今回はスカイプラスシリーズの中でもメタスピードエッジプラスについて解説していきます。
おそらくこの記事に行きついた方はメタスピードエッジプラスに興味のある方ではないかと思います。
また私自身、アシックスのシューズはかなり様々なモデルを履いており、実際に様々なシーンで活用しています。
そんな中本記事を作成したので、
・メタスピードエッジプラスについて知りたい
・メタスピードエッジプラスの特徴は?
・メタスピードエッジプラスとスカイプラスの違いについて知りたい
・各ランニングシーンでのメタスピードエッジプラスの感覚は?
・メタスピードエッジプラスはどんなランナーにおすすめ?
・メタスピードエッジプラスとヴェイパーフライとの違いは?
といった方には役立つ内容かと思います。
以下記事で解説していきます。
メタスピードプラスシリーズとして登場
メタスピードエッジは、メタスピードプラスシリーズの1つとして登場しました。
ストライド走法のランナーにはスカイ、ピッチ走法のランナーにはエッジという基本コンセプトは変わりませんが、アッパー素材や反発材の増量、レスポンスの良さやフィット感などについてアップデートされています。
形状も通常のメタスピードシリーズと比較して前足部の高反発材の存在感がかなり増したことが分かります。
色も以前より多く出ており、ランナーとしても選ぶ選択肢が多いので楽しいです。
メタスピードプラスシリーズについては以下記事で特徴やメタスピードスカイとメタスピードエッジの違いについて解説しておりますので参考にしてみてください。
メタスピードエッジプラスの特徴
次にメタスピードエッジプラスの特徴について解説します。
具体的には
・メタスピードエッジから増量したFFBLASTTURBO
・少ない力でFFBLASTTURBOの反発を得やすい
・カーボンプレートの形状の違い
・スカイプラスよりも軽量
といった特徴があります。
以下記事で解説していきます。
特徴①メタスピードエッジから増量したFFBLASTTURBO
エッジプラスの特徴として、メタスピードエッジから
高反発素材であるFFBLASTTURBOが16%も増量しているということです。
メタスピードプラスシリーズはこの高反発材がぐんと増えたことでの形状進化が大きな特徴ですよね。
過去にメタスピードエッジを履いていた頃より明らかに存在感が増していることが分かります。
特徴②少ない力でFFBLASTTURBOの反発を得やすい
メタスピードエッジプラスの特徴として、FFBLASTTURBOからの反発を得やすいということです。
スカイプラスは先に解説したように、後反発を得るにはある程度強い踏み込みを必要とします。
これがなかなか難しく、ロングランなどの中強度のランニングだとあまり高い反発を得られません。
そこでアシックスはプレートの上に反発材を多く入れることで、母指球で反発材を潰しやすくしたのです。
これにより、弱い力でも反発材であるFFBLASTTURBOを踏み潰しやすくし、高い反発を得やすくしたというわけですね。
特徴③カーボンプレートの形状の違い
次にカーボンプレート形状の違いです。
エッジプラスは、スカイプラスとは異なりV字型のカーボンプレートを採用しています。
これにより、よりシューズが前側に転がりやすくなり、反発材を押し込みやすいランニングが可能となりました。
一方スカイプラスは、以下の様にカーボンプレートの下に高反発材が多めに使われており、しっかり反発を貰うにはしっかりプレートごとシューズを押しつぶす必要がありますが、これがなかなかしっかり踏み込まないとうまく反発を貰えません。
カーボンプレート自体もメタスピードエッジプラスよりも反り上がる形で入っていることが分かります。
ペース走やロングインターバル時にスカイプラスで走った時は、押し込む力がそもそも強いのでしっかりと反発ももらえますが、そのペースに至らずとも反発を得られる状態に持っていけるのがエッジプラスというわけです。
特徴④スカイプラスよりも軽量
メタスピードエッジプラスの特徴として、メタスピードスカイプラスよりも軽量だと言うことです。
メタスピードスカイプラスは強く踏み込むことで高い反発を得られるランニングシューズですが、どうしてもその分重量がありました。
これは日頃ヴェイパーフライやメタスピードシリーズを使っている方であれば特に感じることかと思います。
その点メタスピードエッジプラスは履いていて非常に軽く、足が回しやすいです。
メタスピードスカイプラスとの違いは?
次にメタスピードスカイプラスとの違いについて解説します。
先にも解説しましたが、大きな違いとしては反発の得やすさと、履いた時に感じる前傾感です。
特に両シューズの反発感については、ある程度以上のペースで走らないと把握できない部分があるかと思います。
ある程度以上のペースと言うのは私の場合、マラソンペース以上のペースを指します。
私の場合、マラソンペースと言うと4分ペースですが、それ以上のペースになると踏み込む力も強くなってくるのでメタスピードプラスシリーズの恩恵も感じやすくなるというわけです。
なんだ、4分以上じゃないと反発感じないのか。。と思うかもしれませんが、これはあくまで私の走り方での例なので、自分のペースがそれ以上でも以下でも、シューズへの踏み込みが大きめの方であれば十分活用できるかと思います。
私はおそらくシューズへの踏み込みは弱めなランナーだと思います。。涙
メタスピードプラスシリーズについては以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。
メタスピードエッジプラスのサイズ感
メタスピードエッジプラスのサイズ感ですが、メタスピードエッジよりも少し余裕が出来たように感じます。
これはメタスピードスカイプラスでも同じ傾向にあり、これはアッパー素材が変わったことが大きいかと思います。
これまでメタスピードエッジは27.0㎝を履いていましたが、メタスピードエッジプラスも同じく27.0㎝で十分でしょう。
ただ、これまでメタスピードエッジのサイズ感が少し大きかったと感じる方はハーフサイズ下げることもおすすめです。
これはメタスピードスカイプラスにも言えることかと思います。
メタスピードエッジプラスを履いた感覚
次にメタスピードエッジプラスを履いた感覚について解説します。
・足を通した感覚
・ジョグした感覚
・ロングランをした感覚
・ペース走やインターバル時の感覚
に分類して解説します。
感覚①足を通した感覚
まず足を通した感覚です。
足を通した段階では反発がどれほどあるのかまでは分かりませんが、
体を前傾させた際にスカイプラスよりも前に転がるような感じがあります。
これはおそらくカーボンプレートの形状の違いによるものでしょう。
メタスピードスカイプラスは前に反り上がるようなシューズ形状で、思いっきりビターンと着地しないと反発をもらえませんでした。
しかし、メタスピードエッジプラスの形状であれば自然と足が転がり、その上反発ももらえる感じがあります。
感覚②ジョグした感覚
次にメタスピードエッジプラスでジョグをした時の感覚です。
スカイプラスと同じく、ある程度のスピードに乗ってきた時にその真価が発揮されるシューズではありますが、
ジョグをした時にもスカイプラスより反発は感じます。
これは反発材であるFFBLASTTURBOの上に直接足が乗る設計のシューズだからだと思いますが、比較的少ない力でも反発が得られるので大きなメリットだと感じます。
感覚③ロングランをした感覚
ロングランでメタスピードエッジプラスを履いた時の感覚です。
反発材を踏み潰しやすいことからメタスピードスカイプラスよりも反発を得やすいと感じます。
スカイプラスでロングランをしたところ、着地時の踏み込みが少ない為なのか、あまり多くの反発を貰えていない印象がありました。
スカイプラスで本格的な反発がもらえるのは、ペース走以上のペースだと感じますね。
そう考えると、ロングランペースでも反発を貰えるエッジプラスはマラソンでも使えるシューズだと感じますね。
感覚④ペース走やインターバル時の感覚
次にエッジプラスでペース走やインターバルをした時の感覚です。
このくらいのペースであれば、クッション材へかかる圧力が上がるので、反発をより強く感じるようになります。
ロングランでは感じにくかったメタスピードスカイプラスの進化が発揮され、メタスピードエッジプラスよりもメタスピードスカイプラスの反発に分があると感じますね。
ただ、メタスピードエッジプラスの方がスカイプラスよりも少ない体重で踏み込める感覚があります。
これは比較的初心者の方でも使える要素かと思います。
さすがここはピッチ走法向けに開発されたシューズと言えますよね。
メタスピードエッジプラスはどんなシーンにおすすめ?
メタスピードエッジプラスは、なんといっても脚力が後半落ちるマラソンにおいて非常にオススメといえます。
最初にこのメタスピードエッジプラスを試したのはあえて足を疲れさせた状態で実施しました。
具体的には午前中に2時間ほどのトレイルランニングを終え、夕方の練習でビルドアップ走を入れた時に履いてみたのです。
この投稿をInstagramで見る
トレイルランニングでは比較的まとまった距離を走ったので、踏ん張る力としては夕方にはあまり残っていないかと思います。
そうした時にもしっかりクッション材を踏み潰せたので、結果的に良い内容のトレーニングができました。
このことからも、足が疲労した状態でも、しっかり反発をもらえるシューズなので、マラソンで充分使えると感じるのです。
メタスピードエッジプラスはどんなランナーにおすすめ?
メタスピードエッジプラスは、何といっても脚筋力に自信のないランナーにおすすめです。
まさに私の様なランナーです!
この投稿をInstagramで見る
先に解説した通り、午前中に2時間のトレイルランを行い、夕方にペース走という2分練習を行った際にも、しっかりと夕方のペースを走りきることができました。
おそらく踏み込みがさらに必要なスカイプラスだとうまくはいかなかったと思います。
以下YouTube動画でもメタスピードエッジプラスについて解説しておりますので参考にしてみてください。
メタスピドエッジプラスとヴェイパーフライネクストの違いについて
次にメタスピードエッジプラスとヴェイパーフライネクストの違いについて解説します。
というのもこの2足は結構似ていると言う話を聞きます。
実際にそうなのかな?と思い、ペース走で履いて試してみたところ、確かにクッション感が少し似ています。
この投稿をInstagramで見る
ただヴェイパーフライは、踵から足裏全体で沈みこむようなクッション感があるのに対し、メタスピードエッジプラスは、前足部で反発を受けるようなそんな感じです。
しかもヴェイパーフライネクストよりも固めのアシックスらしい反発です。
ただスカイプラスよりもヴェイパーフライに近い感覚なのはメタスピードエッジプラスだと私も感じます。
この辺りについては以下記事で詳細に解説しております。
まとめ
今回はアシックスの最高峰シューズ、メタスピードエッジプラスについてレビューいたしました。
メタスピードプラスシリーズと言えばどうしてもメタスピードスカイプラスが注目されがちですが、メタスピードエッジプラスもかなりおすすめです。
むしろ汎用性としてはこちらの方が高く、レースでも後半までしっかり足が持つ感覚がありますね。
本記事が購入の参考になれば幸いです。
メタスピードエッジプラスをゲットして自己記録更新に向けてトレーニングしていきましょう!
いつもありがとうございます!更新の励みになりますのでクリックお願いします!
コメントを残す