今回はアシックスのランニングシューズ、マジックスピード2のレビュー記事です。
・マジックスピード2について知りたい
・マジックスピード2のメリットとデメリットについて知りたい
・マジックスピード2はどんなランナーにおすすめ?
・その他アシックスのおすすめのランニングシューズについて知りたい
といった方には役立つ内容かと思います。
以下記事で解説して行きます。
マジックスピード2とは?
マジックスピード2とは、アシックスのランニングシューズです。
まだ歴史が浅いシューズですが、前作のマジックスピードから続く2作目となっており、形状機能共に大幅に進化しました。
アシックスとしてもターゲットをかなり細分化して商品を出してきているイメージですね。
ミッドソールの違いでこれだけシューズの特性を細かく変えてくるというのはすごいと思います。
さらにこれ以外に昔からあるターサーも健在で、現在では脚筋力を鍛えるトレーニングシューズとして活躍しています。
私もターサーRP3を日常的に使っていますからね。
マジックスピード2もこの先どの様な進化を遂げるのか楽しみなシューズと言えます。
ちなみに、アシックスに限定したおすすめのランニングシューズを以下記事で解説しておりますので、アシックス好きの方は是非覗いてみてください。
マジックスピード2の特徴・前作からの変更点
次にマジックスピード2の前作からの変更点について解説します。
具体的には
・メタスピードシリーズ似た形状
・ミッドソールにFFBLUST+とフライトフォームミを使用
・カーボンプレートが足裏全体に入った
・特殊なカーボンプレートを使用している
といったところです。
以下で解説していきます。
特徴・前作からの変更点①メタスピードシリーズ似た形状
マジックスピード2の特徴・前作として、メタスピードシリーズに似た形状になったという事です。
アシックスには様々なランニングシューズがありますが、大きく2つに分類すると、厚底型シューズとターサー型シューズに分類されるかと思います。
厚底シューズというのは、メタスピードやマジックスピード2、S4などの形状のシューズです。
おそらくカーボンプレートの入ったシューズはこの形状になるのでしょう。
これまでのアシックスのシューズとは一線を画すシューズ形状ですよね。
特徴・前作からの変更点②ミッドソールにFFBlast+とフライトフォームミを使用
マジックスピード2の特徴・前作からの変更点として、ミッドソールにFFBlast+とフライトフォームミを使用しているということです。
これはつまり反発と安定性を両立させたシューズと言えます。
これまでメタスピードシリーズだとどうしても反発が大き過ぎたりしてちょっと履けないという人には、適度な反発性と安定性が実現された商品なのでおすすめできます。
特徴・前作からの変更点③カーボンプレートが足裏全体に入った
マジックスピード2の特徴・前作からの変更点として、カーボンプレートが足裏全体に入ったという事です。
前作のマジックスピードは、カーボンプレートは前足部にしか入っておらず、カカトから着地した際に足裏全体での反発が得られませんでした。
本来カーボンプレートシューズは、カーボンプレートシューズで反発材を押し込むことで、シューズの反発を得られるものです。
それが前足部から足裏全体に入ることで、どこから着地してもきれいに反発が得られるようになったというものです。
特徴・前作からの変更点④特殊なカーボンプレートを使用している
マジックスピード2の特徴として。使用しているカーボンプレートが特殊ということが挙げられます。
縦方向の剛性は非常に高いのですが、横方向には比較的自由がきくようなカーボンプレートになっています。
なので、自分の体の動きを前方向に伝えるには非常に都合の良いカーボンプレートが搭載されているのです。
シューズの捻じれにも適応し、縦方向に剛性の高いシューズなのです。
マジックスピード2で実際に練習してみた
次にマジックスピード2を実際に履いてみた感じについて解説します。
具体的におこなったトレーニングとして
・ロングインターバル
・ロングラン(35㎞走)
以上が挙げられます。
マジックスピード2での練習①ロングインターバル
まずマジックスピード2をロングインターバルで使用してみた感覚についてです。
ロングインターバルは、ショートインターバルと比較してレースに近い動き&ペースで走るトレーニングです。
そのため、シューズのレスポンスが足の回転とうまく合うかは結構重要な要素です。
ヴェイパーフライネクスト2のように沈み込むタイプのクッション感もあれば、メタスピードのように比較的沈み込みが少ないシューズもあります。
マジックスピード2はどちらかというとクッション性はヴェイパーフライシリーズよりも硬めで、レスポンスは良い方かと思います。
リズムが重要なロングインターバルやペース走でも十分使えるシューズだと感じました。
マジックスピード2での練習②ロングラン(35㎞走)
次にマジックスピード2をロングランで使用した時の感覚です。
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テストは35㎞走を行い、7月あたりで時期的にも暑かったので、ペースは4分30秒/kmでじっくり押していくトレーニングでした。
走った結果、メタスピードと似たクッション感や反発を得られました。
足の前の方でしっかりクッション感をもらう感じですね。
マジックスピード2のメリット
次にマジックスピード2のメリットについてです。
履いてみたところ具体的には、
・クッション性が高い
・価格が安い
・軽量である
といった点においてメリットを感じますね。
以下で解説していきます。
マジックスピード2のメリット①クッション性が高い
マジックスピード2のメリットとして、クッション性が高いという点です。
先にもロングランの時のレビューでも解説しましたが、とにかくクッション性が良いです。
これはこのFFBLUSTPLUSが使用されているからで、このクッション材がいい味を出しているんです。
もちろんメタスピードスカイに使用されているFFBLUSTTURBOと比較したらクッション性は劣りますが、十分です。
マジックスピード2のメリット②価格が安い
マジックスピード2のメリットとして、価格が安いということです。
なんとこのスペックでメタスピードスカイよりも1万円も安いですよ!本当に信じられない。
使用する素材でここまで価格差が出るというのはかなりデカいですよね。
もちろんそりゃメタスピードに使用されているFFBLUSTTURBOの方が反発力は高いですが、その素材差を考えても1万円の価格差は大きいと思います。
マジックスピード2のメリット③軽量である
マジックスピード2のメリットとして、軽量であるということです。
厚底シューズではありますが、メタスピードスカイと同じくらいの軽量性があります。
以前はこうしたカーボンプレートシューズは少し重量のあるモデルがありましたが、このマジックスピード2は非常に軽量です。
27cmで230g程度しかありません。
この軽量性と反発性が武器になることは言うまでもありません。
この軽さであればレースで使えるレベルですね。
マジックスピード2のデメリット
次にマジックスピード2のデメリットですが、
・反発はFFBLUSTTURBOほど高くない
・アッパー素材が少し分厚い
といったところです。
以下で解説していきます。
マジックスピード2のデメリット①反発はFFBlastTURBOほど高くない
マジックスピード2のデメリットとして、反発はFFBlastTURBOほど高くないということです。
FFBlast+を使用しており、これがメタスピードスカイで使用しているFFBlastTURBOと比較したらやはり反発が低く感じます。
まあそりゃそうですよね、ミッドソールのスペックが違うんですから。
ただマジックスピード2で使用しているFFBlast+もしっかり反発は感じますので、そこまで大きなデメリットには感じないかと思います。
マジックスピード2のデメリット②アッパー素材が少し分厚い
マジックスピード2のデメリットとして、アッパー素材が少し分厚いというところです。
ここは上位モデルとの素材の差なのかと思いますが、メタスピードシリーズよりも少し分厚い感じですね。
だたアッパー素材が分厚いことで重量感を感じるのかと言ったらそんなことはないです。
しっかり走りをサポートしてくれるので、かなり良いと思います。
マジックスピード2はどんな用途におすすめ?
次にマジックスピード2はどんなランナーにおすすめなのかと言いますと、
・シリアスランナーのトレーニング用として
・初心者のレースシューズとして
・厚底シューズエントリーモデル用として
・初めて厚底シューズを使う時
といったランナーにはかなりおすすめできます。
マジックスピード2のおすすめ用途①シリアスランナーのトレーニング用として
マジックスピード2をおすすめする選手として、シリアスランナーのトレーニング用です。
シリアスランナーと言えどもトレーニングのたびに勝負用の厚底シューズを使う人はいないかと思います。
トレーニング時にはレースで使用するよりもスペックを落としたシューズを使うはずです。
ただ、厚底シューズは感覚をつかんでおくために、トレーニング時にも定期的に使用しておく必要があります。
そんなときにマジックスピード2は便利なのです。
この価格であれば毎回履いても損した気分にならないですよね。
マジックスピード2のおすすめ用途②初心者のレースシューズとして
また、マジックスピード2は初心者のレース用シューズとしても便利です。
マジックスピード2は使用している反発材は違えど、形状としてはメタスピードスカイに似ています。
メタスピードスカイの反発や不安定感だとまだ心配という方にはレース用としておすすめできるのです。
マジックスピード2のおすすめ用途③厚底シューズエントリーモデル用として
マジックスピード2は厚底シューズのエントリーモデルとしてもおすすめです。
形状は上位モデルのメタスピードスカイシリーズに似ていますが、はるかに履きやすいです。
また価格は抑え目なので、この価格でしたらガシガシ履けちゃいます。
まずはこのマジックスピード2でレースに出場してレースで良い結果を残しましょう。
マジックスピード2のおすすめ用途④初めて厚底シューズを使う時
マジックスピード2は初めてカーボンプレートシューズを使う時にはおすすめです。
これまでカーボンプレートシューズを履いたことがない方にとっては、実際自分がはけるのかとても不安ですよね?
もちろんこれから記録を伸ばせば、メタスピードスカイやメタスピードスカイプラスにもチャレンジしたいところですが、その前段階としてマジックスピード2はお勧めです。
理由は、メタスピードシリーズよりも安定して履けるからです。
もちろんこれらのモデルと比較して反発は少ないですが、マラソンでもしっかり走りきれるサポートをもらえる事は間違いません。
マジックスピード2をおすすめしないシーン
マジックスピード2は以下のランナーにはおすすめできません。
・マラソンレースで2時間30分を切るとき
・LSDで使うとき
以下記事で解説していきます。
おすすめしないシーン①マラソンレースで2時間30分を切るとき
マジックスピード2は、マラソンレースで2時間30分を切るときにはマジックスピード2はおすすめできません。
それだけの筋持久力と逆筋力があれば、FF BLAST TURBOをレース終盤までしっかりつぶして反発をもらう力量があると思いますので、メタスピードスカイやスカイプラスを使うと良いでしょう。
ただ、このレベルの朝上級者の方のトレーニング用としてマジックスピード通話かなりオススメできます。
おすすめしないシーン②LSDで使用するとき
マジックスピード2は、LSDで使用する場合もあまりおすすめできません。
LSDでは逆にシューズから反発をもらうと意味がありません。
LSDの目的と言うのは、ゆっくり長く走ることによりふくらはぎの筋肉を鍛えたり、循環器系を強化することです。
そういったときにはサポートの少ないシューズを履いた方が効果的です。
具体的にはナイキフリーなどがお勧めです。
マジックスピード2では反発が少ないと感じる方におすすめのシューズ
次にマジックスピード2では反発が少ないと感じる方におすすめのシューズについては、
・メタスピードスカイ
・メタスピードスカイプラス
・S4
以上のシューズがおすすめです。
マジックスピード2では反発が少ないと感じる方におすすめのシューズ①メタスピードスカイ
マジックスピード2では反発が少ないと感じるランナーにオススメのシューズとして、メタスピードスカイが挙げられます。
アシックスが開発したシリアスランナー向けモデルです。
フライトフォームなどの安定剤を使用せず、高反発素材のFFBLUSTTURBOのみを搭載した上級者モデルです。
対抗品としてはナイキのヴェイパーフライシリーズなどが挙げられるかと思います。
ただ、履き心地については他の厚底シューズとは一線を画し、アシックスらしい着地時の高いレスポンスが特徴です。
メタスピードスカイの詳細については以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。
マジックスピード2では反発が少ないと感じる方におすすめのシューズ②メタスピードスカイプラス
マジックスピード2では反発が少ないと感じるランナーにオススメのシューズとして、メタスピードスカイプラスが挙げられます。
前作のメタスピードスカイよりも、反発素材のFFBLUSTTURBOを増量したモデルになります。
外観からも分かる通り、ミッドソールが少しせり出していますね。
これにより前作のメタスピードスカイよりも更に高い反発性を実現しているのです。
メタスピードスカイプラスの詳細については以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。
マジックスピード2では反発が少ないと感じる方におすすめのシューズ③S4
マジックスピード2では反発が少ないと感じるランナーにオススメのシューズとして、S4が挙げられます。
アシックスがサブ4達成に向けて日々トレーニングするランナー向けに開発したシューズです。
こういう商品開発、個人的に好きですね。
ミッドソールの構成はマジックスピード2に似ており、反発材のFFBLUSTTURBOと安定材であるフライトフォームを組み合わせたものになります。
マジックスピード2は反発素材にはFFBLUST+を使用しているので、この辺りが両モデルで異なるポイントですね。
よって
「これまで厚底シューズには興味があったけど、メタスピードスカイの反発やクッション感が強すぎて、安定性もちょっとなさすぎて自分には合わないな」
というランナーにはかなりおすすめできるシューズですね。
まとめ
今回はアシックスのマジックスピード2を紹介しました。
とにかくコスパの高い素晴らしいシューズです。
何度も言いますが、これでメタスピードスカイよりも1万円近く安いのですから、このシューズを買わない手はないかと思います。
是非入手して自己ベスト更新を狙っていきましょう。
また、マジックスピード2以外にも私オススメのランニングシューズを以下記事で紹介しておりますので参考にしてみてください。
単独練習でサブ5からサブエガまで達成してきたので、履いてきたシューズも様々ですので役立つ内容かと思います。
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