【トレイルランで使えるのはどっちだ?】ガーミンとカロスを徹底比較!地図やナビゲーション機能は?

ガーミン カロス トレイルランニング

    今回は人気のGPSウォッチの比較です。

    現在私はサブエガのマラソン&トレイルランナーですが、これまでGPSウォッチは様々なメーカーを使用してきました。

    GARMIN(ガーミン)、SUUNTO(スント)、COROS(カロス)など様々です。

    マラソンでもGPSウォッチは非常に重要な役割を果たすしますが、トレイルランニングでは更に様々な機能を使用します。

    それだけに、トレイルランニングでは機種によって使えるか使えないか差が出るのが現状ではないでしょうか?

    そんな中最近使っているのがGARMIN(ガーミン)のForerunner965とCOROS(カロス)のAPEX2です。

    今回は人気の2機種をトレイルランニングでの使用感に特化して解説しようと思います。

    GARMIN(ガーミン)の特徴

    まずGARMIN(ガーミン)の特徴について解説します。

    大きな特徴としては、

    ・正確なGPS機能

    ・使えるナビゲーション機能

    ・コンディショニングにも使える

    以上が挙げられます。

    以下記事で解説していきます。

    GARMINの特徴①正確なGPS機能

    GARMINの特徴として、正確なGPS機能が挙げられます。

    Forerunner965に限ったことではありませんが、Forerunnerシリーズの上位機種については、GPSの精度を選択することが出来ます。

    トレイルランニングでの使用も想定するとナビゲーション機能は必須。正確なナビゲーションの為にはGPS精度GNSSマルチバンド機能にしています。

    これは複数の衛星を同時に補足する機能で、極めて高い精度を実現するものです。

    GARMINの特徴②使えるナビゲーション機能

    GARMINの特徴として、使えるナビゲーション機能が挙げられます。

    マラソンではナビゲーション機能を起動させることはありませんが、トレイルランニングであればナビゲーション機能はミスコース防止に必須といえます。

    主に利用する機能としては高低差がどれだけ続くかの確認と、コース図の表示です、

    私の場合、Forerunner965という機種を使用していますが、マラソンでもトレイルランニングでも非常に使い勝手が良いと感じます。

    ガーミン カロス トレイルランニング

    GARMINの特徴③コンディショニングにも使える

    GARMINの特徴として、コンディショニングにも使えるという事です。

    ワークアウト時の使いやすさやナビゲーション機能も素晴らしいですが、特に素晴らしいと感じるのが、ワークアウトデータやコンディションの解析です。

    睡眠の状態をスコア化してくれたり、自律神経のバランスを数値化したHRVステータスなどの機能も充実しています。

    HRVステータス

    これはGARMIN CONNECTというアプリで解析しているのですが、自分の状態を正確に把握できるのでトレーニング時以外にも肌身離さず付けています。

    つまり、GARMINのGPSウォッチを肌身離さず付けていることで、ウォッチがユーザーの理解を深めるというものです。

    Forerunner965を使い始めて間もないころは、マラソンの予想タイムやVO2MAXも信頼度の低い数値でしたが、使い続けるうちに徐々に実際のタイムに近い数値が出るようになってきたのです。

    これを可能にしているのはGARMINがFIRST BEATというフィットネスデータの会社と提携していることで、ワークアウトのデータを正確に収集して、ランナーの走力やコンディションの変化からベストなトレーニングなどを提案してくれるのです。

    GARMIN CONNECTの詳細については以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。

    【GARMIN先生と言われるには理由がある】GARMINランニングアプリ「GARMIN CONNECT」のすごさを解説!

    現在使用しているForerunner965はForerunnerシリーズの最上位モデルですが、トレイルランニングでもマラソンでもかなり活用しています。

    Forerunner965の詳細については以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。

    【速くなりたい人はコレ】Forerunner965を徹底レビュー!特徴や機能を紹介!

    COROS(カロス)の特徴

    次にCOROS(カロス)の特徴について解説します。

    COROSは最近人気を博している中国のメーカーで2014年に創業したメーカーです。

    東京マラソンなどの大型のマラソン大会のエキスポなどに行くと必ずと言っていいほど目にします。

    COROSのスタートはクラウドファンディングで資金を集めて、スマートヘルメットを開発したのがスタートのきっかけで、2018年からGPSウォッチ事業をスタート。

    UTMBの活躍で記憶に新しいキリアンジョルネや、エリウドキプチョゲをアンバサダーにしている勢いのあるメーカーですよね。

    COROSは用途に応じてラインナップを分けており、マラソンのPACE(ロードランニング)、登山用のVERTIX、トレイルランニング用のAPEXに分類されています。

    COROSの特徴としては、

    ・圧倒的な軽量性

    ・大容量のバッテリー

    ・正確な心拍計

    といったところでしょう。

    以下記事で解説していきます。

    COROSの特徴①圧倒的な軽量性

    COROSの特徴として、圧倒的な軽量性が挙げられます。

    私が使用しているAPEX2は、42gの超軽量性が特徴と言えます。

    トレイルランナーとしては長い距離まで対応したモデルを必要とする方もいるので、バッテリー容量はかなり重要な要素ですよね。

    その点、APEX2は100マイルレースまで対応可能ですので、人気の高さも納得できます。

    ガーミン カロス トレイルランニング

    GPSウォッチとしては珍しい形状をしており、ダイヤル式のクラウン構造を採用しています。

    機械式の時計の様に、クラウンを回すことでメニューを選択できるのはなかなか面白いアイデアだと思いますし、トレイルランニングでは手袋をつけたまま操作することもあるので、結構便利だと感じます。

    ガーミン カロス トレイルランニング

    GPS精度と心拍計制度も非常に高く、Forerunner965に引けをとらないモデルと言えますし、カラーの地図機能もありナビゲーション機能も使うことができます。

    COROSの特徴②大容量のバッテリー

    COROSの特徴として、大容量のバッテリーが挙げられます。

    最大80時間のバッテリー容量が特徴です。

    GPS感度を最大にしても25時間近くバッテリーが持続できるので、IZUTRAILJOUENRYなどの70㎞k級のトレイルランニングレースであれば、最大感度のGPSで使えます。

    また、100マイルレースであっても途中からロングバッテリーモードに切り替えれば十分対応できるといえます。

    この辺りはさすがトレイルランニング用に開発されたウォッチなだけありますね。

    COROSの特徴③正確な心拍計

    COROSの特徴として、正確な心拍計が挙げられます。

    Forerunner965も心拍計の機能は良いのですが、COROSとの差が出るのは心拍が細かく上下するインターバルトレーニングなどです。

    Forerunner965の心拍計は非常に正確ではありますが、どうやらここが弱い模様です。

    以下はForerunner965を左腕に装着し、APEX2を右腕に装着した時の心拍データです。

    同じくショートインターバルを行った時のForerunner965の心拍データはこちら。

    一方COROSのAPEX2の心拍データはこちら。

    APEX2の方が最大の心拍から、リカバリー時の心拍の落ち着きまで割としっかりデータが取れていることが見て取れます。

    トレイルランニングでGPSウォッチに求める機能

    次に、トレイルランニングのGPSウォッチに求めることについてですが、

    ・他機能を使ってもワークアウト機能は起動させることが前提

    ・見やすい地図機能

    ・高低差の確認しやすさ

    以上の内容です。

    求める機能①他機能を使ってもワークアウト機能は起動させることが前提

    トレイルランニングでGPSウォッチに求める機能として、他機能を使ってもワークアウト機能は起動させることが前提ということです。

    ガーミン カロス トレイルランニング

    トレイルランニングを行うのであれば、レースの場合は自分のペースや心拍、現在何㎞地点なのかを見ながら走りたいのは全ランナー共通の意見かと思います。

    たまにGPS機能のないウォッチで走る人もいますが、GPSウォッチを使用しているランナーであればその機能が欲しくて購入したはずです。

    また、トレーニングであっても、トレーニング効果を後で確認したりすることでPDCAを回すことが出来るので、地図機能などを使用している状態でもワークアウト機能を起動させたまま使用することは大前提かと思います。

    求める機能②見やすい地図機能

    トレイルランニングでGPSウォッチに求める機能として、見やすい地図機能であることが挙げられます。

    以下の写真はトレイルでForerunner965の地図機能を起動させたときですが、こんなにも見やすいです。

    トレイルラン GPSウォッチ

    トレイルランニングは様々な路面を走りますが、林道のわかりにくい分岐などで迷いがちです。

    ただでさえ必死に走っているのに、地図に目を凝らす余裕はそうないわけですよ。

    そうした時に地図が見やすいというのは大きなメリットになります。

    GPSの地図機能もこれまで様々なものを使ってきました。

    周囲の地形が出ずに、自分の進むべき方向に線引きしてくれるSUUNTOのような地図表示、また、Forerunner965やAPEX2の様に、周囲の地図がカラーで出るモデルなど様々です。

    FORERNNER965 地図

    私個人的には周囲の地形が明確で、進むべき方向が明確な地図機能が最も使いやすいと感じます。

    SUUNTOなどもかなり良かったのですが、複数分岐が発生した時に分かりにくいというのがどうしてもネックでしたからね。

    分岐でどの方向に行くべきか、少し進んでウォッチを見るということが必要でした。

    求める機能③高低差の確認しやすさ

    トレイルランニングでGPSウォッチに求める機能として、高低差の確認しやすさが挙げられます。

    トレイルランニングのレース中に最も見るのがこの高低図ではないでしょうか?

    Forerunner965 ナビゲーション

    つまり登りがどのくらい続いて、下りがどのくらい続くかなどを可視化することが出来るというものです。

    トレイルランニングの場合、予想していたよりも登りが長いことや、偽ピークなどがあることはメンタル的に大きなダメージとなります。

    コースの特徴を予め掴むためにも高低差をウォッチに表示させておくことは大きなメリットとなります。

    Forerunner965 ナビゲーション

    ここまでトレイルランニングでGPSウォッチに求める機能について解説してきましたが、実際にForerunner965をトレイルランニングのレースで使ったのがこのIZUTRAILJOUENRYです。

    以下動画ではGPSウォッチを活用している様子も出てきますので参考にしてみてください。

    分岐などでアラートを慣らしてくれる様子も出てくるのでイメージがつきやすいかと思います。

    GARMINとCOROSのナビゲーション機能比較

    次にForerunner965とAPEX2のナビゲーション機能での比較です。

    両ウォッチを使用したところ具体的には、

    ・地図のみやすさ

    ・レースでの使いやすさ

    ・分岐でのアラート機能の有無

    以上の点で両商品に大きな違いを感じる結果となりました。

    以下記事で解説していきます。

    比較①地図の見やすさ

    Forerunner965とAPEX2の違いとして、地図の見やすさが挙げられます。

    ガーミン カロス トレイルランニング

    トレイルランニングでのナビゲーション機能において重要なのが、地図の見やすさです。

    ナビゲーション機能により、これから走るコースについてはウォッチ上では分かっても、分岐が複数あった場合にはどのコースに行くべきか分からないことってありますよね?

    そんな時に、実際の地図がどれだけきれいに表示されるかは非常に重要な要素となります。

    その点Forerunner965はカラーで地図自体も見やすいです。

    ガーミン カロス トレイルランニング

    しかも文字自体が自家発光するAMOLEDディスプレイであれば地図を明確に確認することができますし、かなり使いやすいので思い切ってトレイルを走ることが出来ます。

    街中などであればAPEX2でも問題ないと感じますが、トレイルでは行く先が不鮮明であることは多いです。

    特にレースで使うのであれば、見やすいForerunner965に分があると感じますね。

    比較②レースでの使いやすさ

    Forerunner965とAPEX2の違いとして、レースでの使いやすさが挙げられます。

    私がナビゲーション機能に求めることは、ワークアウトデータを取りながらナビゲーション機能を同時に起動させることです。

    ガーミン カロス トレイルランニング

    ナビゲーション機能を立ち上げたいがためにワークアウトデータを取れないのであれば、レースでの自分のパフォーマンスは記録できないことになりますからね。

    トレイルランニングではレース中の自分のペースや心拍、現在何㎞地点なのかの情報が非常に重要になります。

    そんな時にナビゲーション機能を開いているために、それらのデータが同時に起動できないのであれば大きな痛手です。

    ナビゲーション機能とワークアウトデータを同時に起動させたいのであれば、両機種とも同時起動が可能です。

    ナビゲーション画面の見やすさであればForerunner965の方に分がありますが、長時間両方の機能を起動させ続けるのであればAPEX2に分があると言えますね。

    ただForerunner965であってもロングのトレイルランニングでも十分活用できました。

    以下は70㎞のIZUTRAILJOUENRYというトレイルランニングレースでナビゲーション機能を使った時のものですが、GNSSマルチバンド(最高感度のGPS)でナビゲーション機能を起動させてもバッテリーが持ちました。

    競技時間は8時間ぐらいであったにも関わらずです。

    トレイルランニングでもかなり使えるという印象ですね。

    比較③分岐でのアラート機能の有無

    Forerunner965とAPEX2の違いとして、分岐が来た時のアラート機能の有無が挙げられます。

    この機能についてはForerunner965にしかない機能です。

    ガーミン カロス トレイルランニング

    ここはさすがGARMINと言えますね。

    トレイルランニングでナビゲーション機能を使用する理由としては、ミスコースを防ぎたいということは先にも解説しましたが、出来ることならウォッチにあまり気を取られ過ぎたくないというのがランナーの本音です。

    そんな時にアラート機能が付いていると、分岐が来た際にウォッチの「ピピッ」という音によりこの先に分岐があることに気が付きます。

     

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    つまりそれまでは現在のトレイルを走る事のみに集中して、アラートが鳴った時だけ分岐がないかどうか注意すればいいというわけです。

    これは実際にレースで使用するとその恩恵をかなり感じると思いますよ。

    レース時って余裕がないわけじゃないですか、トレイルランニングでは路面や補給に気を取られることってけっこうありますし、

    出来ることならコースについては思考停止で走りたいというのが本音です。

    そんな時にナビゲーション機能アラート機能があれば、分岐が来てもストレスなく走ることができるのです。

    まとめ

    今回はガーミンとカロスのトレイルランニングでの使い勝手の違いについて解説しました。

    私個人的にはトレイルランニングで使用するのであれば、

    ・画面の見やすさ

    ・トレイルランニングでの使いやすさ

    以上の点からは圧倒的にガーミンですね!

    ただ、バッテリーの圧倒的な安心感はAPEX2に分があると感じました。

    収集できるデータについてはどちらもそこまで差はないと感じましたね。

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