GARMIN(ガーミン)のForerunner965は、ランニングウォッチとしての機能に加えて、フルカラーの地図やナビゲーション機能などを搭載したGPSウォッチです。
Forerunner965が気になっている人の中には、
「実際に使ってみてどうなの?」
「マラソンや普段のトレーニングでも使いやすい?」
「地図機能はトレイルランニングでも使える?」
「価格も高いけど、Forerunner965を選ぶメリットはある?」
と気になっている人も多いのではないでしょうか。
私はロードのマラソンからトレイルランニングまで取り組んでおり、Forerunner965を購入してから、日々のジョギングやポイント練習、フルマラソン、トレイルランニングなど、さまざまな場面で使用してきました。
購入当初はAMOLEDディスプレイの見やすさや地図機能に魅力を感じていましたが、長期間使ってみると、GPS精度やバッテリー性能、トレーニングデータの確認など、実際のランニングで便利だと感じる機能も多くあります。
一方で、長く使ったからこそ感じる気になる点や、「すべてのランナーにForerunner965が必要というわけではない」と感じる部分もあります。
この記事では、Forerunner965を実際に長期間使用してきた経験をもとに、
ランニングで使って感じたメリット・デメリットや、GPS・地図・バッテリーなどの機能、マラソンやトレイルランニングでの使用感について詳しくレビューします。
Forerunner965の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
| 著者:千坂 充宏(SAMURAIGEL開発者) マラソンと並行してトレイルランニングに取り組み、ショートからロングレースまで幅広く出場しています。 主なレース実績 ・比叡山インターナショナルトレイルラン 50mile 6位 ・富士登山競走 山頂コース 3時間21分 ・各務原アルプストレイルランニングレース 優勝 ・別府大分毎日マラソン 2時間46分48秒 YouTube|マウンテンランニング研究所 |
Forerunner965を2年以上使ってみた感想
Forerunner965を購入してから、2年以上使用しています。
現在でもメインのGPSウォッチとして使用しており、マラソンやトレイルランニングはもちろん、トラックでのスピードトレーニング、ロードでのランニング、毎日のコンディション管理まで幅広く活用しています。
今では、ランニングをするときだけ装着するGPSウォッチというより、
日常生活を含めて外すことが考えられないほど使っているウォッチです。
2年以上使用したうえで満足度を100点満点で評価するなら、個人的には90点くらい。
特に地図・ナビゲーション機能や、HRVステータス、睡眠スコアなどのコンディション管理は、長期間使った現在でも便利だと感じています。
一方で、搭載されているすべての機能を使っているわけではありません。ロードランニングだけをするのであれば、Forerunner965ほどの機能を必要としない人もいると思います。
それでも、もし今使っているForerunner965を失くしてしまったとしたら、私は後継モデルのForerunner970を購入すると思います。
それくらい、現在のランニングや日々のコンディション管理に欠かせないGPSウォッチになっています。
Forerunner965とは?特徴・スペックを紹介
Forerunner965は、GARMIN(ガーミン)のForerunnerシリーズにおけるフラッグシップモデルとして登場したGPSランニングウォッチです。
1.4インチのAMOLEDディスプレイを搭載し、GPSや光学式心拍計といったランニングウォッチとしての基本機能に加えて、フルカラー地図、ナビゲーション、トレーニング分析、コンディション管理など幅広い機能を搭載しています。
主なスペックは以下の通りです。

されています。実際のバッテリー持続時間はGPS設定や各種センサー、音楽再生などの使用状況によって変わります。
また、Forerunner965にはランニング関連だけでなく、HRVステータス、睡眠スコア、Body Battery、トレーニングレディネスなど、日々のコンディションを確認するための機能も搭載されています。
そのため、単に走った距離やペースを記録するGPSウォッチではなく、トレーニングからレース、日々のコンディション管理まで1台で行えることがForerunner965の特徴です。
私がForerunner965を購入した理由
私がForerunner965を購入した大きな理由は、ディスプレイの見やすさと、ロードからトレイルランニングまで幅広く使える機能性です。

以前はForerunner255を使用していました。ロードランニングで使用する分には大きな不満はありませんでしたが、トレイルランニングでは地図やナビゲーション機能が必要になるため、SUUNTO 9と使い分けていました。
Forerunner965にはフルカラー地図が搭載されているため、ロードでのトレーニングやマラソンだけでなく、トレイルランニングまで1台で対応できます。実際、Garminの現行比較でも965と970にはウォッチ上の地図表示があり、255にはない大きな違いとなっています。
また、AMOLEDディスプレイの見やすさも魅力に感じました。
マラソンやトレイルランニングのレースでは余裕がなくなる場面も多いため、ウォッチを見た瞬間にペースや心拍数、コースなどの情報を把握しやすいことは大きなメリットです。
そして購入後、意外と使っているのが音楽再生機能です。
Forerunner965に音楽を保存してBluetoothイヤホンと接続すれば、スマートフォンを持たずに音楽を聴きながら走ることができます。Garmin公式ではSpotifyやAmazonMusicなどに対応し、最大2,000曲を保存できるとされています。
購入前は「ロードからトレイルまで1台で使えるGPSウォッチが欲しい」というのが大きな理由でしたが、実際に2年以上使用してみると、それ以外にも便利だと感じる機能がいくつもありました。
GPS精度は高く、ロードからトレイルまで不満はない
Forerunner965を2年以上使用していますが、GPS精度について大きな不満を感じたことはありません。
普段は群馬県館林市の城沼周辺でトレーニングすることが多く、高い建物が少ない環境ではGPSのズレを感じることはほとんどありません。

一方、皇居周辺で35kmのロングランを行うこともあります。周辺には高いビルもありますが、こうした環境でもGPS精度に大きな不安を感じたことはありません。
普段のGPS設定は、測位精度を重視してマルチGNSSマルチバンドを使用しています。
トラックでも距離のズレはかなり小さい
Forerunner965はトラックでのトレーニングやレースでも使用しています。
これまで5000mや1500mのレースでも使用してきましたが、実際の競技距離とForerunner965で計測された距離に大きな差を感じたことはありません。
※
1500m 4分38秒。https://t.co/lFT0Bf7nEO
いやーなかなかタフなコンディションでのレースでした。
今回の1500mは、自分の中では一つの検証でした。
前回のレースでは、「思ったより体が動かない」という感覚がありました。
思ったように体を早く動かせない感じです。… pic.twitter.com/VwkjEqOq19— ヒロ|マウンテンランニング研究所 (@AC71592310) August 2, 2026
感覚的には1m程度のズレが生じることはあります。
ただし、トラックでは常にレーンの最短距離を走れるわけではなく、レース中に外側を走ることもあるため、この程度であれば実用上ほとんど気にならない範囲です。
日々のインターバルトレーニングなどでも問題なく使用できています。
マラソンでも大きなズレを感じることは少ない
フルマラソンでもForerunner965を使用しています。
これまで別府大分毎日マラソンや東京マラソンなどで使用しましたが、大きく距離がズレて困った経験はありません。
もちろん、42.195kmのレースを走ってForerunner965にもピッタリ42.195kmと表示されるとは限りません。

GPSによる測位誤差だけでなく、実際に走ったラインや大会の距離表示との位置関係など、さまざまな要因によって多少の差は生じます。
そのため私は、数十m程度の差だけを見てGPS精度が低いとは判断していません。
実際にマラソンで使用するうえでは、ペースや距離を把握するGPSウォッチとして十分な精度だと感じています。
トレイルではGPS精度の高さが安心感につながる
そして、Forerunner965のGPS精度を特に重要だと感じるのがトレイルランニングです。
トレイルレースではナビゲーション機能を使用していますが、設定したコースから外れると「オフコース」の警告が表示されるため、ミスコースしても比較的早く気づくことができます。
実際に山の中で使用していても、現在地が大きく外れて表示された経験はほとんどありません。

また、初めて走る山でルートが分からなくなったときにも重宝しています。
Forerunner965では地図上に現在地だけでなく自分が通ってきた軌跡も表示できるため、道を間違えた場合でも軌跡を確認しながら元の場所まで戻ることができます。
ロードでは「正確なペースや距離を計測するためのGPS」ですが、トレイルではそれに加えて、自分の現在地を把握して安全に行動するためにもGPS精度の高さが重要だと感じています。
光学式心拍計は低〜中強度なら十分使える
Forerunner965には手首で心拍数を計測できる光学式心拍計が搭載されています。
2年以上使用してきた感覚としては、普段のジョギングやある程度一定のペースで走るトレーニングであれば、心拍数は十分参考になると感じています。

例えば、普段のジョギングだけでなく、マラソンレースペースやTペースのように一定の運動強度で走り続ける場合には、Forerunner965の光学式心拍計をそのまま使用することもあります。
体感的な運動強度と表示される心拍数にも大きな違和感はなく、日常的なランニングであれば別途心拍センサーを用意しなくても十分だと思います。
一方で、心拍数が急激に変化するトレーニングでは別の心拍センサーを使用しています。

1500mのレースやインターバルトレーニングなど、短時間で心拍数が大きく上昇する運動では、Forerunner965の手首式光学心拍計と実際の運動強度にズレを感じることがあります。
そこで実際にCOROSの上腕式光学心拍センサーと比較してみたところ、1500mなどの高強度運動では両者のデータに違いが確認できました。
ランニングウォッチで計測している心拍数。
「手首の光学式心拍って、実際どこまで正確なんだろう?」https://t.co/LdUXP0iq2K
心拍数をトレーニングの指標として使っていると、気になることがあります。
今回購入したのが、腕に装着して使用する「COROS(カロス)心拍センサー」。… pic.twitter.com/I6QCCUPR7z
— ヒロ|マウンテンランニング研究所 (@AC71592310) August 26, 2026
現在は用途によって、
普段のジョギング・日常の心拍管理 → Forerunner965
ポイント練習・トレッドミル・トラック・トレイルレース → 上腕式心拍センサー
というように使い分けています。
特にトレイルランニングは、登りと下りで運動強度が大きく変化します。私は心拍数も確認しながらペースを調整するため、最近ではトレイルレースでも上腕式心拍センサーを使用しています。
COROSの上腕式センサーも光学式ですが、手首ではなく上腕に固定して測定する設計です。COROSも上腕外側への装着を精度面で推奨しています。
そのためForerunner965の光学式心拍計については、日常生活やジョギングなどでは十分便利ですが、心拍数を重視する高強度トレーニングでは外部心拍センサーを併用するというのが、実際に使ってきた私の結論です。
「Forerunner965の光学式心拍計とCOROSの上腕式光学心拍センサーについては、1500mレースやトレイルランニングで実際に取得したデータを比較しています。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。」
バッテリー性能は十分?2年以上使っても大きな劣化は感じない
Forerunner965を2年以上使用していますが、バッテリー性能について大きな不満を感じたことはありません。
私は基本的に毎日トレーニングを行い、ランニング以外の時間も睡眠やHRVなどを計測するため、ほぼ一日中Forerunner965を装着しています。
その状態で、充電するのはだいたい4日に1回程度。
バッテリー残量が30%を切ったあたりを目安に充電しています。
普段の1~2時間程度のトレーニングであれば、バッテリー残量をそれほど気にすることなく使用できています。
マラソンでは音楽を使ってもバッテリーは十分
マラソンではGPSだけでなく、心拍センサーを接続し、音楽再生機能も使用しています。
音楽を再生すると通常よりバッテリー消費は大きくなりますが、私自身はフルマラソンで使用していて、バッテリー残量を気にしたことはありません。
Garminの公称値では、GPSのみで約31時間、マルチGNSSマルチバンドでは約19時間。音楽再生を併用すると、GPSモードで約10.5時間、マルチGNSSマルチバンド+音楽では約8.5時間となっています。
そのため、一般的なフルマラソンであれば、音楽を併用しても十分なバッテリー性能があると感じています。
70kmのトレイルレースでもバッテリーには余裕があった
長時間のGPS使用で特に印象に残っているのが、伊豆トレイルジャーニー(ITJ)の70kmです。
レース前に100%まで充電し、GPSを使用してレースを走りましたが、フィニッシュ後に確認した記憶では60%程度のバッテリーが残っていました。
トレイルランニングでも私は基本的に、測位精度を重視してマルチGNSSマルチバンドを使用しています。
それでも70kmのトレイルレースを走り切れるだけの余裕があったため、マラソンだけでなく長時間のトレイルランニングでも使いやすいと感じています。
※バッテリー消費は設定やセンサー、音楽などの使用状況によって変わるため、この数値はあくまで私が使用した際の一例です。
伊豆トレイルジャーニーでForerunner965のナビゲーション機能を実際に使用した様子については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
【Izu Trail Journeyで検証】GARMIN「Forerunner965」のナビゲーション機能をレビュー!トレイルランニングでどれだけ使える?
2年以上使用してもバッテリー劣化はあまり感じない
長期間使用するGPSウォッチでは、バッテリーの劣化も気になるところです。
Forerunner965を2年以上、ほぼ毎日使用していますが、現時点では購入当初と比べて明らかにバッテリー持ちが悪くなったという感覚はありません。
これは長期間使ってみて評価している部分です。
一方で、気になるのが充電方法です。
Forerunner965はウォッチ側にGarmin独自の充電端子を採用しています。
ランニング後に汗が付着した状態が続くと、私の場合は端子周辺に汚れが固まり、充電時の接触が悪くなることがありました。
Garminも充電端子の腐食を防ぐため、充電前に接点と周辺を十分に清掃・乾燥させることを推奨しています。
個人的には、より汎用性の高い充電方式だったらさらに使いやすかったと感じる部分です。
HRV・睡眠スコアなどコンディション管理がかなり便利
Forerunner965を2年以上使ってきて、地図やGPSと並んで特に重宝しているのが、HRVステータスや睡眠スコアなどのコンディション管理機能です。
私は基本的にForerunner965を一日中装着しており、睡眠中も外していません。
長期間データを確認していると、Forerunner965に表示される数値と自分自身の体調がかなり一致していると感じることがあります。
特に参考にしているのがHRVステータスです。
例えば35kmのロングランやマラソンレースの後など、身体に熱が残って睡眠が浅くなっているときには、HRVも低下する傾向があります。
ほかにも、
・夕食を食べ過ぎた
・睡眠の質が悪かった
・強度の高いトレーニングを行った
・風邪をひくなど体調を崩した
といったときにもHRVが低下することが多く、数値が悪いときには自分自身にも思い当たる原因があることが多いです。

逆に、「今日は調子がいい」と感じる日は、HRVステータスや睡眠スコアも良い傾向にあります。
そのため、身体が重い日に完全休養にするのか、軽く身体を動かすアクティブレストにするのかを考える際にも参考にしています。
ここで紹介したHRVステータスによるコンディショニングについては以下の記事で解説しております。
睡眠時間だけでなく「睡眠の質」を確認できる
睡眠スコアも毎日確認しています。
単純な睡眠時間だけであれば、「何時に寝て何時に起きたか」である程度把握できます。
しかしForerunner965では、睡眠時間だけでなく睡眠ステージなども確認できます。

例えば早い時間に寝て十分な睡眠時間を確保したつもりでも、レム睡眠が少ないなど、睡眠の状態が思ったほど良くないことがあります。
自分の感覚だけでは分かりにくかった「睡眠の質」を振り返る材料が増えたのは、長期間使っていて良かったと感じる部分です。
モーニングレポートは2年以上経った今でも毎日確認
購入当初から使っていて、2年以上経った現在でも毎日確認しているのがモーニングレポートです。
朝起きると、睡眠やHRVステータスなど、その日のコンディションに関する情報をまとめて確認できます。
私はここで、
「昨日の過ごし方に問題はなかったか」
「今日のトレーニングに影響しそうな疲労はないか」
を確認しています。
最初だけ面白くて見る機能ではなく、今でも毎朝確認しているので、Forerunner965の中でもかなり実用性が高い機能だと感じています。
トレーニング状態も一目で確認できる
トレーニングに関するデータも参考にしています。
特に便利なのが、自分のトレーニング負荷を低強度有酸素・高強度有酸素・無酸素に分けて確認できることです。
自分ではバランスよくトレーニングしているつもりでも、「無酸素系が不足している」など、偏りを一目で確認できます。
次のトレーニングを考える材料として、これはかなり重宝しています。
一方で、Body Batteryについては私はそれほど参考にしていません。
Forerunner965には非常に多くのコンディション管理機能がありますが、すべての数値を見る必要はなく、自分にとって使いやすい指標を選べばいいと思っています。
Garminの数値だけでトレーニング内容は決めない
ここはForerunner965を使ううえで、個人的に重要だと考えている部分です。
HRVや睡眠スコアなどはかなり参考にしていますが、Garminの数値が悪いという理由だけで、その日のポイント練習を中止することはほとんどありません。
なぜなら、HRVステータスが悪くても、実際に走り始めてみると身体が動き、予定していたトレーニングを問題なくこなせることもあるからです。
私の場合は、
Forerunner965のデータ →コンディションを判断する材料
実際に走ったときの身体の感覚 → 最終判断
という使い方をしています。
GPSウォッチのデータを絶対的なものとして扱うのではなく、自分の感覚と組み合わせて使うことで、Forerunner965のコンディション管理機能は非常に役立つと感じています。
地図・ナビゲーション機能はトレイルランニングで特に便利
Forerunner965を選ぶ大きなメリットの一つが、フルカラー地図とナビゲーション機能です。
私はマラソンだけでなくトレイルランニングにも出場するため、この機能はかなり重宝しています。

事前にコースデータをForerunner965へ入れておけば、ウォッチ上の地図を見ながらコースを確認できます。
特にトレイルランニングでは、ミスコースを防ぐだけでなく、現在地やこの先の高低差を確認できることが重要です。
「この登りはあとどのくらい続くのか」「次の登りまでにどこで補給するか」といった判断にも使えるため、私はレース戦略を考えるための機能としても活用しています。
地図やナビゲーションについては、実際の画面やコースデータの入れ方も含めて別の記事で詳しく解説しています。
音楽再生機能はスマートフォンを持たずに走れるのが便利
購入してから意外と使用しているのが音楽再生機能です。
Forerunner965に音楽を保存してBluetoothイヤホンと接続すれば、スマートフォンを持たずに音楽を聴きながら走ることができます。
普段のランニングはもちろん、私はレースでも大会ルールを確認したうえで、耳を塞がないタイプのイヤホンと組み合わせて使用することがあります。
スマートフォンを持たずに、
GPS計測+心拍計測+ナビゲーション+音楽
までForerunner965だけで完結できるのは、実際に使ってみると便利です。
一方で、音楽を使用するとGPSのみの場合よりバッテリー消費は増えるため、長時間のトレイルレースでは残りの競技時間を考えて使用した方がいいでしょう。
Forerunner965を2年以上使って感じたデメリット
Forerunner965を2年以上使用しており、全体としては非常に満足しています。
一方で、長期間使用しているからこそ「ここは改善してほしい」と感じる部分もあります。
私が特に気になるのは、充電端子とLEDライトが搭載されていないことです。
Garmin独自の充電端子は少し不便
一つ目は充電端子です。
Forerunner965はGarmin独自の充電端子を使用するため、専用のケーブルを用意する必要があります。
普段使っているUSB-Cなどのケーブルをそのまま使用できないため、旅行やレース遠征ではGarmin用のケーブルも忘れずに持っていかなければなりません。
また、ランニングで毎日のように使用していると、汗などが充電端子周辺に付着します。
私の場合、そこに汚れが固まってしまい、充電ケーブルを接続しても接触が悪くなることがありました。
定期的に端子周辺をきれいにしておけば問題ありませんが、2年以上使用してきて不便に感じる部分です。
LEDライトが搭載されていない
もう一つ、個人的に欲しかったのがLEDライトです。
私は街灯の少ない場所を走ることも多く、夜間のランニングでは足元が見えにくいことがあります。
そんなときにウォッチ本体へLEDライトが搭載されていれば、ちょっと足元を確認したいときにも便利です。
特にForerunner965は、ロードランニングだけでなく、地図やナビゲーションを使ってトレイルランニングにも活用できるGPSウォッチです。
その用途を考えると、個人的にはLEDライトは搭載してほしかった機能の一つです。
実際、後継モデルのForerunner970にはLEDフラッシュライトが搭載されています。
そのため、夜間のランニングやトレイルランニングでの使用頻度が高い人にとっては、965と970を比較するときの一つの判断材料になると思います。
マラソンでForerunner965を使った感想
Forerunner965は、これまでフルマラソンでも継続して使用してきました。
レース中に私が主に確認しているのは、
・現在のペース
・ラップペース
・心拍数
・距離
・経過時間
です。
基本的には1kmごとのオートラップを設定して、レース中のペースを確認しています。
大会にも距離表示はありますが、実際に走っていると表示を通過する位置とウォッチの1kmラップが完全に一致するとは限りません。
そのため私は、レースを通して同じ基準でペースを確認できるForerunner965のオートラップを中心にペース管理しています。
レース後半ほどAMOLEDディスプレイの見やすさを感じる
実際にフルマラソンを走っていてメリットを感じるのが、AMOLEDディスプレイの見やすさです。
これは普段のトレーニング以上に、レース後半になるほど重要だと感じます。

フルマラソンの終盤になると、ジェルを取り出して補給することすら面倒に感じるほど疲労してきます。
そんな状態で何度も時計を見たり、画面の数字を読み取ったりするのも意外とストレスになります。
Forerunner965はディスプレイが大きく視認性も高いため、疲れている状態でもペースや心拍数などを素早く確認しやすいのは大きなメリットです。
これはフルマラソンだけでなく、長時間走り続けるトレイルランニングでも同様に感じています。
東京マラソンでもGPS精度に大きな不満はなかった
GPSについても、これまでフルマラソンで大きな不満を感じたことはありません。
東京マラソンのように高層ビルが多い都市型マラソンでも使用しましたが、私がペース管理をするうえで問題になるようなズレは感じませんでした。
東京マラソン2026完走!
2時間47分20!
別大に続いて更なるPBと思いましたがそう甘くはなかった。。
なかなかタフなレースでしたがセカンドベスト出せて嬉しいす!#samuraigel #samurairunners #東京マラソン #東京マラソン2026 #サムライジェル pic.twitter.com/d5Y2dMXjbs
— ヒロ|マウンテンランニング研究所 (@AC71592310) March 1, 2026
むしろ特定の大会で「Forerunner965を使って良かった」という印象がないくらい、どのレースでも当たり前のように使えているというのが私の評価です。
心拍数もレースペースを判断する材料にしている
フルマラソンではペースだけでなく、心拍数も確認しています。
ただし、心拍数は当日の気温や体調などによって普段より高くなることもあるため、表示された数字だけでペースを決めるわけではありません。
私の場合は一つの目安として確認しながら、170bpmを大きく超えない程度にコントロールしています。
最近はより心拍数を正確に確認するため、Forerunner965にCOROSの上腕式心拍センサーを接続して使用しています。

Forerunner965単体でも心拍数を計測できますが、レースでは外部センサーと組み合わせるという使い方をしています。
マラソンでも音楽再生機能を使用
マラソンでは音楽再生機能も使用しています。
Forerunner965に音楽を入れてBluetoothイヤホンと接続すれば、スマートフォンを持たなくても音楽を聴きながらGPS計測ができます。
私はトレイルランニングでも、雨天時などを除いて音楽を聴くことがあります。
※大会によってイヤホンの使用ルールは異なるため、出場する大会の規則を事前に確認してください。
マラソンだけならForerunner965は必要ないと思う
ここまでForerunner965を高く評価してきましたが、フルマラソンやロードランニングだけをする人に965を積極的におすすめするかというと、私はそうは思いません。
AMOLEDディスプレイが大きく見やすいことはメリットですが、ペース・距離・心拍数などを確認することが主な目的であれば、ここまで高機能なGPSウォッチを購入する必要はないと思います。
Forerunner965を選ぶ大きな理由になるのは、ロードだけでなくトレイルランニングまでやる場合です。
私はトレイルランニングで、地図・ナビゲーション機能やClimbProなどを使用します。
そのため、
ロード・マラソンが中心 → Forerunner965でなくても十分
ロード+トレイルまで1台で対応したい→ Forerunner965のメリットが大きい
というのが、2年以上使ってきた私の結論です。
Forerunner965を2年以上使ったレビューまとめ
Forerunner965を購入してから2年以上、日々のランニングからフルマラソン、トレイルランニングまで幅広く使用してきました。
現在でもメインのGPSウォッチとして使用しており、個人的な満足度は100点満点で90点程度です。
特に気に入っているのは、GPS精度の高さや見やすいAMOLEDディスプレイ、地図・ナビゲーション機能、そしてHRVステータスや睡眠スコアなどのコンディション管理機能です。
普段のジョギングだけでなく、マラソンやトレイルランニング、日々の体調管理まで含めて、今ではほとんど毎日使用しています。
一方で、Garmin独自の充電端子やLEDライトが搭載されていないことなど、長期間使っているからこそ気になる部分もあります。
また、ロードランニングやマラソンだけをするのであれば、Forerunner965ほどの機能は必要ないというのが私の考えです。
Forerunner965の魅力を特に感じるのは、ロードだけでなくトレイルランニングにも取り組み、地図やナビゲーション、ClimbProなどを活用したいランナーです。
現在は後継モデルのForerunner970も登場しています。
私自身は970を使用していないため両モデルの使用感を比較することはできませんが、もし現在使っているForerunner965を失くして買い替えるとしたら、私は970を選ぶと思います。
それくらい、Forerunner965を2年以上使ったことで、地図やナビゲーションを搭載したForerunnerの上位モデルが自分のランニングには欠かせない存在になったということです。
Forerunner965を検討している方は、単純に機能の多さだけで選ぶのではなく、「自分が地図やナビゲーションまで必要とするか」を一つの基準に選んでみるとよいと思います。
いつもありがとうございます!更新の励みになりますのでクリックお願い致します。







コメントを残す