今回はマラソンにおけるアミノバイタルのレビュー記事です。
アミノバイタルと言えば味の素が発売している名高い商品であり、私自身学生の頃からここぞという時に愛用しています。
様々な種目やアクティビティに使えるアミノバイタルですが、今回はマラソンでの使用感について解説していこうともいます。
・アミノバイタルのマラソンにおける効果について知りたい
・アミノバイタルをマラソンで使うメリットについて知りたい
・アミノバイタルをマラソンで飲むタイミングについて知りたい
といった方には役立つ内容かと思います。
以下記事で解説していきます。
マラソン中に起きること
アミノバイタルの効果を知る前に、まずまずマラソン中に身体に起きることについて知る必要があります。
私がかつて成功と失敗を繰り返し、書籍で色々と調べたことについて解説していこうと思います。
マラソン中には具体的に、
・低血糖
・カタボリック
・倦怠感(疲労感)
といった現象が発生します。
以下記事で解説していきます。
マラソン中に起きること①低血糖
マラソン中に起きることとして、低血糖が挙げられます。
マラソンは5000mなどと比較してペースはゆっくりですが、糖質と脂質を両方使いながら走ります。
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エネルギー効率の高い脂質を使うのがベストですが、これも血糖値が安定している状態で実現するものです。
そこで重要となるのが低血糖にならないということです。
それにはジェルなどの補給食を摂取する必要があるというわけです。
最近だと様々なジェルが出ており、アミノバイタルに含まれているBCAAも入っている商品もあります。
味もいろいろですので、レース前に自分に合ったジェルを選ぶようにしましょう。
以下記事ではマラソンにおすすめの補給食について解説しておりますので参考にしてみてください。
マラソン中に起きること②カタボリック
マラソン中に起きることとして、カタボリックが挙げられます。
マラソンはとにかく長時間走る競技です。
比較的早いと言われえるサブスリーの選手であっても約3時間は走ることになりますからね。
そうした中で発生するのが筋肉を分解してエネルギーを得ようとする「カタボリック」です。
長時間走る際に無補給で走ると、筋肉はエネルギー源を得ようと他の筋肉を分解してエネルギーを捻出しようとします。
これではせっかくトレーニングで筋力をつけたのに筋肉が減っていってしまいトレーニング効率的にもよくありません。
そうした際に重要なのが先に解説した安定した血糖値と筋肉の原材料になるBCAAを中心としたアミノ酸なのです。
マラソン中に起きること③倦怠感(疲労感)
マラソン中に起きることとして、倦怠感(疲労感)が挙げられます。
マラソンはとにかく高い運動刺激が長時間続くスポーツですが、そうなると発生するのが疲労です。
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疲労のメカニズムには様々ありますが、その中で大きな1例としては疲労信号が脳から発せられることでしょう。
脳は疲労を感じるとアデノシンという物質を出し、それが受容体に結合することで疲労を感じます。
つまり運動をやめさせようとするわけです。
これにより身体は倦怠感を感じて、動きは小さくなりペースダウンにつながるというわけです。
ではそうならないためにはどうすれば良いのかというと、アデノシンを受容体に結合させなくすればいいわけで、それを可能にするのがカフェインです。
カフェインはアデノシンに形状が似ており、受容体に先回りして結合することが可能です。
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摂取することで疲れを感じにくくする効果があるので、レースでは積極的に活用していきましょう。
ポイントとしてはアデノシンが結合する前に受容体にカフェインを結合させることですので、疲れを本格的に感じ始める前でなくては意味がありません。
このあたりについては以下動画でも解説しておりますので参考にしてみてください。
マラソンにおけるアミノ酸の働き
次にマラソンにおけるアミノ酸の働きです。
これには筋分解抑制と筋合成促進が挙げられます。
アミノ酸は筋肉の材料もしくはシグナルとなるもので、摂取すると約30分程で小腸から吸収されます。
プロテインの様に一度ペプチドに分解される必要もないので極めて即効性が高いのが特徴です。
身体に取り込まれたアミノ酸はマラソン中に分解される筋肉に作用して、筋肉の分解を抑制する働きがあるだけでなく、筋肉を新しく合成する為の働きをします。
これはBCAAに含まれるロイシンというアミノ酸によるものですが、これにより新たな筋肉を合成することができるというわけです。
ただ、BCAAの場合はあくまでシグナルとして働くので、材料も一緒に取りたいところです。
ちなみに私の場合、マラソンレース当日の朝にプロテインを飲み、レース直前にアミノ酸を飲みます。
こうすることで材料とシグナルを一緒に取ることができるのです。
マラソンにおけるアミノ酸の働きについては以下記事でも解説しておりますので参考にしてみてください。
アミノバイタルがマラソンにオススメな理由
次にアミノバイタルがマラソンにオススメな理由について解説します。
具体的には、
・アミノバイタル独自のアミノ酸配合
・実感できる確かな効果
といった理由が挙げられます。
以下記事で解説していきます。
おすすめな理由①アミノバイタル独自のアミノ酸配合
アミノバイタルをおすすめする理由として、アミノバイタル独自のアミノ酸配合ということが挙げられます。
アミノバイタルのすごいところは、アミノ酸配合を徹底的に科学しているという事なんですよね。
味の素のHPを見ると、企画の部門があったり、理化学的にスポーツでの臨床試験を行う部門や、商品に落とし込む開発部門があったりと実に様々なんです。
普通の企業だとそこまで多くの部門で徹底的に効果を検証できる商品開発って出来ないんだと思います。
しかし味の素であればそれが出来てしまうんですよね。
アミノバイタルってことはBCAAを配合したサプリメントなのかな?と思いがちですが、実際はそうではなく、消耗した時に必要になるグルタミンや粘りに繋がるアミノ酸などスポーツ時に必要となるアミノ酸を徹底的に科学した商品が出されているのです。
つまりスポーツ時に摂るアミノ酸としては国内最高峰の英知が詰まったアミノ酸食品と言えます。
おすすめな理由②実感できる確かな効果
アミノバイタルをオススメする理由として、実感できる確かな効果が挙げられます。
これは実際にアミノバイタルを様々なシーンで使用することで感じることですが、私個人的にはアミノバイタルを飲むことでパフォーマンスの伸びはかなり実感しました。
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この辺りは実際に飲んでみて分かることが多いと思いますので、是非試してみてください。
マラソンにおいてアミノバイタルを飲むタイミング
次にマラソンにおいてアミノバイタルを飲むタイミングについてです。
具体的には、
・レース前
・レース中
・レース直後
が挙げられるかと思います。
以下記事で解説していきます。
タイミング①レース前
マラソンにおいてアミノバイタルのおすすめ摂取タイミングとして、レース前が挙げられます。
具体的にはレース30分前です。
経口摂取したアミノ酸は小腸で速やかに吸収され筋肉に供給されます。
マラソンレースがスタートして約30分近くは既にあるエネルギー源などにより身体を動かしますが、ダメージとして出始めるのはスタートして30分が経過したころです。
その時にアミノ酸が体内にあるのがベストなのです。
スタート前に摂取することで、筋肉の分解を抑制することが出来るので、高いパフォーマンスを維持することができるのです。
タイミング②レース中
マラソンにおいてアミノバイタルのおすすめ摂取タイミングとして、レース中が挙げられます。
レース中はさすがに顆粒タイプのアミノバイタルPROは摂りにくいですので、ジェルタイプがオススメです。
アミノバイタル以外にも最近では様々なアミノ酸配合がなされたジェルがありますが、やはりアミノ酸でのリカバリー感はアミノバイタルに分があると感じます。
縦長でポケットにも入れやすいのでマラソンなどのレースでも十分持っていけるサイズかと思います。
通常のジェルと併せて30㎞地点などで摂取したいジェルですね。
タイミング③レース直後
マラソンにおいてアミノバイタルのおすすめ摂取タイミングとして、レース直後が挙げられます。
目的としてはハードに身体を使った後のリカバリーです。
摂取タイミングとしてはレース30分以内がオススメですね。それより後に摂取するのであれば吸収効率が落ちることが米国の論文でも報告されているので(アミノ酸についての論文)、かならずレース直後にInstagram投稿とかする前にアミノバイタルを摂取しましょう。
メリットとしては次のトレーニングを入れるタイミングを早められるという事です。
回復が早ければそれだけトレーニングを入れる回数も増えるという事ですので、自己ベストに向けて近づくという事です。
積極的にリカバリーに活用していきましょう。
シーン別オススメなアミノバイタル
次にシーン別にオススメなアミノバイタルです。
アミノバイタルは様々なラインナップがありますが、私がオススメするのは機能性と携行性を考慮して以下の2タイプです。
・アミノバイタルPRO
・アミノバイタルアミノショットパーフェクトゼリー
以下記事で解説して行きます。
レース直前とリカバリーにおすすめ、アミノバイタルPRO
レース直前とリカバリーにおすすめなアミノバイタルとしてアミノバイタルPROが挙げられます。
これまでは私自身マラソンで使う機会は少なく、5000mなど消耗の激しいレースで使っていたのですが、マラソンでもかなり効果を感じました。
マラソンで一度きつい波が来る20㎞辺りでも筋肉的にも元気ですし、30㎞以降の落ち込みも筋疲労が少ない分、軽減されます。
また特に効果を感じるのがレース直後のリカバリーですね。
マラソンを1本走ると結構疲労困憊になるのですが、直後にアミノバイタルを飲んでおくと翌日の筋肉疲労が全く違います。
これね、もう全然違うんですわ。
マラソン明けから次のレースまでしっかりトレーニングを組み立てたいという方にはかなりオススメできると思いますので参考にしてみて下さい。
レース中におすすめ、アミノバイタルアミノショットパーフェクトゼリー
レース中におすすめなのがアミノバイタルアミノショットパーフェクトゼリーです。
これは顆粒だと走りながら飲みづらいアミノ酸をジェルで摂取したというものです。
本来であれば給水地点でも顆粒で飲みたいところですが、そこは飲みやすさを重視してこちらを使っています。
また最近ではアミノバイタル以外にもランニング中に飲むエネルギージェルにもアミノ酸が配合されたものが出てきました。
この辺りについては以下記事でもレビューしておりますので参考にしてみてください。
私のアミノバイタル活用例「別府大分毎日マラソン2022」
私が実際にアミノバイタルをマラソンで使ったのは「別府大分毎日マラソン2022」でした。
この時は結果的に2時間49分とサブエガをマークし、かなり嬉しかった記憶がありますが、これにもアミノバイタルの効果は大きかったと感じます。
この日はレーススタート前にアミノバイタルPROを摂取し、レース中はアミノバイタルのゼリーを摂取。
その他は自分の自作ジェルで走り切ったのですが、35㎞からのラップが落ちなかったのが印象的でした。
もちろんペース管理ややってきたトレーニングもあるかと思いますが、アミノバイタルを摂取したことにより筋肉の消耗が少なかったことは大きな要因でしょう。
また、リカバリーも重要ですので、レース直後にもアミノバイタルPROを摂取しました。
翌月には東京マラソンも控えていたので、なるべく回復を早くして、トレーニングピークをもう一つ作っておきたかったのです。
ちなみにサブエガを達成したまでのトレーニング方法については以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。
また、以前に富士登山をした時にもアミノバイタルを活用したことがありましたが、この時もかなり効果を感じました。
以下記事で詳細に解説しておりますので参考にしてみてください。
まとめ
今回はマラソンにおけるアミノバイタルの効果について解説しました。
アミノバイタルは適切なタイミングで摂取することでパフォーマンスも向上しますし、レースやトレーニング後のリカバリーも極めて速いです。
また、レースやトレーニング後のリカバリーについてはアミノバイタル以外にも様々なものがあります。
以下記事ではマラソンやトレイルランニングなどハードに身体を使った後にオススメなリカバリーグッズや手法を紹介しておりますので参考にしてみてください。
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