先日、奥飛騨で開催された奥飛騨トレイルラン(ロング)に参加してきました。
結果は3位と思う様にいかない結果となりましたが、腸脛靭帯の痛みが終盤まで出なかったのは収穫かと思います。
しかし後半は痛くてもう最悪でしたが、中盤までは良い走りが出来たと感じています。
6月に開催されるトレイルランニングレースは、少し標高の高い場所でないと暑くて走れませんが、今回のレースは陽射しがあったものの何とか走れる環境でした。
本記事では奥飛騨トレイルランの感想についてお伝えできればと思います。
奥飛騨トレイルランレースについて
奥飛騨トレイルランレースは飛騨流葉スキー場で開催されるトレイルランニングレースです。
神岡鉱山がある関係で開拓された地で、スキー場でありながら山深くて温泉を楽しめる場として有名です。
会場は高山市街地から車で40分程度走った場所にあり、けっこうな山奥。
温泉と一緒に楽しめるトレイルランニングレースであり、スタート地点に温泉があるので、レース後にすぐに身体を清めることが出来ます。
奥飛騨トレイルランレースのコース特徴
奥飛騨トレイルランレースのコースは、前半走れて後半に走れない様な激下りがあるのが特徴です。
中盤までは結構な斜面を登る林道が続き、かなり山深い場所まで入っていくコースプロフィールです。
しかもコース上に木々が生い茂り、若干ジャングル状態である為に迷いやすく、ロストする人もいたかと思います。
私はSUUNTO9にGPXデータを落とし込んでいたので迷うことはなかったですが、なかったら迷った可能性は高かったかと思います。
やはりGPSのナビゲーション機能はトレイルランで迷わず走りたい方には必須ですね。
登りの終点も把握できますし、補給のタイミングもわかるのでおすすめです。以下記事で解説しています。
奥飛騨トレイルランレースの特徴は何といっても後半の激下りでしょう。
レース会場は飛騨流葉スキー場ですが、ここは上級者向けのスキーコースであることでも有名です。
スキーやスノーボードであっても滑るのが怖いほどの傾斜があると聞き、若干ビビっていました。
実際に走ってみて分かったのですが、ゲレンデの下りがものすごい傾斜でした。ほぼ崖といっても過言ではありません。
これまで何度かゲレンデコースは走っていますが、最も急な斜面だったと感じました。
私の場合下りが苦手なので、今回のコースはちゃんとペースを刻んで走れるのか不安でしたが、案の定後半の下りは滑るように降りてきました。
下りのうまい選手はきっと走るのでしょうが、ちょっと私には無理でした。
以上のコース特徴より、下りに苦手意識のある選手で少しでもタイムを削り込みたい選手は、前半の登り区間と、中盤の林道区間にタイムを稼いでおくのがおすすめです。
わずか30㎞なのに高低差は1300mアップで、なかなか走りごたえのあるコースでした。
30㎞と短いですが結構お腹いっぱいになりましたね。
奥飛騨トレイルランレースの装備、補給食
補給食は行動時間から考えてはちみつを200ml程度持参しました。固形食も少し持とうかと思いましたが、結果的に必要なかったです。
エイドにも個包装された食べ物を準備してくれていましたが、そのあたりは摂取せずに持参したはちみつだけで行けました。
奥飛騨トレイルランレースに使用したシューズ
シューズはHOKAのChallengerATR6をチョイスしました。途中走れる林道区間もあったので正解だったと思います。
ぬかるんだ路面がいくつかありましたが、ガンガン攻めることが出来ました。
ChallengerATR5比較して幅が広いので、シューズ内で足が動くので豆が出来ることが難点でしたが、今回はいつも以上に靴紐をきつめに縛ったのであまり気になりませんでした。
奥飛騨トレイルランレースに使用したザック
ザックはUltraspireのモーメンタムを使用しました。
容量は少ないですが、ギリギリまで荷物を削ることができるので正解だったと思います。
やはり30㎞程度のレースはこの容量のザックでバランスがいいものが向いていますね。
これまではZYGOSを小さく絞って使っていましたが、容量の小さいザックを使用する方が良いですね。
今回はレインジャケット、エマージェンシーブランケット、ヘッドライト、はちみつ、マルチビタミン、ソフトフラスクを持参しましたが、ちょうどよい収まり具合でした。
少ない容量ですが、走りを邪魔しないので個人的におすすめなザックです。
ただ今回はソフトフラスクがボトルゲージから落下することが何度かあったので、ここのゲージに入れるのはUltraspire純正のボトルが良いと感じました。
次回からそれにします。
奥飛騨トレイルランレースの結果
結果は3位でした。
序盤はトップのすぐ後ろにいましたが、登りで徐々に離されてそのまま行かれた感じですね。
そこから苦手な下り区間で更に1選手に抜かれて、登りで追いつき、下りで抜かれを繰り返しながら最後はそのままやられた感じです。
ただ昨年の優勝タイムは上回ることが出来たので、悪くない結果だったと感じています。
奥飛騨トレイルランレース直近のトレーニング内容
今回のレースに合わせたわけではないですが、トレーニングとしては以下の点を見直してみました。
基本のトレーニング内容は以下記事の流れです。
ここから、今回のレースに向けては低酸素トレーニングの頻度とトレッドミルでの傾斜走内容を変えてみました。
まず低酸素トレーニングは、これまで2週間に1度高めの負荷での低酸素トレーニングを入れていましたが、2週間開けると効果が低くなると感じたので、1週間に1度入れるようにしました。
ここで低酸素トレーニングの負荷はあまり変えず、高めの負荷を1回入れる感じです。
以前は2週間に1度だったので、低酸素ジムでバイクとランニングの2種目を入れていました。
しかしそれだと効果が2週間の間に薄れてしまう様に感じました。
色々と試行錯誤した結果、2種目を2週間に1度入れるよりも、1種目を毎週入れる方が低酸素トレーニングの効果は高いと感じたのです。
なので低酸素トレーニングは1週間以上開けずに継続して通うのが効果的だと考えます。特にレース前はそのリズムを崩さないのが大事です。
次にトレッドミルでの傾斜走です。
これまでトレッドミルでの傾斜走は、傾斜を変化させてのインターバルトレーニングが中心でした。
具体的には9%で時速9㎞を維持して10分間ほど走り、そこから3分間12%で時速9㎞を維持し、それを短いリカバリーで繰り返すというものです。
しかしそれだけでは、傾斜に対する耐性はつくものの、登りを早く走ることにはつながらないと感じました。
そこでペースの変化をつけた傾斜走を実施しました。
具体的には
・9%で時速9㎞を維持して10分間ほど走る
・3分間9%で時速12㎞を3分間維持し
・それを短いリカバリーで繰り返す
というものです。
これ結構きついです。
私の場合、関東平野に住んでいるので近くに山がありません。なのでトレッドミルを上手に使うしかないのです。
ひとまず登りの要素はトレッドミルで鍛えて、その他の負荷のトレーニングはロードでのインターバルやロングファルトレクで組み立てました。
トレッドミルでのバーティカル要素、筋持久力やVO2MAX要素の両方を向上させることがポイントだと感じたレースでした。
まとめ
今回は参戦してきた奥飛騨トレイルランニングレースについて記事を書いてみました。
若干暑いですが、6月に快適に走れる数少ないレースですので是非とも参加してみて下さい。
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明日(6/26)、ロングに初挑戦します。(地元高山市在住)
レポート、大変参考になりました・・・が2時間41分は滅茶苦茶速いですね。
貴殿も出場されるのでしょうか?
私は5時間以内での完走目指します。
因みにゼッケン番号は「428」です。
コメントありがとうございます!
私は明日は出場しないんです。
ゲレンデでけっこう足使わされるので暑くなったら注意ですね!
最後の下りは短いんですがけっこう事故りがちなので気をつけた方がいいかもです!
良いレース期待してます!