厚底シューズが流行している現代において、今でもシューズコーナーで目にする「ターサーシリーズ」。
今回はターサーシリーズの中でもアシックスのフラッグシップモデルともいえるターサージャパンについて、その魅力と効果的な使い方について解説したいと思います。
本記事は以下の方を対象にしています。
・ターサージャパンについて知りたい
・ターサージャパンを購入するメリットは?
・トレーニングで履くべきシューズについて知りたい
・ターサージャパンの効果的な活用方法は?
以下記事で解説して行きます。
ターサージャパンとは?
ターサージャパンはその履きやすさと汎用性から、様々な陸上選手に愛されてきたランニングシューズです。
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白地にアシックスのストライプが入ったシンプルなデザインで、非常にカッコイイシューズです。
時々限定モデルなども発売されるなど、その人気ぶりは数十年に渡って現在まで健在で、いつの時代にも値が落ちないという特徴もあります。
ターサージャパン以降も様々なターサーシリーズが出てきました。特に厚底シューズが出る前にマラソンでよく使われていたのは「ターサージール」ではないでしょうか?
私も日々のジョグではよく履いています。
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その圧倒的軽さと、反発からサブスリーを狙う選手を中心にかなりの人気を博したシューズです。
現在はターサーエッジにリニューアルしてさらなる進化を続けているシューズです。厚底シューズが出ても根強い人気を博している素晴らしい商品と言えるでしょう。
そういったモデルが出ている中でもターサージャパンはアシックスターサーシリーズの中でもフラッグシップモデルとして人気を博しています。
・幅広だが快適な履き心地
・ミッドソールにSpEVA(スピーバ)を使用
・ヒール部分にαGELを使用
・抜群のヒールのホールド感
以下で解説して行きます。
特徴①幅広だが快適な履き心地
ターサージャパンの特徴として、幅広でありながら快適な履き心地であるということです。
ランニングシューズは幅が狭い方がスピードを出しやすい傾向にあるので、レースを視野に入れるとどうしても幅の狭いシューズになりがちです。
しかし幅の狭いシューズはレース時に何かとトラブルに繋がりがちで、出来ることであれば幅広のシューズにしたいところ。
しかし幅広で質の高い練習やレースにまで使えるシューズってあまりないんですよね。
今まで私が履いてきた幅広シューズで最も使いが手が良かったのがこのターサージャパンなんです。どんな方にもどんなシーンにも無理なく使えると思います。
特徴②ミッドソールにSpEVA(スピーバ)を使用
ターサージャパンの特徴として、ミッドソールにSpEVA(スピーバ)を使用しているということです。
最近のモデルはもっぱらFlyteFoam(フライトフォーム)に置き換わっているのですが、軽さよりもこの絶妙な弾力性を取ったと言うわけです。
SpEVA(スピーバ)は反発性と弾力に優れた素材ということで定評がありますが、この素材の素晴らしいところはやはりターサージャパンらしい弾力性を持っているということでしょう。
この弾力性がターサージャパンをターサージャパンたらしめているのだと感じます笑。
しかもこの弾力性の高さはシューズ自体の耐久性にも貢献しており、長く履いてもなかなかヘタレてきません。
特徴③ヒール部分にαGELを使用
ターサージャパンの特徴として、ヒール部分にαGELを使用しているということです。もうこれは私が中学の頃から変わらない素材です。
ミッドソールのSpEVA(スピーバ)と、ヒールのαGELの合わせ技が絶妙な履き心地を実現させているのです。
マラソンやウルトラマラソンで使用するランナーがいるのも頷けますね。
特徴④抜群のヒールホールド感
ターサージャパンのヒールのホールド感については何度か改良がされている様です。
特に不足を感じたことはありませんが、踵に当たって痛みを感じたことなども一切ありません。
ターサージャパンのサイズ感について
ターサージャパンのサイズ感については現在の厚底シューズと同じサイズ感で良いでしょう。
NIKEのヴェイパーフライネクスト%を履いている方は多いかと思いますが、そのサイズと同じサイズで履いています。
他のターサーシリーズももちろん同じサイズ感で履くことが出来ます。
ターサージャパンの履き心地について
ターサージャパンの履き心地についてですが、非常にバランスよく走れるのが特徴です。
バランスよくというと解説がザックリしていますが、踵からつま先に向かって傾斜があり、自然と足を前に運ぶことが出来るのです。
踵から入って反発を得るカーボンプレートシューズでは体験しにくい体重移動ができるんです。カーボンプレートシューズの反発があればどんな体重移動でも良いだろうと思いがちですが、この体重移動はランナーにとって非常に大切なんです。
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それを身体に覚え込ませるのにターサージャパンは最適のシューズと言えるでしょう。
アスファルトの練習でもトラックの練習でも快適に走れるのはこの為です。
ターサージャパンの効果的な活用方法は?
ターサージャパンの効果的な活用方法についてですが、トレーニングシューズとして肌身離さず履くべきでしょう。
もうね、ポイント練習含めて全ての日に履くべきです。
でもつけるか分からない練習会で「今日はどうしても練習につきたいんだ!」という時であれば厚底シューズで行きましょう笑。
仮にその時にターサージャパンで走ってしっかり満足のいく練習が出来ればそれはそれで素晴らしいでしょう。
私自身厚底シューズが出るまでは、フルマラソンのレースでターサージャパンを履いていました。
2017年の東京マラソンもターサージャパンで挑んだ記憶があります。
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他にもヤバめの練習会での30㎞走や、少し良いペースのジョグ(4分切る様な)でも履いていました。
この様な重要なシーンでターサージャパンを履いていたのは、絶妙なクッション性と心地よい硬さがあったからです。
最近では厚底シューズが出てきたので、レースではタイムを稼ぐ為にこれらを使用するべきですが、練習で毎回厚底シューズを履いていたらその反発が当たり前の脚になってしまいます。
それだとやっぱりダメなんですよね。
日頃のトレーニングでは反発のないシューズを履かないと重要な場面で厚底シューズの恩恵を感じることはできないんです。
だからこそターサージャパンはポイント練習含めて全ての日で履くべきなのです。
具体的には
・ジョグ
・ロングラン
・単独の補助的なファルトレク
・単独の補助的なインターバル
といったシーンです。
特にインターバルについてはターサージールで走ることもありますが、厚底シューズに頼らない足づくりにはターサージャパンで走るのがいいでしょう。
その他おすすめのアシックスのランニングシューズ
その他オススメのアシックスランニングシューズですが、カーボンプレートシューズであれば、
・メタレーサー
・メタスピードスカイ
この辺りがオススメです。
これらはレースでも是非使いたいところですが、練習では反発を得られてしまうので極力使用を避けたいところです。
反発前提の脚になっちゃいますからね。
アシックスのオススメ厚底シューズ記事リンクを以下に載せておきますので参考にしてみてください。
まとめ
今回はアシックスのターサージャパンについてその魅力と使い方について解説しました。
価格的にも厚底シューズよりも低く抑えられているので、かなりオススメです。
一家に一台ある炊飯器の様な、なくてはならない存在です。
厚底シューズの真価をレースで出したいのであれば、日頃のトレーニングではそれに頼らない脚作りがマストです。
是非とも日々のトレーニングにターサージャパンを取り入れてみては如何でしょうか?
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厚底とターサージャパン以外で良いシューズないですか?
ターサージャパン→ターサーシリーズを履いてきたのですが、厚底(特にカーボン)が、どうしてもダメで…。
今、履ける靴がありません
確かに厚底は最初抵抗がありますよね。
ターサージャパン以外でしたら、ターサーRP3はかなりオススメです。
35㎞走なんかでも活用しますが、軽量なのでオススメです。
今となっては慣れてきたので履けていますが、実は私も最初は厚底(特に硬いプレート入り)が合いませんでした。
最終的には靴紐の一番上をしっかり目に結ぶことで大幅に履き心地が改善されたという経緯があります。
最近発売されたマジックスピード2は厚底のカーボンプレートシューズですが、カーボン自体が横方向に柔らかいのでオススメです。
返信ありがとうございます。
RPはターサーより薄底のイメージがあるのですが、そんな事ないですか?(走力ないと脚が終りそう)
マジックスピード(1ですが)全くダメで、1時間も走ると足裏が擦れて痛くて。(カーボンはズームフライでも同じ症状がでます。)
…で、マラソンまでなら、やっぱりターサージャパンかな?と思うのですが、10月のウルトラマラソン走るのには厳しいかな?と。
最悪ハイパースピードか、去年ウルトラで履いたエボライドか…でも厚底は走ってる感覚が微妙で。