ここ最近は外出できない日も続いて、ハイカーやトレイルラン愛好家の方は山に出かけたい人が多いのではないでしょうか?
私もこのコロニカ騒動が落ち着いて、安心して外出できるようになったら山にでもいこうかなと考えております。
ここまで自粛モードが続くとさすがにストレスがたまるので、もうね、、もう、
ガッツリ行きたいところです。
ガッツリ山をエンジョイするのにモッテコイなのが
ファストパッキングです
山をガッツリ楽しみたい方にオススメな「ファストパッキング」
そもそもファストパッキングとは何なのか?
簡単に言うと、トレイルランとハイキングの間を取ったものです。
トレイルランでもない
トレイルランですと、一度に100㎞近い距離を走ることはできますが、それはレースという守られた環境があり、
- 水
- 食料
- コースマーキング
これらの管理を自分でする必要がなく、全てボランティアの方がサポートしてくれます。
よって、荷物はレースでの必携品と自分が必要と感じる食料のみになるのでかなり軽装でレースに挑むことができます。
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しかしこのトレイルランの様に守られた環境ではありません。
よって自分の身を守る装備は自分で持たなくてはなりません。
ハイキングでもない
じゃあハイキングなのか?と言われればそうでもありません。
私もかつて日本アルプスなどにハイキングに出かけましたが、その日に目標とする山小屋に向かって、大きなリュックを背負って登山靴を履いて歩きます。
テント泊にするか小屋泊にするかによっても装備は異なりますが、基本的に荷物は何かあっても問題ないように少し多めに持つよう準備して行きました。
長時間のスケジューリングであっても、1日で行動する距離はトレイルランやファストパッキングほど長くはありません。
じゃあファストパッキングとは何なのか?
チャレンジする山や距離は様々ですが、ファストパッキングには以下の特長があります。
- 非常に長い距離を縦走する
- スケジュールは綿密に決める必要がある
- 行程で必要な装備は全て持つ
- ギアを吟味して軽量化することが必須
- 諦めるポイントを明確にしておく
トレイルランばりに軽い装備である分機動力を生かせますが、軽装で行動範囲が広いことから、
何かあった時に引き返せないくらい山深い場所まで行けてしまいます。
そういった時に事前に頭に地図や引き返すポイントを叩き込んでおくことが必要になります。
ファストパッキングのポイント
ファストパッキングにはいくつかポイントがあります。
私自身かつて
- 大峯奥駈道
- 日本アルプス
の縦走にチャレンジしてきましたが、今年の夏は
群馬県境トレイル
にチャレンジしてみたいなと考えています。
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過去のチャレンジで感じたこととして様々ありましたが、大きく分けて
以下の4点
が大事なことだと感じました。
非常に長い距離を縦走する
何といっても荷物が少ない分、ハイキングではできない距離を踏めるのが魅力です。
自分がたどってきた稜線を振り返って
「あ~今日はあそこから走ってきたんだなぁ。。」
って振り返るのが密かな醍醐味です。
山とひたすら向き合う贅沢な時間です。
軽いと言っても、レースと違ってエイドもないので、
水と食料とシェルターは自分で持つ必要があります。
よってそこそこの荷物を持って走ることになるので、ロングレースの脚作り、体力作りにはモッテコイです!
スケジュールは綿密に決める必要がある
装備は何から決めるか?そう!山でのスケジュールから必要なものを吟味するのです。
ファストパッキングのスケジューリングポイントとしては以下があります。
- その工程を夜通し走るのか?それとも宿泊して走破するのか?
- 行程上に水場はあるのか?
- 行動食はどれだけ必要なのか?(小屋がるなら利用するスケジュールで行くのか?)
- 着替えは着たものを着まわすのか?
- 敗退した場合はどこで引き返すのか?
- その山域の気温や、当日の天候は?
このあたりをポイントに上げてスケジューリングします。
妄想力豊かな人が強みを発揮する部分です!
この時は地図とにらめっこして決めるので、この時間から既に山と向き合うことになります笑
そしてこの時間がけっこう楽しかったりします笑
軽量化するということは、必要なギアを吟味すること
スケジュールが決まったら分かることがあります。
そう!
その山行での行動時間がザックリわかるのです、
行動時間が分かれば、
必要なカロリー数が把握できます!
こんな感じでどんどん山行のイメージがわいてきますので、ここで装備を考えることもできるのです。
装備は以下のポイントで吟味して行きます。
- 工程と行動時間を地図のコースタイムから割り出す
- その時間に必要なカロリーを持つ(山小屋を利用するか否かも考慮する)
- 最低限必要なアイテムを考慮する
- アイテムを軽量化できないか考える
といったところです。
これは山行を繰り返せば繰り替えす程、正確にイメージすることが出来ます。
分からないうちはついつい不安から多くの荷物を持って行ってしまうのですが、慣れてくれば
「うむ!これは必要ない!」
というものが分かってきます。
上の写真は大峯奥駈道に持参した荷物ですが、今考えれば要らないものが沢山あります笑
しかしこうして深く準備して実際に山に行き、試行錯誤しながら学んでいくしかないのです。
諦めるポイントを明確にしておく
ファストパッキングにおいてこれは非常に重要です。
標高にもよりますが、山は日中と夜間で性格が全く異なります。
夜間にも行動するつもりでいるならそれなりの装備を持つべきですが、そうでないなら引き換える場所も明確にしておくべきです。
「最低でもこのポイントには14時にはついておく、そうでないなら工程を戻って小屋まで引き返そう!」
といった潔さが大事です。
この時チャレンジに失敗してもまたチャレンジすればいいのです。
まとめ
以上がファストパッキングの概要でした。
1日で行動する距離が延びてきたら、今度は
- 如何に軽量化するか?
- 如何に燃費のイイ身体にするか?
このあたりを考えていきましょう!
ファストパッキングの軽量化に関する記事
ファストパッキングの軽量化についておすすめアイテムを以下記事で紹介しています。
順次アップして行きますね。
まずはこれ!ストックシェルター!単独縦走で小屋泊をしない方にはかなりオススメ!↓↓
これはザックにプラスして腰に小物をを入れられるアイテムです。↓↓
レイヤリングについて
効果的な登山ウエアーの使用方法、つまりレイヤリングについて解説しています。
こちらはトレイルランやファストパッキングに特化したレイヤリング記事です。↓↓
こちらは登山全般のレイヤリングについて解説した記事です。
どちらもレイヤリングの基本的な考え方は変わりませんが、トレイルラン・ファストパッキングはシビアな管理が必要になるといったところです。
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