ペース走を定期的に入れるようになってLT値の向上が感じられるようになった段階で、ホームコースの生田緑地で心拍分析してみました。
トレイルランのパフォーマンス向上に有効なトレーニングについて
さてLT値の向上は確認できたものの、それがトレイルの実戦で使えるものなのか?
それを確認すべく生田緑地にやってきました。
テストで利用した生田緑地
川崎市にある生田緑地は、アップダウンのある緑地公園です。
プラネタリウムなどもあり日中はファミリーがたくさんいるので走れませんが、
夜は誰もいないのでトレイルランニングの格好の練習環境となります。
コースは細かなアップダウンがあり、1周回5㎞で250mアップあります。
4周回すると1000mになるので非常に良い練習です。
神戸に住んでいた頃は、六甲山の山頂往復で同じくらいの累積標高を獲得していましたが、このコースの様にアップダウンが繰り返されて累積を稼ぐ方がかなり消耗が激しく、トレーニングとしては良いです。
生田緑地で同じ練習メニューを行った際の比較
定期的にペース走を入れられている今日この頃ですが、ペース走を入れる習慣がつく前、つまりLT値が低い時とのデータを比較してみました。
前回のデータ
これは定期的にペース走を入れる前の練習データです。
この時は3周回していますので獲得標高は750mくらいですが、ペースも6分台前半/㎞となかなかいいです。
感覚的にはかなり余裕はあったのですが、心拍は比較的高い状態を維持していました。
これでは長い距離は持たないということですね。
今回のデータ
続いて別大での失敗以降、ペース走を定期的に入れてきたうえで同じコースで練習した時のデータです。
この日は4周回してますので獲得標高1000m程度です。
走っている時の感覚は前回と同じくらいでしたが、今回の方が心拍データを見る限りかなり余裕があることになります。
前回も今回も感覚的には同じですが、
今回の練習の方がゆとりを持ってこなせたことになります。
これが距離の長いレースになると、差となって表れるはずです。
まとめ
以前にトレイルランニングの雑誌で、日本を代表するトップランナーがこういっていました。
- ペース走はトレイルランナーにとってあまり効果はない
- 必要なのはインターバルとトレイルの練習を織り交ぜること
- トレイル練習は3時間以上走る必要はない
と書いており、私自身そう思っていました。
しかし、結局のところレースで号砲が鳴り、トップ選手がバーンと飛び出してトレイルに入っていくペースを考えると、マラソン練習にも同じように必要となるペース走は絶対だと断言できます。
現に今回の比較練習でこの様な傾向があったので、今シーズンは年間通じてトレイル練習とペース走は並行して入れていこうと感じました。
↓以下は関連記事です。ペース走の効果について記事を書きました。
↓ペース走でLT値を向上させた上でトレッドミルに傾斜を付けた時の練習内容です。
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