トレイルランニングで重要なアイテム「高低図」について解説!

トレイルランニングのレースは非常に距離も時間も長いです。

平地のロードレースとは違い、レース中の戦略が非常に重要になります。

そこで今回は戦略を立てる上で非常に重要な「高低図」というトレイルランナーの生命線とも言える必須アイテムを紹介しようと思います。



トレイルランニングで重要なアイテム「高低図」について解説!

高低図は、レース全体のマネージメントのために非常に重要であり、私は常に重要なポイントを書いた上でバックに忍ばせています。

これがあることでレース中に目まぐるしく変化する自分の体調にも柔軟に対応することができます。

逆にこれをコース上に落とすことは、

高速道路に突然投げ出されたナメクジも同然です。

そのくらい大事になります。

高低図に書き込んでおくべきポイント

まず最初に、高低図に記入しておくべきポイントです。

これ、スタート前に頭に叩き込んでも、レース中になると他に集中しなくてはならないことが多くなるので忘れる可能性が高いです。

私なんて3歩足を着いたらたちまち忘れてしまいます。

エイドステーションの位置

高低図には、

●何キロ地点にエイドがあるのか?

●エイドには何が置いてあるのか?

この辺りを記入しておくことをオススメします。

このエイドですが、レースによっては置いてあるものが全く異なります。

過去にとあるレースでハンガーノック気味でエイドに瀕死の状態で到着したことがありました。

まだトレランを初めてすぐのヨチヨチ野郎だったころです。

置いてあるのが水とキャンディーだけで、メンタルを相当やられた記憶があります。

このように、水とちょっとした飴が置いてあるだけのエイドステーションもあれば、水や電解質のほかに、パンやおにぎり、食塩、中にはその地元の名産品などが豪華に置かれているエイドもあります。

このエイドをどのように利用するかをスタート前に予め考えれば、ザックに入れる補給食をどのぐらいにするかを考えることもできます。

可能な限り下調べをして、高低図に書き込みましょう!

また、エイドに何が置いてあるのかだけではなく、

●そのエイドまで何キロ距離があるのか?

●その距離を何時間で走れる起伏・路面なのか?

というのも重要になります。

理由は同じ10キロでも、激しいアップダウンが続くコースの場合かかる時間が全く違うからです。





↓こんな走りやすい区間もあれば、

走りやすい林道やロード区間

↓こんな走りにくい区間もあります。

テクニカルでハイペースで飛ばせないこんな区間もあり

高低図だと同じ表現でしか書かれないので、路面の情報があるのであれば書いておくべきです。

ポイントとなる山までの距離、傾斜、路面の状況

傾斜が特にきつい山など、ポイントとなる山までの距離やその傾斜、路面の状況などはあらかじめ確認しておく必要があります。

傾斜がきつかったり、路面が荒れていたりした場合、給食を取れない可能性もあります。

その際に補給食はその山に差し掛かる前に食べておく必要があるので、給食が取れなさそうな路面や傾斜の場所をあらかじめ把握しておくことが非常に重要になります。





必ず高低図に目標として食べるものを書いておく

レース中は自分が思った以上に記憶力がないです。

理由は様々なことに集中しなくてはならないからで、例えばここに来るまでにジェルや固形食は何本使用したか?など自分が覚えていなくてもわかるようにしておく仕組みを作る必要があります。

私なんかすぐに忘れちゃうので、何キロ地点までに取らなきゃいけないものは左胸のポケットに入れるなど、自分が補給食への注意が散漫になった時にでも思い出せるような仕組みを作っています。

例えばエイドから次のエイドまでの距離が20キロ近くある場合でも、傾斜の緩やかなコースが続く場合と、傾斜の急な路面が続く場合では

同じ距離でも到着するまでの時間が全く違います。

そんな時にでも30分~1時間おきにしっかりと補給を取れるようにするには、あらかじめ高低図に食べるものを書いておくのが良いです。

工程図を作成する場合のポイント

ここも重要です。

せっかく良い作戦表を作っても実戦で役に立たなければ意味がないです。

高低図を準備してもレースで使える状態にしないのは、

名刀「政宗」の鞘にアロンアルファーを塗ってしまったようなものです。

汗が染み込まないように必ずラミネートする

これむちゃくちゃ大事です。

トレイルランニングのレースでは、大量に汗をかきます。

私は高低図を右胸のポケットに入れておりますが、ここも例外なく汗が染み込んできます。

トレイルランニングを始めた頃は、高低図を作成してもラミネートする重要性を理解しておらず、

せっかく準備した工程図が汗でぬるぬるになってしまった記憶があります。

運良くそのレースはゴールできましたが、高低図をポケットから探したところ、解読不能な水浸しの紙切れがポケットから出てきたのです。

まぎれもなくそれは私が準備した高低図だったのです。

ザックのポケットに入る大きさで、文字がしっかり見える大きさにする

また、高低図の字を大き目にすることも重要です。

高低図の作成に慣れてきた頃に、このぐらいだったらギリギリ読めるかなと思い、少し小さめの文字で工程図を作成したことがありました。

レース本番であまりにも小さくて高低差が読めなかった記憶があります。

まとめ

せっかく参加するレースなので何としても完走したいですよね!?

トレイルランィングは自分の限界だけでなく、自然へのチャレンジでもあります。

作戦を細かく立てれば立てるほど目標達成も近づきますので、その為にもこの高低図はオススメですので、レース参加前に作成してみてくださいね!

 

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