今回は美味しい補給食「おいエナ」の紹介です。
山用の補給食と言えばあまり美味しくないイメージがありますが、今回はそんな常識を覆すアイテムの紹介です。
これまで補給食に対して「美味しくない」というイメージを持たれていた方は是非参考にしてみてください。
小型でも美味しい画期的なエナジードリンク、それが「おいエナ」
今回は小型の補給食でありながらおいしさも両立している奇跡のエナジードリンクを紹介したいと思います。
美味しいエナジードリンク研究所で開発されたトレイルランナーやファストパッカーに「おいエナ」の愛称で親しまれている商品です。
私自身食品メーカーで商品開発の仕事をしており小袋のスープを濃縮して美味しさを表現していますが、やはりストレートの方が断然美味しいものが出来上がるんですよね。水分活性(AW)が低い方が常温で保管した時の保存性は良いのですが、完成するまでに熱がかかったり、様々な工程が発生するのでどうしても味が落ちてしまうのです。
そう考えると濃縮されたものでこれだけ美味しいものを作れるってのはすごいと思います。
これであれば美味しくありながらも保存性、携帯性に優れているので登山には最適ですし、なるべく荷物を減らしたいファストパッキングやトレイルランにも十分対応できます。
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補給食の便利さと美味しさの問題
登山やトレイルランニングには目的やスケジュールに応じて様々な補給食持っていかれると思います。
レースやファストパッキングであれば荷物を軽くするために、補給食は小型で携帯しやすいものを選択する必要がありますし、時間に余裕のある登山であれば少し重たくても腹持ちのいいものを選択される方が多いかと思います。でも重量のある食料って持てる量に限りがありますよね。
具体的にはおにぎりとかパンなどの、美味しいけど山ではかさばってしまうものです。
トレイルランニングに使用されるような濃縮されて小型の補給食は軽さのメリットはあるのですが、正直なところ美味しくないものが殆どです。
「おいエナ」の楽しみ方
私の場合はトレイルランニングやファストパッキングで使用するので、用途としては
・おいエナをそのまま飲む
・湯で割ってシェルターで飲む
この2つでした。以下で解説します。
おいエナをそのまま飲む(リカバリー食としても)
トレイルランニングでおいエナを使用した時はストレートで飲みました。
レース中の感覚としては徐々に血糖値が上がるような感じで、通常のエネルギージェルよりも腹持ちが良かったのが印象的でした。
ジェルでこれだけ満足感があるのは、はちみつを使用しているので、単糖類と多糖類の両方が入っているからだと感じます。
私自身トレイルランニングには必ずはちみつを持参します。理由はエネルギージェルよりも美味しくて血糖値の上昇が穏やかだからです。この様な天然のものを「リアルフード」と呼んでいますが、おいエナは使用している原材料からもまさにリアルフードと言えるでしょう。
ちなみにおいエナに使用されているはちみつは、山の多種多様な野草から集められた百花蜜を使用している為、季節によって多種多様な味わいがあるそうです。
またレース後の冷えた体を温める為に、残ったおいエナを湯で割ったものも美味しかったです。
特にレース後に何を補給するかはかなり重要な問題ですので、次の練習を早い段階で入れるためにはリカバリー食を効率よく体に入れる必要があります。
湯でおいエナを割ることで胃腸の調子を整えることが出来ますし、その後のリカバリーサプリも効率よく摂取することが出来るのです。
湯で割って飲む
湯で割る場合は、「福井梅と福井山の蜂蜜入り」が最高でした。この日はファストパッキングで新穂高を昼過ぎに出発して、槍ヶ岳を経由して日没辺りに黒部五郎小屋に到着するスケジュールでした。スケジュール上どうしても走る必要があったために日中かなりの汗をかくことになり、アルプスの急峻な稜線にかなり苦戦させられました。
なんとかクタクタになりながらもスケジュール通りに黒部五郎小屋に倒閣してシェルターを設営して休憩しましたが、そういう時ってどうしても甘くてすっぱいものが美味しく感じるんですよね。そこでこの日に楽しんだのが梅はちみつのフレーバーのおいエナを湯で割ったものでした。
バーナーで湯を沸かして、その中においエナを溶かし込みます。
そのまま飲んでも美味しいんですけど、こうして湯で割ると更に体に染み渡り、抜群に美味しいんです。途中の工程でもおいエナをそのまま飲んでいたのですが、それもまた美味しいです。濃縮された状態なので酸味も立つので疲労した体にいい刺激が入ります。
スクリューキャップで蓋もできるので、そのまま補給した後に夜楽しむ用としても保管できるんです。
「おいエナ」の内容について(カロリー、原材料)
山で使う補給食であればどれだけのエネルギーがあるのかは気になるところです。
理由は山のスケジュールは行動時間から持参するカロリーが割り出され、そこから必要な補給食を選択していくからです。
おいエナのカロリーと各商品の仕様は以下の通りです。
おいエナ【紀州梅と福井山の蜂蜜入り】
【カロリー】1本140mlで414kcal
【原材料】梅、国産粗糖、蜂蜜
おいエナ【紀州梅と黒糖蜂蜜】
【カロリー】1本140mlで404kcal
【原材料】梅、国産粗糖、蜂蜜
両商品とも98%真空パックで賞味期限は約1年。
おいエナの開発者は料理人
谷橋さんは福井県のフレンチシェフです。このおいエナを開発するにあたり自身の味覚に加えて星付きのシェフと味のすり合わせをしながら完成させたそうです。
「おいエナ」の生みの親である谷橋さんは、日頃「MarPe」というレストランを切り盛りされていて、ここでは福井の食材がふんだんに使われています。
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マジで美味そうです。。私自身福井を訪れた際は是非足を運んでみたいと思うお店です。
シェフ×ハイカーだからこそ山で好まれる美味しさが分かる
また、「おいエナ」の美味しさの秘密は谷橋さん自身がハイカーだということです。
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日常の生活で身体が欲するものと、登山で身体が欲するものって違いますよね?
そうなると美味しく感じる味も異なります。谷橋さんはハイカーの経験から「おいエナ」の味づくりをされているので、山で好まれる美味しさを分かっているのでしょう。
谷橋さんがプライベートで持ち歩いていた福井梅と福井山のはちみつドリンクを形にしたのがこの「おいエナ」のいわば試作品、そこからさらにおいエナにすべく試行錯誤して現在の商品が完成したとのことです。
山でもそれ以外でも「おいエナ」は使い勝手が良く、お酒に入れて楽しんだり、湯に入れて楽しむものだと非常に使い勝手がいいんですよね。
まとめ
私も実は自分に合った補給食は自作していますが、美味しくできなかったときの残念さと言ったらありません。
特に私の場合トレイルランニングですので長い距離を走るごとに胃腸をやられるスポーツです。こういう時にジェル食が美味しいとメンタル的にもフィジカル的にもかなりデカいです。
そんな激しいスポーツのちょっとしたひと時にこの「おいエナ」は超オススメです!
また、以下記事でその他オススメの補給食についても解説しています。
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