今回はGARMINの新しいGPSウォッチのEnduro(エンデューロ)を紹介したいと思います。
GPSウォッチは一昔前と比較してかなり進歩してきました。特にバッテリー容量と、ちょっとした便利機能などは随分増えてきたんじゃないですかね?
STRAVAなどフィットネス系SNSによるユーザーの声などからこの先もさらなる進化が期待できそうです。
そんな中、余計な機能は省いてトレイルランナーやファストパッカーが本当に必要とする機能を充実させようとしたGPSウォッチがこのエンデューロなのです。
Enduro(エンデューロ)とは?
Enduro(エンデューロ)とはGARMINが出した新しいGPSウォッチです。
価格は少々高いですが、トレイルランナーやファストパッカーには欲しい機能が詰め込まれています。
山ではバッテリー容量やハイスペック機能は命綱となりますので、投資と考えてもいいかもしれません。
バッテリーもソーラーバッテリーが搭載されているモデルの2種類のラインナップになります。
Enduro(エンデューロ)の特徴
以下でEnduro(エンデューロ)の特徴を解説致します。大きな特徴としては
・休憩タイマーが追加
・大容量になったバッテリー
・正確なvo2max測定機能
・Climb proモードが進化
・暑熱順化計測機能
です。
以下で解説していきます。
Enduro(エンデューロ)の特徴①休憩タイマーがある
Enduro(エンデューロ)には休憩タイマーという機能があります。
ミドルディスタンスのレースであればエイドでウォッチを止める必要はないかと思いますが、100mileレースなどウルトラの距離になってくるとエイドで長時間休むことはあるかと思います。
また、トレーニング時に暫く止まって再スタートする時にウォッチを起動し忘れることはよくあると思います。
私なんかレース時にフィニッシュした後にウォッチを止め忘れることすらあるぐらいです。
STRAVAで繋がっている友人も「ウォッチ止め忘れた。。」とログに書かれている投稿をよく見るので、トレランあるあるなのでしょうね。
そんな時に役立つのがこの休憩タイマーなのです。
エイドなとで一度ウォッチを止めてもGPSはちゃんとログがとられており、休憩の時は別で記録されているのです。
これはパフォーマンス測定を重視するトレイルランナーにとってはかなり嬉しい機能ですね!
Enduro(エンデューロ)の特徴②大容量バッテリー
Enduro(エンデューロ)の特徴として特筆すべきことは、長時間のバッテリー寿命です。
fenixのソーラーモデルが、パフォーマンスモードで66時間連続起動であるのに対して、エンデューロはパフォーマンスモードで80時間連続で起動させることができます。
ソーラーモードでなくとも70時間バッテリーを維持することが出来るので、如何に長時間もたせることができるかが分かります。
レースであれば80時間連続で起動させることは制限時間上まずありませんが、これだけの容量であればかなり安心できます。
また、バッテリ容量がこれだけあればファストパッキングでの使用も視野に入ってきます。
ファストパッキングや、一泊の長距離縦走でログを取りたい時はこれだけ容量があるといいですよね。
Enduro(エンデューロ)の特徴③高低差を加味したvo2maxを正確に割り出せる
Enduro(エンデューロ)の凄いところはこの正確なvo2max測定性能です。
これまでvo2maxは高低差があるとなかなか正確に割り出すことはできませんでした。
平地でのトレーニングであれば高低差によるペースのバラつきがないので正確に測定できるのですが、トレイルとなるとそれが難しかったのです。
運動強度としては高いトレイルランですが、ペースは落ちるからです。
Enduro(エンデューロ)の特徴④進化したClimb PROモード
Enduro(エンデューロ)の進化したClimbPROモードも凄いです。
予めコースの地図をエンデューロに入れておく必要はありますが、地図さえ入れておけば登りがあとどのくらい続くのか、また下りがどれだけ続くのかをウォッチ上で表示してくれるのです。
トレイルランのレースでも登りがあとどれだけ続くのか、また下りがどれだけ続くのかは補給戦略上も把握しておきたいところです。
私の場合は高低図をラミネートしたものをザックの胸ポケットに忍ばせており、その登りがどれだけの時間で終わるのかを距離か標高で目安にしています。
これらの情報がウォッチ上で表示できればかなり良いですね。
あれこれ考えなくても済みそうです笑
Enduro(エンデューロ)の特徴⑤暑熱順化機能
個人的にすごいと思うのがこの暑熱順化機能です。
トレイルランナーが鍛える能力は、平地での走力(フルマラソンやハーフマラソンを速く走る能力)、登りを速く走る能力、気象変化に対応する能力、この3つだと思っています。
特に気象変化への対応力は重要で、寒い時はウエアーで調節できますが、暑さは後天的に鍛えなくてはなりません。
Enduro(エンデューロ)はそれを測定できるのです。
これまでウォッチで暑熱順化を測定することなんて出来ないと思っていたのでかなり驚きです。
Enduro(エンデューロ)の特徴で削られた機能
エンデューロではその大きなバッテリー容量に割く分、削られた機能もあります。
具体的には音楽再生機能や、Wi-Fiを通じてGARMIN connectにアクセスする機能です。
これまでのBluetoothによるワークアウトデータ転送はそのままですのでここは不便に感じることは無さそうです。
でも多くのトレイルランナーが使う機能っておそらく限られてると思います。
大体使うのは通常のワークアウト機能と地図機能、レース中はそれらを同時に起動させるくらいじゃないですかね?
レースであれば大体マーキングがされていますが、私の様にそれでも間違える野郎は地図によるナビゲート機能はかなり重宝します。
まとめ
今回はGARMINの新しいGPSウォッチのEnduro(エンデューロ)を紹介しました。
バッテリー容量や、レース戦略に悩むストイックなトレイルランナーにはかなりオススメできるGPSウォッチですので是非試してみてくださいね!
その他トレイルランニングにオススメなGPSウォッチは以下記事で解説しております。
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