2021年1月1日、駅伝で賑わう日本に激震が走りました。あのHOKA ONE ONEの人気ランニングシューズである「CARBON X」の2作目となるCARBONX2が発売されたのです。
履いてそこそこ練習できてきたので、ここでレビュー記事を書いておこうと思います。
本記事では以下の方を対象に書いています。
・CARBON X2について知りたい
・CARBON X2のサイズ感は?
・CARBON X2の耐久性について知りたい
・CARBON Xとの違いについて知りたい
以下記事で解説して行きます。
CARBON X2とは?
前作のCARBONXに引き続き、CARBONX2も100㎞の世界記録チャレンジが行われました。HOKAにとっては新作のCARBONX2がどれほど前作より走りやすくなったかをこのイベントで検証する形となりました。
ジム・ウォルムズレー、カミラ・ヘロン、ヘイデン・ホークスなどウルトラを専門とするアスリートが100kmの世界新記録に挑戦。世界記録更新が期待されたジム・ウォームズレーは世界記録更新はなりませんでしたが、世界歴代2位の素晴らしいタイムでした。途中フェンスに左肩をひっかけて怪我をしていますが、素晴らしい走りでしたね。
ウルトラらしからぬ大きなフォームが特徴で、トレイルランニングでも素晴らしい実績を残しているので今後の活躍にも期待です。
私のイメージでは、HOKAはトレイルランニングシューズというイメージが強く、最初に履いたシューズはCHALLENGER ATR2というシューズでした。その後にCARBONXに出会ってHOKAのロードシューズも良いなと感じたのを記憶しています。
CARBON X2の特徴について
前作のカーボンXとカーボンX2の違いについて解説致します。
カーボンXとの違いについてはまず大きく分けて以下の2点があります。
・ヒール部分の形状の違い
・着地した時の安定性の向上
・アッパーのホールド感
以下で解説していきま宇。
CARBON X2の特徴①ヒール部分の形状の違い
まず目を引くのが大きく飛び出たかかと部分です。写真のように2股になっています。
こんなところが飛び出ていたらシューズの重さに影響するのではないか?と思っていたのですが、これがいい仕事しているんです。
CARBON X2の特徴②着地した時の安定性の向上
これまでは前作のカーボンXにも安定感の高さは満足していました。
ロッカー構造と低ドロップ差が特徴のカーボンXは、足のどの部分で着地してもコロンと転がってくれて、最終的に最も蹴り出したい足の足の親指の付け根に重心が移動する様なシューズです。
それがカーボンX2の2股構造により更なる安定感が実現されたのです。かかとから入ってもしっかりと足の重心をシューズがガイドしてくれるので。着地に不安を感じる初心者にもかなりおすすめです。
CARBON X2の特徴③アッパーのホールド感
アッパーについてはかなりホールド感が向上しました。
前作のカーボンXは足の甲からつま先までを比較的優しく包み込んで、靴紐で調節する印象でしたがカーボンX2はかなりぴったりホールドします。
前作のカーボンXはそれにより足を蹴り出した後につま先を持ち上げた時にシューズがすぐについてこない印象でしたが、そこが見事に改善されているのです。また、アッパーだけでなくかかとの構造も大きく変わっています。
写真では伝わりにくいですが、前作のカーボンXはかかとだけでなくアッパー全体が柔らかいのです。特にかかと部分は初期のナイキフリーのような柔らかさがあったのが印象的で、ランニングを始めたばかりの初心者にはちょっと厳しいんじゃないかなという印象でした。
その点もカーボンX2は改善されており、かかと部分もしっかりした構造になっています。
CARBON X2の使用感
今回もカーボンX2を履いて様々な練習をしてみました。
結論から言うと、前作のカーボンXよりもロケットX寄りになった感じです。蹴り出しの正しい位置を自分の中で定着させたかったので敢えて前作のカーボンXはロングジョグとインターバルで使用していました。ただカーボンX2についてはペース走で使うのもアリかな?と思えるようなシューズでした。
CARBON X2で40㎞ジョグをした感じ
前作のカーボンXよりも楽にスピードを出すことができます。
CARBON X2に内蔵されているカーボンプレートもカーボンXと同じく、ヴェイパーフライの様な反発を目的として使用されていないので正直反発を得ることは出来ないですが、ロッカー構造によりシューズが走行中に湾曲することがないので、足を自然に転がしてくれる感じが長く続きます。
それに加えてアッパーのホールド感が向上しているので、前作のCARBON Xよりも早く走れるシューズだと感じるのです。
以下は購入してから40㎞ジョグをした時ですが、終始楽に走ることができました。自然にシューズが転がるので足首の負担も少なく、かなりいいシューズです。
CARBON X2のペース走での感覚
CARBONX2でペース走をした時の感覚ですが、前作のCARBONXよりも反応が良いので十分使える印象です。CARBONXではペース走やロードレースで使用する印象はなくどちらかというと良いランニングフォームを身に着けるためのシューズという印象でしたが、CARBONX2ならばアリです。
CARBON X2のサイズ感について
CARBONX2のサイズ感については前作のCARBONXと同じ感覚でいいでしょう。一般的にこれはカーボンシューズ全般に言えることですが、カーボンシューズは0.5㎝小さいサイズがおすすめです。私自身。CARBONX、メタレーサーと使用していますが、ターサージャパンを27.0㎝で履いていましたが、26.5㎝で使用しています。
以下は同じくカーボンプレート搭載のメタレーサーのレビュー記事です。
CARBON X2はこんなひとにおすすめ!
カーボンX2は以下の様な方におすすめです。
・カーボンXを使っていたけれども、この転がる感じが好きだ!
・これまでカーボンXを使っていたけれども、もう少しホールド感が欲しいな
・いつも着地が不安定でマラソン後半に疲れてしまう
以上の様な方におすすめです。
間違ってもヴェイパーフライのような高反発シューズではないので、カーボンシューズといえどもそこは注意してください。カーボンシューズですが、カーボンプレートを使用する目的が違うのです。
カーボンXシリーズはコスパも良し
カーボンXシリーズのもう一つの特徴は何といってもシューズの耐久性が良いということです。カーボンプレートシューズはナイキのヴェイパーフライを最初に履きましたが、良いシューズではあるのですが、減りとアッパーの弱さが気になりました。
しかしカーボンXシリーズはかなり耐久性が高く、前作のカーボンXも基本長い距離でそこそこのペースで走るというシューズにとっては最も負荷のかかる使い方をしていましたが、ほとんどアウトソールが減っていませんし、つぶれてもいません。
まとめ
今回は2021年に入ってすぐに発売したCARBON X2のレビュー記事を書いてみました。またデータが取れ次第リライトして行きますね!
以下は前作のCARBONXのレビュー記事です。
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