今回はForerunner965を活用したコンディショニングについて解説します。
・Forerunner965のコンディショニング機能について知りたい
・Forerunner965のHRVステータスについて知りたい
・Forerunner965の活用方法について知りたい
といった方には役立つ内容かと思います。
以下記事で解説していきます。
ランナーのコンディショニングには様々
マラソンに向けたランナーのコンディショニングには様々な指標があります。
殆どが数値化されたものではなく、ランナーの感覚的なものが多く、実際に私も自分の感覚というのは重要視しています。
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コンディショニングは私の場合、マラソンレース1週間前から開始するのですが、体調に合わせて練習を徐々に落としていく感じです。
週の中ごろでも、調子が悪ければ思い切って練習を休むこともありますし、状況によって様々です。
最近はForerunner965を活用して様々なデータを参照しながらコンディショニングをするようにしています。
Forerunner965では様々なコンディショニング機能がある
最近発売したForerunner965には、GPS機能や音楽再生機能だけでなく、コンディショニングに関わる様々な機能があります。
実際に私もレースに向けたコンディショニングや、ポイント練習に向けた体調管理などに活用しており、実際にコンディション向上にかなり役立っております。
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コンディショニングに関する機能も様々で、自分の状態を多方面から管理できるので、精度としてかなり高い管理ができるのがメリットです。
具体的な項目として、
・安静時心拍の推移
・HRVステータス
・睡眠スコア
・トレーニングレディネス
といった管理項目がForerunner965には設定されております。
以下記事でその項目について1つずつ解説させて頂こうと思います。
安静時心拍推移でコンディションを確認する
安静時心拍でコンディションを把握することもできます。
これは以前からトップアスリートのコンディショニング指標として活用されてきた方法ですが、Forerunner965の新しい光学式心拍計で正確に測定できるようになったことで、明確になりました。
例えばレースに向けてトレーニング量を落としていくと、睡眠時の安静時心拍は徐々に下がっていく傾向にあります。
これは身体に残っている疲労物質が関係してきます。
疲労物質が多く体に残っている場合は、心臓は通常よりも多くの血液を送り出す必要があり、そのため安静時の心拍数が一時的に上昇することがあります。
運動後に疲労が残っていると、体がリカバリーを行うために引き続きエネルギーを必要とし、それが安静時の心拍数の増加につながることがあります。
また、長期間の過度なトレーニングや疲労が蓄積すると、過度な疲労が身体の回復を妨げ、安静時の心拍数が通常よりも高くなることがあります。
HRVステータスでコンディションを確認する
HRVステータスでコンディションを確認する方法についてです。
そもそもHRVステータスとは何かと言いますと、これは
自律神経のバランスを数値化したものです。
自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、これらが安静時にどちらが優位になっているか測定することでコンディションを把握することができます。
HRVは、心拍の間隔がどれだけ規則的または不規則かを示す指標です。
健康な心臓は、心拍間隔が異なる変動性を持っており、これがHRVとして測定されます。
変動性が高いほど、自律神経系が柔軟に対応していることを示し、心身の健康を反映する傾向があります。
良好なHRVは、一般的には良好な健康状態や良好な体調を示すことがあります。例えば、心臓の健康や自律神経系のバランスが良好な場合、HRVは高くなる傾向があります。
一方、疲労やストレス、過度のトレーニングなど、身体への負荷が大きい状態では、HRVが低下することがあります。これは、自律神経系がバランスを失い、身体が疲れていることを示す場合があります。
これを分かりやすく表示する機能がForerunner965にはあります。
HRVの基準は個人によって異なるので、まずはこの基準を決めるのに約3週間近くかかります。
基準がウォッチに落とし込まれたら、睡眠時にForerunner965を装着することで、HRVステータスを測定し、自分のコンディションが現在どうなっているのかを確認することができます。
Forerunner965のHRVステータスについては以下記事で解説しておりますので参考にしてみてください。
睡眠スコアでコンディションを確認する
次に睡眠スコアによるコンディションの判断です。
Forerunner965では、睡眠スコアを測定してくれる機能があります。
睡眠時にウォッチを装着しておくことで、
・深い睡眠
・浅い睡眠
・レム睡眠
・覚醒
に分類して翌日表示してくれます。
以下の写真のような感じで、ウォッチフェイス上でもかなりみやすいですし、GARMIN CONNECTでも分かりやすく確認することができます。
また、1週間の睡眠グラフを以下の様に表示することも可能ですので、睡眠の質が上がってきた時なんかは比較的分かりやすいです。
トレーニングの内容によっては、睡眠が浅くなったりすることも多いですからね。
そんな時に睡眠内容を比較する機能は非常に良いと感じます。
トレーニングレディネスによりコンディションを確認する
次に、トレーニングレディネスによりコンディションを確認する方法もあります。
これは毎回のワークアウトで回復までにかかる時間を割り出し、毎日加算していく機能です。
軽いトレーニングを行うことでは加算されていきませんが、ポイント練習などのハードな練習では加算されていきます。
コンディショニングに活用するのであれば、レース直前はこの数字が可能な限り0に近いのが望ましいですね。
また、トレーニングレディネスの数字が高いと、モーニングレポートやトレーニング直前(GPS補足時に)
「今日はトレーニングを落としてください」
という指示が出ます。
ランナーが感覚的に分かっていればオーバートレーニングにはなりませんが、練習をかなり行っているのに自覚がない場合はこのトレーニングレディネスに従ってコンディショニングをすることもオススメできます。
まとめ
今回はForerunner965のコンディショニングに関する機能を紹介させて頂きました。
かなり多くの機能がありますが、どの機能でも自分の状態を把握するのに適したものだと感じます。
また、自分が最も刺さる管理基準を見つけることが出来れば、そこを重点的に観察し続ければレースでより良い状態でスタートラインに立つことができますし、再現性も高いです。
そんな管理ができるForerunner965はかなりオススメですので、日々のトレーニングやコンディショニングに是非活用してみてください。
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