今回はナイキのランニングシューズNIK EFREE RUN(ナイキフリーラン)(以下略ナイキフリー)について紹介します。
・ナイキフリーについて知りたい
・ナイキフリーの数字の意味は?
・ナイキフリーはどんなトレーニングにオススメ?
・ナイキフリーはレースでは使えるの?
・ナイキフリーはどんな人にオススメ?
以下記事で解説していきます。
ナイキフリー誕生の経緯
まずナイキフリー誕生の経緯についてです。
アメリカのトップアスリート輩出大学で有名なスタンフォード大学のトレーニング方法に遡ります。
同大学の陸上選手に怪我が少ない原因を研究したところ、トレーニング後に芝の上を裸足で走っていることがその要因だと判明し、ナイキフリーの開発に繋がりました。
裸足で走ることで、使用する筋肉に隔たりがなくなるだけでなく、全身を使って走る必要があるので身体の柔軟性も向上するというわけです。
私が最初にナイキフリーと出会ったのは2006年、ナイキフリー5.0が発売さえた時でした。
当時大学駅伝部だった私は、周囲の選手がこぞってこのシューズをジョグ用に購入していたので試してみたところ、非常に「自分の力を使わされる」感覚を感じました。
ナイキフリーを履いている時は決して快適ではないのですが、ポイント練習時にスピードの乗るシューズに履き替えた際にシューズ自体の力を強く感じました。
ナイキフリーの数字の意味は?
次にナイキフリーの数字の意味です。
5.0や3.0など数字が記載されていますよね?この意味はミッドソールの薄さです。
ペガサスシリーズの10.0を基準にされており、5.0であればその半分、3.0であれば3割であるという事です。
当然ながら3.0はもうほぼ裸足に近い感覚です。
ナイキフリーにはミッドソールにフリー素材が使われており、これにはクッション性が殆どありません。
ヴェイパーフライネクストシリーズの様な上位モデルには高い反発性とクッション性が兼ね備えられているZOOMが搭載されていますが、フリー素材にはそれがありません。
逆にこのクッション性のなさが足の強化に繋がるというわけですね。
ナイキフリーの特徴
次にナイキフリーの特徴についてです。
・アッパー素材が柔らかい
・足の動きに合わせてソールが動く
・軽量である
・普段履きでもオシャレに履けるデザイン
以下で解説していきます。
特長①アッパー素材が柔らかい
ナイキフリーの特徴として、アッパー素材がやわらかいという事です。
シューズのアッパー素材なのに靴下の様です。
こうして大きく足を屈曲させる動きをすると、ソールもグッと曲がりますがそれにあわせてアッパーも柔らかく曲がります。
エンジニアードメッシュなどのようにある程度の硬さがあればそれがシューズの高いレスポンスに繋がるのですが、逆にこうしてやわらかいことで自分の足の筋肉を動員することになるのです。
特長②足の動きに合わせてソールが動く
ナイキフリーの特徴として、足の動きに合わせてソールが動くということです。
通常の速く走るためのランニングシューズであれば、ソールは硬くあるべきで、それが地面からの着地を推進力に変えてくれます。
しかしナイキフリーの場合、そのソールがグニャッと曲がるので、これまた自分の足の筋肉で推進力を得る必要があるのです。
実際にこれで3時間ジョグなどすると足がかなりパンパンになります。
特長③軽量である
ナイキフリーの特徴として、軽量であるという事です。
これはランナーにとっては嬉しい要素です。
確かに足を鍛える機能があるシューズではありますが、重たかったら日頃のランニングではちょっと使う気に慣れませんが、こうして軽量であることでより裸足感覚を得ることが出来ます。
特長④普段履きでもオシャレに使えるデザイン
ナイキフリーの特徴として、普段履きでも使えるデザインだという事です。
このナイキフリー、なんせオシャレです。
私服ではジョーダン1やエアフォース1を履くことが多い私ですが、ナイキフリーであれば普段履きでもかなりカッコよく使うことが出来ます。
しかもアッパーがやわらかいのでスニーカーと比較して履きやすいんですよね。
是非私服とも合わせてみてくださいね!
ナイキフリーのメリット
次にナイキフリーのメリットについてです。
具体的には
・足の筋肉を強化できる
・怪我の防止に繋がる
・上半身の筋肉も強化できる
・姿勢がよくなる
といったところでしょう。
以下記事で解説していきます。
メリット①足の筋肉を強化できる
ナイキフリーのメリットとして、足の筋肉を強化できるということです。
先にも記事で解説しましたが、ナイキフリーの特徴はとにかく裸足で走る感覚による足の筋肉の強化ができるということです。
自分の力を使って前に進ませるシューズと言えます。
通常のランニングシューズは様々なサポート機能があってより効率的に身体を前に進ませるものです。
伸縮性のあるアッパー素材や、高い反発性やクッション性のあるミッドソール。
地面からの力を推進力に変えてくれる素材など実に様々です。
しかし逆に言うと、こういったシューズばかり履いていると、シューズのサポート機能に頼り切った脚しかできなくなってしまうんのです。
一方、ナイキフリーであれば足全体の筋肉を使うので、走りながら足の筋トレをすることができるというわけです。
メリット②怪我の防止に繋がる
ナイキフリーのメリットとして、怪我の防止に繋がるという事です。
先にスタンフォード大学の事例でも紹介しましたが、隔たりなく足の筋肉を使うことで怪我に繋がりにくいということです。
偏った筋肉を使うと怪我にも繋がりやすくなってしまいますが、それがないので非常に優秀なシューズと言えるでしょう。
メリット③上半身の筋肉も強化できる
ナイキフリーのメリットとして、上半身の筋肉も強化できるということです。
また、ナイキフリーは全身を使って走るシューズですので、上半身の筋肉も強化できます。
腕振りもしっかりできないと効率的に前に進みにくいので、しっかり腕を振らされますし、走り終わると上半身を使った感覚がかなりあります。
メリット④姿勢がよくなる
ナイキフリーのメリットとして、姿勢が良くなるということです。
先にナイキフリーを使って走ると上半身を使わされるという話をしましたが、腕振りを始め、上半身の筋肉をランニングの推進力につなげようとするとどうしても姿勢が良いという事が前提になります。
背中が曲がった状態で走ると分かるかと思いますが、快調なペースでのランニングになると一気に走りづらくなることが感じ取れるかと思います。
ナイキフリーを使って走ることでよりランニングに適した姿勢が身に付くというわけです。
ナイキフリーの使い方
では具体的にナイキフリーをどうやって使えばいいのでしょうか?
それは普段のジョグなどポイント練習以外のトレーニングです。
もちろんナイキフリーでポイント練習まで出来ればそれに越したことはありませんが、あまり現実的ではないでしょう。
出来たとしたら相当な脚力があるという事ですし、通常のサポート機能のあるランニングシューズであれば練習の負荷を上げても問題ないはずです。
また、ランニングだけでなく、日々のウォーキングや買い物なんかにもオススメです。
ジムに行く際に履いて行くのも良いかと思いますね!
最初は足底部に痛みが出たり、腰が張ることが多いかと思いますが、それもこのシューズの効果によるものです。
ランナー版の大リーグボール養成ギプスと言ったところですね!
また、たまに少し早めのペースで走ることもオススメです。
速いペースで走る動きにより強制的に姿勢が良くする必要が出てくるためです。
これはどのシューズであっても言えることではありますが、ペースを上げた時に姿勢を良くしておかないと進みづらいのがこのナイキフリーなのです。
ナイキフリーはレースで使えるか?
次にナイキフリーをレースで使えるか?という事ですが、タイムを狙っているレースであればオススメできません。
理由はナイキフリーには早く走るためのサポート機能が付いていないからです。
レースを走るのであれば高いクッション性や反発性など、速く走ることを目的に開発されたシューズを履くべきでしょう。
どのシューズを履くべきか分からないという方は以下記事でナイキのオススメランニングシューズを紹介していますので、参考にしてみてください。
ナイキフリーはどんな人にオススメ?
次にナイキフリーはどんな人にオススメ?ということですが、
とにかく怪我をしたくない人や、更に上のレベルのランナーになりたい人、マラソンで後半足が痙攣するなどといったランナーにはかなりオススメできますね。
上記の内容で悩まれている方には自信を持ってオススメできます。
まとめ
今回はナイキのトレーニング用ランニングシューズであるナイキフリーを紹介させて頂きました。
かなりオススメできるシューズですので是非活用してみてくださいね!
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