メタスピードスカイプラスレビュー!前作との違いやサイズ感などについて解説! 

メタスピードスカイプラス

    ついに買っちゃいましたメタスピードスカイプラス!

    前作も良かったんですがどうしてもヴェイパーフライから離れられなかった私ですが、アシックス愛ファンとしては秘かな期待を持っていたので購入してしまいました。

    ・メタスピードスカイプラスについて知りたい 

    ・メタスピードスカイプラスの前作との違いについて知りたい 

    ・メタスピードスカイプラスのサイズ感や重量について知りたい 

    ・おすすめのカーボンプレートシューズについて知りたい 

    以下で解説していきます。

    以下YouTube動画でも解説しています!

    メタスピードスカイシリーズについて

    まずメタスピードスカイシリーズについて解説致します。

    2021年からスタートしたこのブランドですが、最初に私が見たのは川内優輝選手がメタスピードスカイのプロトタイプを履いてマラソンに出場していたことでした。

    アシックスが開発した高反発素材である「FF BLAST TURBO」を使用しており、ミッドソールの厚さは極めて印象に残っています。

    メタスピードスカイが発売される前に、このFF BLAST TURBOをミッドソールに採用した「メタレーサー」というシューズが発売(現在も人気)され、私は最初にこちらを購入したのですが、これが私がFF BLAST TURBOと初めて出会った瞬間でした。

    メタスピードスカイプラス

    メタレーサーはメタスピードスカイと同じく、FF BLAST TURBOとカーボンプレートを内蔵しており、アシックスらしい適度な硬さと反発が感じられたので、「ついにアシックスもきたか!」と秘かに興奮したものです。

    そしてその後にメタスピードスカイプラスが発売された時には即購入しました。

    【ヴェイパー超シューズ誕生!】アシックス「メタスピードスカイ(METASPEED SKY)」レビュー!

    メタスピードスカイプラスはヴェイパーフライ1強の時代に終止符を打ったともいえる商品で、現在ではトップ選手や箱根駅伝でも使われているシーンが見られるようになりました。

    今期もマラソンに3レース出場していますが、アシックス使用率が上がってきているなと感じます。

    ちなみにアシックスのおすすめランニングシューズは以下記事でマニアックに解説しております。

    【日本の魂!】アシックスのランニングシューズを解説!選び方や走力別のおすすめは?  

    そんなメタスピードスカイは今回2作目。私も遅ればせながら購入してみることにしました。

    前作「メタスピードスカイ」からの変更点

    次にメタスピードスカイプラスの前作からの変更点です。

    ・FF BLAST TURBOの増量

    ・反発力の向上

    ・アッパー素材の変更

    ・前足部が広くなった

    ・カカトのホールド感が増した

    以上の点が挙げられます。

    以下で解説していきます。

    変更点①FF BLAST TURBOの増量

    まず特筆すべきはFF BLAST TURBOの増量です。

    メタスピードスカイプラス

    アシックスが独自に開発したこのFF BLAST素材にはグレードがあり、メタスピードスカイプラスやメタレーサーに使用されているFF BLAST TURBOは最上位のスペックにあたるものです。

    NIKEで言うとZOOMX素材がそれにあたります。

    軽量性だけでなく、高い弾力と伸縮性に富んだ素晴らしい素材です。

    このFF BLAST TURBOを使用したのがMSSですが、前作よりも更に4%多く使用しているのです。

    前足部がせり出しているのはこのFF BLAST TURBOの増量の為です。

    変更点②反発力の向上

    次に反発力の向上です。

    ヴェイパーフライもメタスピードスカイプラスもそうですが、カーボンプレートシューズの反発はこのミッドソール素材を踏み込んだ時の反動で起きるものです。

    メタスピードスカイプラス

    今回のメタスピードスカイのリニューアルは、高反発素材のFF BLAST TURBOを増量したわけですから更に強い反発が実現したというわけです。

    この辺りについては記事後半の走ってみた感覚で解説します。

    変更点③アッパー素材の変更

    次にアッパー素材の変更です。

    メタスピードスカイプラスは今回からモーションラップアッパーを採用しております。

    メタスピードスカイプラス

    このモーションラップアッパーは伸びると素早く縮む特性があり、これが更なる快適性を生んでいるのです。

    アッパー素材の変化はシューズの特製を大きく変えるもので、特に顕著なのがヴェイパーフライのアッパー素材の変更です。

    前作のヴェイパーフライはヴェイパーウイーブという素材で、伸縮性が少なく足がガッチリホールドされる感じがありましたが、2作目でアッパー素材にエンジニアードメッシュを採用してからはかなり特性が変わりました。

    【今回のネクスト%はイイ!】ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2 レビュー

    ミッドソール素材もアウトソール素材も変わっていないのにヴェイパーフライが一気に使いやすくなったのです。

    メタスピードスカイプラスもアッパー素材の変更により、かなり足にゆとりが出来たように感じます。

    これは履いて靴紐を縛っただけでは分かりませんが、実際にそこそこのペースで走るとその違いは顕著です。

    変更点④前足部が広くなった

    前作からの変更点として、前足部が少し幅広くなりましたね。

    もうこれは足を入れた感じすぐにわかりました。

    メタスピードスカイプラス

    これがアシックスらしい安定感を実現させていおり、前作よりもさらなる安定感が増した感じです。

    メタスピードスカイ

    ランニングシューズって、この前足部の絶妙な余裕ってけっこう大事なんですよね。

    もちろん幅が広すぎても力が入らなくなるので良くないんですが、狭すぎてもそれは不快感につながってしまうんです。

    その点今回のメタスピードスカイプラスのリニューアルは絶妙にいいんですよね!

    変更点⑤カカトのホールド感が増した

    前作からの変更点として、カカトのホールド感が増したということです。

    前作と比較すると、少し幅が狭まっていることがわかるかと思います。

    メタスピードスカイプラス

    カカトのホールド感はランニングシューズの性格を大きく変える要素です。

    先に解説した前足部の幅変更と、カカトのホールド感向上で性格がかなり変わりましたからね。

    メタスピードスカイ メタスピードスカイ

    メタスピードを出した頃はアシックスもまだ迷っていたのかもしれません笑

    前作のメタスピードで初めて厚底シューズを開発し、そこで得られたフィードバックを元にアシックスらしい安定感をもたらしたという感じです。

    いやホントさすがだよ、アシックス。

    前足部の反発材の増量がもたらす効果

    次にこの増量した反発材「FF BLAST TURBO」がもたらす効果です。

    メタスピードスカイプラスになって更に顕著になりましたが、ナイキのヴェイパーフライシリーズと比較して、

    反発材が前足部に集中しています。

    メタスピードシリーズが出た当初は違和感を感じていましたが、今なら納得できます。

    かかと着地でも、フォアフットでも、推進力を生み出す反発は拇指級あたりですよね?

    そう、まさにターボが配置されているあたりなのです。

    メタスピードスカイプラス

    多分これって、マラソンレースペース以上のペースで走ることで感じるのだと思いますが、スピードに乗ると感じるメタスピードらしい反発ってのがあるんですよね。

    前作、メタスピードスカイからメタスピードスカイプラスになってそこが改善されてからは特にそのクッションポイントについては考えさせられる様になりました。

    メタスピードスカイ

    本当によく考えられたシューズだと思いますよ。

    メタスピードスカイプラスで走った感想

    次にメタスピードスカイプラスで走った感想です。

    何といっても前作の転がる様な重心移動に加えて、反発とクッション性の高さです。

    メタスピードスカイプラス

    なかなかシリーズ2作目でここまで変わるってのは思い切ったことするなというのが感想です

    前作はこのシューズの形状から、シューズが自然に前にガイドしてくれる感じはあったんですが正直反発に関しては期待していたほどはなかったというのが本音です、

    反発はあるんですよ。でもどうしてもカーボンプレート内蔵のシューズにしてはヴェイパーフライと比較してしまう節があったので、これがちょっとなーッという感じだったんです。

    でも今回のメタスピードスカイプラスは本当に反発が大きいですので、前作に反発を期待していた人にはかなりオススメできるシューズに仕上がっています

    あとはアシックスらしい適度な硬さです。

    メタスピードスカイプラス

    ヴェイパーフライはZOOMXの特性上、どうしてもクッション性に富んだ素材ではありますが、この沈み込みが苦手な選手は一部いる様です。

    私は足がないのでむしろありがたいのですが、適度な硬さを求めているランナーにはちょっと今一つという意見も聞いています

    メタスピードスカイプラスのサイズ感や重量について

    メタスピードスカイプラスのサイズ感については少し余裕を感じるかと思います。

    メタスピードスカイ

    前作のメタスピードスカイはアッパー素材の伸縮性が少なかった分窮屈に感じた方は、そのままのサイズでもいいと思います。

    ターサーやソーティーを愛用されていた方であればそのままのサイズ感で問題ないです。

    重量については27㎝で205gとかなり軽量です。

    反発もありますので実際の重量よりも更に軽く感じるでしょう。




    メタスピードスカイプラスがオススメなランナー

    メタスピードスカイプラスがオススメなランナーは、やはり前作のメタスピードスカイの反発性に期待を持っていた人です。

    あとはアシックスらしい適度な硬さを求める人にもオススメです。

    メタスピードスカイプラス

    履いているランナーが多いヴェイパーフライに使用されているZOOMXは、非常に素晴らしい素材ではありますが、クッションが柔らかすぎて沈み込みが気になる人にとっては今一つと言われています。

    しかしここはさすがアシックス!FF BLAST TURBOには適度な硬さがあるので、アシックス愛が強い人にはかなりオススメできるシューズになっています。

    ターサーやソーティーなどの硬さが好きって人ですね笑

    また、このシューズであればヴェイパーフライを日頃履いている人にもオススメできます。

    メタスピードエッジとの違い

    メタスピードスカイプラスと同時期に発売されたのがメタスピードエッジです。

    両方ともFF BLAST TURBOを使ったシューズですが、この2つのシューズは使用されているカーボンプレートの位置と形状、それに伴うFF BLAST TURBOの配置が異なります。

    【実走レビュー】メタスピードエッジについて解説!サイズ感や重さ、メタスピードスカイとの違いは?

    メタスピードスカイプラスはカーボンプレートの下にFF BLAST TURBOが使用されており、カーボンプレートの上からでもハンパ圧剤であるFF BLAST TURBOをしっかり押し込める人向けに設計されています。

    一方メタスピードエッジは、比較的弱い力でもFF BLAST TURBOによる反発がもらえるように、足の直ぐ上、つまりカーボンプレートの上にFF BLAST TURBOが配置されています。

    最後まで反発をもらえるか不安な人は、メタスピードエッジを選択すると良いかもしれません。

    メタスピードスカイプラスはトップ選手しか履けないと言われていますが、

    私レベルでも履けておりますので、そこは得に気にすることはないように感じます。

    踏み込みの力が弱いと自身のない人はメタスピードエッジを選んでみると良いかもしれません。

    まとめ

    今回はメタスピードスカイプラスについてレビューしました。

    かなり良いシューズに仕上がっていますので、前作で「ちょっとなー」と思った人にはかなりオススメできるシューズです。

    前作よりかなり良くなっていますので、是非履いて自己ベストを更新しましょう!

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