。
具体的には、
・シューズの消耗が少ない
・トレーニング目的によりシューズの選択肢を持てる
・気持ちが切り替わる
・怪我の予防に繋がる
といった理由からです。
以下記事で解説していきます。
ランニングシューズを履き回すメリット①シューズの消耗が少ない
ランニングシューズは履き回すメリットとして、シューズの消耗が少ないことが挙げられます。
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ランニングシューズにはミッドソールにクッションが搭載されていますが、これはラン人ングで体重がかかることで、潰れます。
この潰れたクッションはシューズの設計にもよりますが、1日かけて戻る傾向があります。
ところが毎日同じシューズを履いてしまうと、クッションが戻らないうちに次の練習を入れてしまうことになるので、クッションが戻らないうちにまた潰れてしまいます。
これを繰り返すとクッションは戻らなくなり、完全につぶれ切るとアッパー素材に干渉し始め、シューズの破れに繋がることもあるのです。
そこでランニングシューズを履き回すことで、履いたシューズの回復を待つことが出来るのです。
ランニングシューズを履き回すメリット②レーニング目的によりシューズの選択肢を持てる
ランニングシューズを履き回すメリットとして、トレーニングの目的により、シューズの選択肢を持てるということです。
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よって同じシューズを何足も購入するよりも、トレーニング内容に合わせたシューズを多く持っている方がおすすめです。
例えば、集団でのハードなトレーニングであればレースで使用するシューズと同じくサポート機能や高反発素材を使用したシューズを使用する方がオススメです。
逆にリカバリー目的のジョグやLSDであれば、サポート機能や反発素材を使用していないシューズの方が向いていたりもします。
この様にトレーニングの目的に合わせて性格の異なるシューズを履き回すことで日頃のトレーニングをより効率的にこなすことが可能になるわけです。
ランニングシューズを履き回すメリット③気持ちが切り替わる
また、ランニングシューズを履き回すことで気持ちの切り替わりに繋がるというメリットもあります。
私の場合、やりたくないインターバルトレーニング時は必ずメタスピードスカイプラスを履くのですが、やはりこのシューズに足を入れるとやる気が出ます。
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こうした気持ちの切り替えにもシューズの履き回しは効果的だと感じるので、おすすめです。
ランニングシューズを履き回すメリット④怪我の予防に繋がる
またシューズを履き回すことで怪我の予防にも繋がります。
例えばスピードトレーニングを行うのであれば、ある程度それに適したシューズを履く必要があります。
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理由は、体はスピードを出すために様々な筋肉を動員するからです。
スピードトレーニングを全くサポート機能のないシューズで行うと腰痛に繋がったりします。
少ない力で目的とするペースまでスムーズに上げられるようなシューズを履くことで怪我の防止にも繋がるのです。
初心者におすすめのランニングシューズ
次に初心者におすすめのランニングシューズです。
ひと口に初心者と言っても様々あるかと思いますが、ここで言う初心者はマラソンサブ5を達成したあたりの方を指します。
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実際私がサブ5を達成したときは、正直なところ長時間走ることがまだできない状況でした。
フルマラソンを走ってもそもそも走り切る感じではなく、途中で歩いてしまいました。
その状態であればレベルに応じてシューズも変えていく必要があると感じていますので、その点を踏まえて解説していきます。
初心者には、レースではカーボンプレートシューズをお勧めします。
よく初心者なのにカーボンプレートシューズは履いていいの?と言う声を耳にしますが、臆することなくチャレンジすべきだと思います。
ただカーボンプレートシューズにも様々ですので、初心者の方にも使いやすいモデルをチョイスしています。
具体的には、
・マジックスピード2
・S4
・ボンダイ8
以上のモデルがお勧めです
以下記事で解説していきます。
初心者にオススメなランニングシューズ①マジックスピード2(ASICS)
アシックスのマジックスピード2は初心者にオススメのシューズです。
アシックスの高反発素材である「FFブラストプラス」と「フライトフォーム」を組み合わせたランニングシューズです。

形状はメタスピードスカイやメタスピードエッジと似た厚底シューズですが、これらのモデルと比較して安定性が高いというのが特徴です。
かといって軽量性が犠牲になっていると言うわけでもなく、27cmで230gと軽量です。

初心者にもオススメできるシューズです。

この先中級者や上級者に向けてチャレンジしていこうと言う方にとってはお勧めのシューズです。
また、カーボンプレートシューズでありながら価格も安いのが特徴です。
マジックスピード2の詳細については以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。
初心者にオススメなランニングシューズ②S4(ASICS)
初心者にオススメなランニングシューズとして、S4が挙げられます。
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このS4は、アシックスがサブフォー向けに開発したランニングシューズです。
マジックスピードと似た構成で、高反発素材とフライトフォームを組み合わせたものです。
マジックスピードと異なるのが、高反発素材にアシックス最高峰の素材である「FFブラストターボ」が搭載されていると言うことです。
反発性と安定性が両立したモデルで、初心者にもオススメできるモデルです。
S4については以下記事でも解説しておりますので、参考にしてみてください。
初心者におすすめなランニングシューズ③ボンダイ8(HOKA ONE ONE)
初心者におすすめなランニングシューズにはボンダイ8が挙げられます。

これはレースというよりも日頃のジョギングにおいておすすめなシューズです。
ミッドソールをみて分かる通り、この分厚いクッション性が特徴で、走っていてマシュマロ感がすごいです。
厚底シューズの様な見た目ですが、高反発素材などは使用されていないですので、速く走るためのモデルではないです。
ボンダイ8については以下記事でレビューしておりますので参考にしてみてください。
初心者にはカーボンプレートシューズはオススメ??
これまで初心者にカーボンプレートシューズをお勧めしてきましたが、いきなりカーボンプレートシューズを選ぶことに不安を感じる方もいるのではないでしょうか?
しかし心配することはありません。
ポイントとしては安定性のあるモデルを選べばいいのです。
私自身サブ5の頃にカーボンプレートシューズの上位モデルを履いたことがあるのですが、これが全く実力に見合っておりませんでした。
当時履いていたのはヴェイパーフライ4%でしたが、完全に無駄な部分がそぎ落とされており、
「走り込んだ完成した足」を前提とするシューズだったのです。

履いてすぐは、その羽のような感覚にテンションが上がりましたが、走り始めてすぐに自分の脚には合わないシューズだとわかりました。
高反発のシューズが悪いと言っているわけではなく、安定性がないと正直体がもたないといった感じでしたね。
そういった意味でもカーボンプレートシューズに初心者は安定を求めるべきなのです。
ただ、記録の向上にはこのカーボンプレートシューズは必要不可欠だと感じますので、億せずチャレンジしていきましょう。
どうせ自分は初心者だからと言う理由で、カーボンプレートシューズを避ける必要はありません。
中級者におすすめのランニングシューズ
次に中級者におすすめのランニングシューズです。
ここで解説する中級者とは、マラソンサブ4を達成したあたりのランナーを指します。
ランニングの習慣が出来ており、自分の限界を超えるにはどうすればいいか本気で考え始める時期です。
マラソン人口の中で、このサブ4レベルの方が最も多いと言われています。
私自身の経験上、マラソン中級者には以下の特徴があります。
・走る習慣がある
・走るための筋力がある
・マラソンを走り切る筋持久力がある
・マラソン後半で失速してしまうとそのまま大きくタイムを落とす
以上の点が挙げられます。
中級者であれば、1週間1ヵ月1年を通じてランニングの習慣がついてきます。
私自身、サブ4レベルの時は毎日のように走る習慣がついていました。
ただ、この時は強弱をつけたトレーニングが効果的だとまだわかっていなかったので、ひとまず頻繁にジョギングをしていたと言う程度です。
また、走るための筋力がついてくるのもその時期です。
マラソンを走る筋持久力はまだ十分ではありませんが、ランニングに必要な脚筋力や上半身の筋肉はついてきます。
マラソンに必要な筋持久力はまだ十分に備わっていないので、30キロ以降の落ち込みがかなり激しいのがこの頃の特徴でした。
以上の点を踏まえてお勧めのシューズを紹介します。
中級者にオススメなランニングシューズ①S4(ASICS)
マラソン中級者のレースにオススメなシューズとして、S4が挙げられます。
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先に初心者におすすめと紹介したシューズです。
中級者であれば十分に履きこなせますし、フライトフォームが内蔵されているので、着地時の安定感も十分に感じることが出来るでしょう。
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中級者の脚筋力であれば、かなり快適に走ることが出来るシューズかと思います。
中級者にオススメなランニングシューズ②メタスピードエッジ(ASICS)
中級者にレースでオススメなシューズとして、メタスピードエッジが挙げられます。

メタスピードスカイと同じく、アシックスの最高峰反発材であるFFブラストターボを搭載しており、高反発素材によりランニング中の負荷を軽減することができます。
ポイントとしては、中級者でも扱いやすいカーボンプレートシューズであると言うことです。
ヴェイパーフライネクストやメタスピードスカイは、ある程度最後まで足の指に力が残っていることが前提に設計されたシューズです。
そのため後半に足の力がなくなってきたときに、その恩恵を入れなくなってしまうのですが、メタスピードエッジであれば、後半足に力が入らなくなってきても、しっかり足を前に運んでくれる構造になっています。
カーボンプレートシューズに必要なのが、高反発素材を最後までしっかり踏み潰してその反動を得られるかどうかです。
その1連の流れがこのシューズはとてもしやすいと言うのがポイントです。

S4のように、シューズを安定させる素材を使っておらず、後半発のFFブラスターボのみの構成ですが、中級者以上の方であれば問題なく履くことができるでしょう。
メタスピードエッジの詳細になり日については、以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。
中級者にオススメなランニングシューズ③カーボンエックス(HOKA ONE ONE)
中級者にオススメなランニングシューズにHOKAのカーボンエックスが挙げられます。

これはレース用ではなくトレーニング用におすすめと言えますね。
理由は転がるような走りを実現するHOKA独自のメタロッカー構造によるものです。
カーボンエックスにはカーボンプレートは入っているものの、高反発素材は使用されていないのでトレーニング用としてはかなりおすすめできるのです。
私自身メタロッカー構造により、蹴り出しの位置を意識して走るフォームが身に付いたので、トレーニング用として活用して良かったと感じています。
カーボンエックスについては以下記事で解説しています。
最近新しく出たカーボンエックスは反発素材が入っている様なので、以前のカーボンエックスとは用途が変わっているかもしれません。
中級者にオススメなランニングシューズ④ナイキペガサス(NIKE)
中級者におすすめなランニングシューズに、ナイキペガサスが挙げられます。
これもレース用というよりかはトレーニング用としておすすめできるモデルです。

私の使い方としてはターサーRP3と同じシーンで使用しますが、ターサーシリーズと比較して重さを感じます。
ただ、シューズの堅牢性がかなりあるので、ショートインターバルやロングランなどシューズへの負担が大きいトレーニング用としてはかなりオススメできますね。
私の場合、シューズの消耗が激しいトレーニングで、ガシガシ履いています。
日頃のジョグで足づくりに自身のない方にはかなり良いかと思います。
以下記事でも詳細に解説しておりますので、参考にしてみてください。
中級者からはカーボンプレートシューズを履くべき理由
中級者からはマラソンの完走は既に達成しており、本格的に記録を追い始める時期なのではないでしょうか?
そこで選択肢に上がってくるのがカーボンプレートシューズかと思いますが、中級者以上がカーボンプレートシューズを履くべき理由について解説します。
具体的には
・サブ3.5以上が見えてくる時期である
・反発の恩恵を感じる走力である
といったところです。
以下で解説していきます。
理由①サブ3.5以上が見えてくる時期である
中級者からカーボンプレートシューズを履くべき理由として、サブ3.5以上が見えてくる力量が備わりつつあるからです。
このレベルになると、防府読売マラソンや別府大分毎日マラソンなどに出場できる資格があります。

そうなると記録への期待も高まることで、そこで武器となるのがカーボンプレートシューズなのです。
適切な走り方を身に付ければ一気にタイムを伸ばすことが出来るので、カーボンプレートシューズの走り方を身に付けることは大きなメリットかと思います。
また、走りの切替などもできる器用さが出てくるのもこの時期です。
中級者ともなるとランニングという運動の習慣が出来ているので、応用がききはじめるというわけです。
全く日頃運動していない人が走りのアドバイスを受けても、どういうことなのか理解できない場合は多いかと思います。
しかしランニングという運動に慣れている方であればアドバイスを受けても腑に落ちるということです。
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そういった器用さが身に付く時期ですので中級者からはカーボンプレートシューズを自分のものにする時期なのです。
理由②反発の恩恵を感じる走力である
中級者からはカーボンプレートシューズを履くべき理由として、反発の恩恵を感じる走力であることが挙げられます。

初心者の頃は、正直私もレースに参加してもジョギング程度のペースでしか走れませんでした。
しかし中級者であれば、ある程度ロングランも流れるようなペースで走れるようになりますし、そうなるとシューズの反発を得ることができるようになってきます。
初心者の頃は反発が真上に行ってしまい、前の反発ができなかったのですが、受給者であればそれに筋力もあるので前に反発を得られるのです。
そのレベルになるとカーボンプレートシューズはかなりオススメできます。

初心者の頃は地面からの力を利用するという概念や、シューズの反発を推進力に変えるために体幹が必要だと言われても、私自身全く理解できませんでしたが、中級者からはその感覚がつかめてきたように感じます。
上級者におすすめのランニングシューズ
次に上級者におすすめのランニングシューズです。
ここで解説する上級者とは、マラソンサブ3.5以上のレベルを指します。
具体的には
・メタスピードスカイ
・メタスピードエッジ
・ヴェイパーフライネクストシリーズ
・ターサーRP3
・ナイキフリー
・カーボンエックス
・ナイキペガサス
・ターサージャパン
あたりが挙げられます。
以下記事で解説していきます。
上級者向けおすすめランニングシューズ①メタスピードスカイシリーズ(ASICS)
上級者向けのおすすめランニングシューズにメタスピードスカイシリーズが挙げられます。

このシューズの特徴は、アシックスの最高峰素材であるFFブラストターボをふんだんに使用している点でしょう。
ヴェイパーフライネクストシリーズと比較すると、高反発材が前足部に使用されており、脚の前側で反発を感じるモデルです。

踵から着地することで反発を感じるヴェイパーフライネクストシリーズとはまた違った良さがあります。
アシックスらしい足型は健在で、メタスピードスカイシリーズには、通常のメタスピードスカイとFFブラストターボを増量したメタスピードスカイプラスがラインナップされています。
最初にヴェイパーフライネクストシリーズから入った私としては違和感を感じましたが、最近はこちらの方が良いのではないか?と感じるほど素晴らしいシューズです。
メタスピードスカイについては、以下記事で解説しております。
メタスピードスカイプラスについては以下記事で解説しております。
上級者向けおすすめランニングシューズ②メタスピードエッジ(ASICS)
上級者向けのおすすめランニングシューズにメタスピードエッジが挙げられます。
メタスピードスカイと異なり、少ない力で反発を貰うことが出来る構造なので、後半に足の指の力が少なくなって、クッション材を押し込めなくなってきた時にも使いやすいシューズと言えます。

カーボンプレートとクッション材の位置がそれを実現しており、中級者から上級者まで幅広く使用できます。
反発の高さはメタスピードスカイシリーズに分がありますが、安定性はメタスピードスカイシリーズよりもありますね。
上級者向けおすすめランニングシューズ③ヴェイパーフライネクストシリーズ(NIKE)
上級者におすすめのシューズとして、ヴェイパーフライネクストシリーズが挙げられます。
何といっても沈み込むようなクッション感がポイントです。

フォアフット向けのシューズと思われがちですが、踵からの着地によりより高い反発を感じるシューズです。

メタスピードスカイシリーズと同じ立ち位置のシューズですが、クッション感はメタスピードスカイシリーズよりも柔らかめだと思ってください。
私自身、サブスリーとサブエガはヴェイパーフライネクストシリーズで達成しました。

ヴェイパーフライネクスト%2については以下記事で解説しております。
ヴェイパーフライネクスト%3については以下記事で解説しております。
上級者向けおすすめランニングシューズ④ターサーRP3(ASICS)
マラソン上級者向けにオススメのトレーニングシューズとして、ターサーRP3が挙げられます。

ミッドソールにFFブラストターボなどの高反発素材を使っていないシューズで、ミッドソールの厚さもそこまでないのが特徴です。
軽量ですし足作りにはかなり最適なシューズではないでしょうか?
私の場合ロングランや、ショートインターバルなどでは必ずと言っていいほどこのシューズを履きます。

筋持久力の養成を行うには高反発シューズを使っうよりも、こうした薄いシューズであえてトレーニング方が効果的ですのでそうしております。
ターサーRP3の詳細なレビューについては、以下記事でも解説しておりますので参考にしてみてください。
上級者向けおすすめランニングシューズ⑤ナイキフリー(NIKE)
上級者にオススメのトレーニングシューズとして、ナイキフリーが挙げられます。

スタンフォード大学の選手に怪我が少ないと言う事実から研究が進められ開発されたシューズです。
ミッドソールがグニャグニャと曲がる特殊な構造で、裸足に近い感覚で走ることができるシューズです。
クッション性も低いので、足作りにはまさにうってつけのシューズと言えるでしょう。
私自身このシューズで35キロ走などをやったことがありますが、上半身・背中・腰・お尻と全ての筋肉を使わされるような感覚になります。

慣れないうちは、上級者であっても履くのがかなり難しいシューズだと思います。
まずは日ごろの普段履きで試すといいかもしれません。
ナイキフリーの詳細なレビュー記事については以下で解説しておりますので参考にしてみてください。
上級者向けおすすめランニングシューズ⑥カーボンエックス(HOKA ONE ONE)
マラソン上級者にオススメのトレーニングシューズとして、カーボンエックスが挙げられます。
ポイントとしてはカーボンエックス自体が高反発素材を使っておらず、かつメタロッカー構造という特殊な構造を持つということです。
つまり反発がない状態でも、足の運びをしっかりさせるガイド機能が付いているので、美しいランニングフォームが身に付くと言うものです。
上級者向けおすすめランニングシューズ⑦ナイキペガサス(NIKE)
マラソン上級者にオススメのシューズとして、ナイキペガサスシリーズがあります。
ポイントとしてはシューズの堅牢性と適度な硬さがあるということです。

思っていた以上に重量があったのでちょっと驚きましたが、用途としては広く使えるシューズかと思います。
とにかく頑丈な作りですので、シューズの傷みやすいロングランやインターバル、ファルトレクなどにはかなり使えるモデルだと言えますね。
上級者向けおすすめランニングシューズ⑧ターサージャパン(ASICS)
マラソン上級者におすすめのシューズとして、ターサージャパンが挙げられます。
言わずと知れたアシックスの名作です。

カーボンプレートシューズの台頭により影を薄めてしまいましたが、日頃のジョグからロングラン、インターバルまで幅広く使えるモデルです。
高反発素材もカーボンプレートも使用していませんが、アシックスらしい適度な硬さのクッション感が特徴です。
足幅の広い人にも使いやすいシューズですので、履く人を選ばないシューズかと思います。
ターサージャパンについては以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。
上級者はトレーニングシューズも厳選すべき理由
次に上級者はトレーニングシューズも厳選すべき理由について解説します。
上級者ともなると、レースでカーボンプレートシューズを履く事は当たり前ですが、その恩恵をより大きく受けるためにはトレーニング時のシューズについて深く考える必要があります。

つまり、レースでは最高峰のシューズを履き、トレーニングでは鍛えたい機能を鍛えられるシューズを履くと言うことです。
先にターサーRP3やナイキフリー等の活用例を紹介しましたが、実際これらのサポートの少ないシューズを履くことでベースとなる走力を向上させるというわけです。
私自身35㎞走は脚筋力を向上させたいので、ターサーRP3を活用しますし、日頃のジョグでは必ずと言っていいほどナイキフリーを活用します。

特にナイキフリーはミッドソールが指で曲げられるくらい柔らかいので非常に進みにくいですが、全身の筋肉を使った走りが身に付くので重宝しています。
レースで使用するカーボンプレートシューズを履くのは、15㎞のビルドアップ走や集団での練習会など、体にかなりの負荷がかかるトレーニングで、かつ本番用のシューズの感覚をトレーニングで試したい時だけです。
ランニングシューズと併せて走る上で重視したいこと
今回はランニングシューズについて走力別のおすすめを紹介してきましたが、それ以上に重要なのがマラソンを走り切るための準備です。
トレーニング内容というのももちろん重要なのですが、それ以上に当日の補給戦略や日頃のトレーニング負荷の調節からリカバリー、体重管理など、マラソンの記録向上に重要な要素は実にたくさんあります。
私のYouTube動画では、私がコロナ前にサブ5レベルだった段階から2023年にサブエガを達成するにあたり重要だと感じたことについて発信しています。

田舎に住んでいるので集団練習などはなく、全て単独練習でサブエガまで達成しました。
これからマラソンにチャレンジしようとする方には必ず役立つ知識だと思いますので、良かったらチャンネル登録して頂けたらと思います。
マウンテンランニング研究所YouTubeチャンネル↓
https://www.youtube.com/channel/UCWq9F2smS4x0unl0jeHz7vw
まとめ
今回はおすすめのランニングシューズについて走力別に解説しました。
各走力のレースでおすすめのシューズからトレーニングで必要なシューズまで様々解説してきましたが、目的や使い方について参考になれば幸いです。
また、先にサブ5のランナーにおすすめのシューズを解説しましたが、以下記事ではサブ5に特化しておすすめのランニングシューズを解説しております。
過去の自分のサブ5時代にフォーカスして解説しておりますので、迷われいている方は参考にしてみてください。
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