日頃のトレーニングシューズを履きつぶしてしまいましたが、新しいシューズをどうしようかと考えている時に選択肢に上がったのが「ターサーRP3」でした。
以前に金沢マラソンに参加した際に、メタスピードスカイプラスと一緒に展示されていたのがこのターサーRP3。
外観がかっこいいのと、触った感じこれは練習でもアリなんじゃないか?と思い今回購入に踏み切りました。
本記事は
・ターサーRP3について知りたい
・ターサーRP3の特徴は?
・ターサーRP3を履いた感覚について知りたい
・ターサーRP3のサイズ感について知りたい
・ターサーRP3のおすすめ使用シーンについて知りたい
といった方向けに書いています。
以下記事で解説していきます。
ターサーRP3について
まずターサーRP3についてですが、現在のターサーシリーズの最新作になります。
これまでターサーシリーズは様々なモデルがあり、私的に馴染み深かったのはターサージールでした。
非常に使い勝手がよく、かつターサージャパンよりも軽量であった為、ショートインターバルから距離走まで幅広く活用していました。
そんなターサージールも6作目で終わってしまい、その後に出たのがターサーエッジ。
ただ私、その間はずっと「メタレーサー」を履いており、ターサーエッジは履いたことがなかったのです。ちなみにメタレーサーもかなり良いシューズでした。
そんな中で誕生したのがこのターサーRPシリーズ。
レーシングモデルのソーティーマジックRPから派生したモデルで、非常に軽量である上にソーティーマジックさながらの反発がポイントです。
今回3作目のモデルとなり、使い方としてはターサージールやターサーエッジと同じ感覚でガシガシ練習で履けるモデルと言えるでしょう。
前作までは平面的だったトラスティック(間のプラスチックの部分)が立体的な構造に変更になり、屈曲性を保ちつつキック時の反発ももらえるというモデルです。
アシックス的にはレースでもトレーニングでも使えるモデルを目指したとのことですが、まさにその通りのシューズであると言えます。
ちなみにアシックスに限定したランニングシューズを以下記事で解説しております。アシックス好きの方は是非覗いてみてください。
ターサーRP3の特徴について
次にターサーRP3の特徴について解説します。
・ミッドソール
・アッパー素材
・反発性
以下記事で解説していきます。
特長①ミッドソール
ミッドソールにはFF BLASTを使用しています。
アシックスには反発性とクッション性に優れた素材が何種類かありますが、その中でも比較的上位の素材です。
また厚みも約2mm増したことでダメージを抑制し、弾むようなスピード感ある走りを実現しています。
ターサーRP2と比較してもクッション材の厚さが際立つシューズですよね!
特長②アッパー素材
アッパー素材についてはメタレーサーと同じくエンジニアードメッシュを使用しています。
これが結構私的に良くて、これまでのターサーシリーズに使用されていたメッシュ素材よりも耐久性が高く、ターサー使用後半に発生するアッパー素材の伸びの心配がありません。
ターサーって暫く使用しているとアッパー素材が徐々に伸びてきてしまうのが難点ですよね。
これにより紐の締め付け具合を徐々にきつくしていかないと足がホールドされなくなるという現象が発生します。
ジョグ程度ならいいんですが、早めのペースで走りたい場合には低いホールド感は大問題です。
その点、このターサーRP3はアッパー素材が頑丈に作られているので伸びてきません。
かといって伸縮性がないかと言えばそうでもないんです。
ポイント練習で頻繁に使いたい人にはとにかくおすすめできるシューズなんです。
特長③反発性
次に反発性です。
正直なところ、FFBLASTTURBOを使用しているわけでもないあくまでターサーシリーズのこのターサーRP3に反発をそこまで期待してはいなかったのですが、これはいい意味で裏切られました。
これまでのターサーシリーズの形状から、トラスティック由来の反発はあるかな程度に考えていたのですが、FF BLASTによる反発も結構感じることができます。
厚底シューズ以外でもこれだけ反発を感じるシューズがあるんだなという印象です。
これまでのターサーシリーズから考えると革新的なモデルであると言えますね。
ターサーRP3を履いた感覚について
ターサーRP3を履いた感じとしては適度な硬さのクッションがあって適度な反発もあるといった感じです。
もちろんNIKEのヴェイパーフライやメタスピードスカイなどの反発と比較したら使用している反発剤の内容も量も異なりますので劣りますが、内容としてはかなりイケています。
これまではターサージャパンもしくはターサージール6で距離走、ショートインターバルを行ってきましたが、このシューズ1本で代用できそうです。
距離走については、可能であればレース当日に使用するカーボンプレートシューズに近い感覚のシューズを使いたかったので、アシックスであればメタレーサー、NIKEであればストリークフライなど同じ感覚で使用できるシューズで走りたいところです。
その点このターサーRP3であれば価格も抑えてあるのでかなりコスパもいいです。
ターサーRP3で各種トレーニングを行って感じたこと
ターサーRP3を1ヶ月色々なトレーニングで使ってみました。
基本的に
・ロングラン
・ショートインターバル
以上のトレーニングで使用しています。
この2つはポイント練習の中でも最もシューズの消耗が激しく、シューズの真価が問われる内容のトレーニングです。
よって柔らかいシューズだとうまくスピードが乗らないので、ある程度カーボンプレートシューズに近いシューズである必要があるのです。(私的には)
ちなみにその他のLSDやジョグにはターサージャパンを使うようにしており、ペース走やロングインターバルについてはヴェイパーフライを使っています。。
トレーニング①ロングラン
まずターサーRP3でロングランを行った場合の感触です。
適度な硬さと反発があるのでかなりリズムよく走れますね!ロングランって疲労しないように一定のリズムで走ろうとすると、どうしても着地した後の路面からの反発をどれだけもらえるかが重要になってきますよね。
これまではターサージャパンで走っていたのですが、かれこれ1000㎞以上走っているのでシューズ自体がヘタってきてしまっているのでちょっと走りにくかったのですが、ターサーRP3だとFFBLASTの反発性やシューズ自体の硬さが絶妙なんです。
特に120分以上もしくは35㎞のロングランを行った時などは特に良さを感じます。
もちろんメタスピードスカイプラスやヴェイパーフライと比較したら反発性でもクッション性でも劣りますが、トレーニングシューズとしてはかなり優秀でしょう。
むしろ足を鍛えることができるので、トレーニングシューズとしては最適だと言えますね。
走り終わった後に感じるのは、ふくらはぎの張りです。
足を使わされるので、走り終わるとパンパンになっています。
これまで足の疲労を軽減するメタスピードスカイプラスやヴェイパーフライを履いていると如何に足を鍛えられていないかが分かります。
やはりトレーニングシューズはしっかり足を鍛えられるものを履くべきだと感じましたね。
トレーニング②ショートインターバル
次にターサーRP3でショートインターバルを行った感覚です。
具体的には400mや1000mのインターバルトレーニングを指しますが、これらはマラソンペースの底上げに必要不可欠なトレーニングです。詳細は以下のYouTube動画で解説しております。
ショートインターバルにおいてシューズに求められるのは、しっかりと反発を推進力に変えることです。
メタスピードスカイプラスやヴェイパーフライであれば、FFBLASTTURBOやZOOMXといった優秀なミッドソール素材が強い反発を生み出してくれますが、それだとトレーニングが楽になってしまいます。
つまり足を使って走れないんですよね。
その点、このターサーRP3でトレーニングを行うのであれば、地面からの反発を自分の筋肉で推進力に変えていく必要があるので脚筋力がつくというわけです。
それがショートインターバルでは絶妙にちょうど良く、全身を使って走るショートインターバルがかなり有意義なものになります。
ロングインターバルともなるとそこまで力を入れずに動きだけで走るイメージがありますが、ショートインターバルだとこのシューズで走るとちょうどいいです。
ターサーRP3で足が張った後はしっかりケア
ターサーRP3はしっかり脚筋力を使って走るシューズですので、とにかく足がパンパンになります。
特にロングランを行うと「足使ったな~」という感覚になりますね笑
ただ、継続して良いトレーニングを行うのであればケアは大切です。
私の場合、大腿筋膜張筋や腓骨筋などがパンパンに張るのですが、そのまま放置しておくとランナー膝に繋がることもあります。
そうならないためには入念なストレッチが必要になるわけですが、最近はこれに加えてマッサージガンも活用しています。
これまで健康器具をいくつか使ってきましたが、マッサージガンは本当に毎日使っています。
最初にマッサージガンで筋肉をほぐしてからストレッチを行うと非常に効果的に身体をほぐすことが出来ます。
ランナー膝や身体の硬さや張りに悩まされている方にはかなりオススメできるアイテムですので、是非試してみてください。
以下記事で詳細にレビューしています。
ターサーRP3のサイズ感
ターサーRP3のサイズ感については、これまでのアシックスユーザーであればそのままのサイズで良いでしょう。
NIKEのシューズで走られている方であっても同じサイズ感で問題ないかと思います。
シューズの幅についても狭いという印象はありませんでした。
ターサーRP3のおすすめ使用シーン
ターサーRP3のおすすめ使用シーンについては、レース以外の全てのトレーニングです。
ついて行けるか怪しいレベルの高い練習会などではヴェイパーフライやメタスピードスカイなど勝負シューズを履くべきですが、それ以外のトレーニングはこのシューズ1本で十分と言えます。
また、トレーニングの段階でカーボンプレートシューズは勿体ないので履きたくないけれども、その感覚は身体に刻み込みたいという人にもかなりオススメできるシューズですね。
ターサーRP3はどんな人におすすめ?
ターサーRP3はトレーニングシューズに迷っている全ての人におすすめできます。
これまでトレーニングシューズにNIKEのストリークフライ、メタレーサーなどを履いてきたけれどもちょっと価格的に厳しいな、、という方にはかなりオススメできます。
また、日頃カーボンプレートシューズをレースで履いているけれども、自分の脚力も強化しておきたいという人にもかなりオススメできるシューズです。
まとめ
今回はアシックスのトレーニングシューズであるターサーRP3を紹介しました。
とにかくコスパ最高のシューズだと感じています。
お金を出せばいいシューズは購入できますが、トレーニングシューズとしての位置づけであれば機能性・経済性としても最高のシューズだと思いますね。
トレーニングシューズに迷っている方は是非試してみてください。良いシューズです!
いつもありがとうございます!更新の励みになりますのでクリックお願いします!
コメントを残す