先日、志賀高原エクストリームトレイル2021に参加してきました。
久しぶりのレースでしたがあいにくの荒天となり、標高も高いこともあって厳しいレースとなりました。
まあどんな悪条件のレースも多く経験しておけばきっといいこともあるでしょう。
そんな気持ちで挑んだレースでした。
志賀高原エクストリームトレイルの特徴は?
志賀高原エクストリームトレイルとは、スカイランニングの世界選手権も兼ねたレースです。
標高の高い場所を走るトレイルランニングである為非常に過酷であることが特徴です。
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レースの特徴としては、何といっても序盤から始まるパンチのある登りを走り、2000m近い高山地帯を縦走することです。
序盤はぬかるみが多くて走りにくいコースで、完全に修行と言える感じです。
足首まで泥に浸かるポイントが何度もアリ、これがちょいちょい心を折られます。
途中で沢でもあれば泥汚れをリフレッシュできるのですが、なかなかいい感じの沢がなかったのです。
もう泥の重量をまとったシューズをそのまま引きずる感じですね。
中盤からは走れる林道もあり、良いタイムで走りたければここでタイムを稼ぐ必要があります。一ノ瀬からは猿も見られてテンション上がりました。
モンキーゾーンに突入です。
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何か揉め事をしている猿や、親子連れの猿など見ていてとても楽しい瞬間でした。
驚いたのは、選手が落としたと思われるPowerBarを美味しそうに食べている猿がいたことです。血糖値を上げてテンションを上げようとしているのかは分かりませんが、何でも食べるんだなと感じましたね。
その横にはメス猿に向かって自らのPowerBarを挿し込もうとする猿もいたりと、もう猿だらけ。きっとちびっ子は間違いなくテンション上がるでしょう。
ちなみに宿泊したホテルにもこんな注意書きがありました。宿泊施設にも乱入してくるんですね。
さすがにトレランザックを背負っているエテ公までは見ることは出来ませんでしたね。
40㎞を過ぎた終盤はリタイアしてしまった為に分からないですが、ゲレンデの登り返しが待っている様です。
経験できなかったぜ。。
志賀高原エクストリームトレイル、スタートまでの流れ
次に志賀高原エクストリームトレイルの受付からスタートまでの流れについてです。
コロナ禍で開催されるレースなので受付から出走までも細心の注意が払って行われていました。
スタートまでの流れ①前日受付
前日受付で、宿泊場所もレース主催者が指定した場所というルールです。
なんで宿泊場所が指定されているのかなと思いましたが、志賀高原という場所柄納得できました。
ここ、かなりの峠を登ってこなくてはならないのです。
峠道も草津温泉から本領発揮で、白根山の登りがかなりパンチがあり、愛車がヒイヒイ言ってしまうくらいでした。
しかも霧がハンパなく、速度をかなり落とさないと恐ろしくて走ることが出来ません。
ガードレールの向こうは断崖絶壁なので、誤って突っ込んだら試合前に試合終了。藤原拓海でもこの霧の中では無事にレイクサイドホテルまで豆腐を配達することは出来ないでしょう。
スタートまでの流れ②夕食と翌日の朝食が配られる
今回は志賀高原の丸池ホテルに宿泊しました。
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温泉もイイ感じで最高でした。湯冷めしにくいタイプのお湯のようで、寝る前までポカポカ感が継続するすんごい良い感じのお湯でした。
風呂から上がったらお楽しみの時間です。
そう、食事です。
この日の夕食は結構豪華でした!ゲレンデのごちそうって感じですかね!
また、この夕食時に翌日の朝食も配布されました。
これまた珍しいシステムですが、立地上コンビニもないのでこの朝食配布システムは納得できました。
もしこの朝食配布システムがなかったら麓の草津温泉までコンビニはありません。
間違いなくあの峠道で大渋滞が発生していたでしょう。
スタートまでの流れ③就寝
問題は就寝です。
トレイルランニングのレースと言えば朝早いことです。つまり十分な睡眠を取ってレースに挑むには早い段階で眠気を誘っておく必要があるのです。
トレイルランニングのレースは既にここから始まっているのです。
志賀高原エクストリームトレイルは5:00スタートとかなり早いので、8:00くらいには煎餅布団に入っておかなくてはならないのです。
そこで今回は眠気を誘う秘密兵器を持参しました。
そう、英単語帳です。
年末に受験する予定なのでもうテンヤワンヤですが、今回の眠気ツールとしてのTOEIC英単語帳ほど心強いものはありませんでした。
日頃この単語帳を開いているとどうして眠くなって非常に悩まされているのですが、その原理を逆手に取ったのです。
このお陰で本来眠気の来ない時間に一気に眠気を誘いだすことができたのです。
よし、次回からこの手を使おう!
志賀高原エクストリームトレイルのレース結果
今回は久しぶりのレースでしたが、スタート時から天候が悪くかなり苦しめられました。
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予報だと10:00くらいまでは何とか天候がもちそうかなと思っていましたが、スタート5分後から早速雨が降ってきていきなり心を折られます。
9:00辺りから雨足がかなり強くなってきて、レインウエアを着るかなと判断したころにはかなり身体が冷えていた模様。
35㎞辺りから雨が強くなり、完全に低体温症に陥ってしまい、40㎞のエイドでリタイアでした。
5時間24分37秒でした。
この時にすぐ前にいた選手がハセツネ3位の実力者だったので、位置的には悪くなかったのだとは思いますが、その選手も同じく低体温症で同じ場所でリタイアされていました。
収容車でトレーニングについて色々聞けたのは収穫でしたね!
志賀高原エクストリームトレイルに向けてやってきたトレーニングと効果
志賀高原エクストリームトレイルに向けては主に以下のトレーニングを中心に行ってきました。
・トレッドミルでの傾斜インターバル
・ロードでのファルトレク
・ペース走
・主にクロスカントリーでのJOG
主に以上の4点です。マラソンのタイム向上の為に行ってきた中で、トレイルランニングにも応用できるように組み立ててきました。
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山でのトレーニングは9月に1度安達太良山にファストパッキングにいった程度で、そのほかは全てロードでのトレーニングか、リカバリーで近くの緑地公園で不整地JOGを行う程度でした。
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山でのトレーニングはトレイルランニングにはほとんど必要ないと思っていますが、動体視力を養う目的としては効果的だと感じます。
なので山でのトレーニングは時々入れる必要はあるかと思います。
しかし、あまりにも近所に山がないのであれば無理に山に行かなくても近くにクロスカントリーコースなどがあればそれで十分だと思います。
今回も捻挫するまではそこまで悪い内容でもなかったですし、登りもトレッドミルでのインターバルトレーニングだけで十分効果も感じました。
ちなみにトレイルランニングの競技力向上にトレッドミルを利用したい方は以下記事が参考になるかと思います。
トレーニングの方向性としては間違っていなかったと感じています。
一方、ペース走についてはトレイルランニングにおいてはそこまで必要ないと感じました。
マラソンのトレーニングを同時に行っていたのでペース走を入れてきましたが、トレイルランニングに必要ないと感じたのはトレイルランニングがマラソンの様に一定のリズムで走るスポーツではないからです。
どちらかというと、一度上がった心拍を戻す恒常性を得ることが出来るインターバルトレーニングや、ランニングのMAX出力を引き出すファルトレクなどの方が効果的であったと感じます。
志賀高原エクストリームトレイルレース失敗の要因
次に志賀高原エクストリームトレイルの失敗要因についてです。
捻挫してしまったことも要因ですが、雨足が強くなってきた段階で速めにレインウエアを着ておくべきだったと感じています。
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競技中なので体温は高く保たれていますが、濡れや冷えは過ぎるくらいのタイミングで対策を打った方が良いと感じました。
冷え始めたあたりが登り区間だったら良かったのですが、今回は平地だったので体温が思ったほど上がらなかったのでしょう。
トレイルランニングだけでなく、山に行く際にはレイヤリングに注意したいものです。ほんといきなり冷えてきますからね。。
まとめ
今回は志賀高原エクストリームトレイルについて記事を書いてみました。
完全なる失敗レースでしたがやってきたことの検証などが出来たので良かったと思います。
またトレーニングして次のレースにチャレンジですね!
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