これまで我々に馴染みの深かったSUUNTOのMOVESCOUNTが廃止になり、新しいアプリに切り替わりましたね。
様々なワークアウトデータを表示してくれるのは良いのですが、私にとって問題だったのは、これまでのアプリの方法と地図の入れ方が異なるということです。
同じ様な悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
本記事では以下の方を対象にしています。
・新しいSUUNTOアプリの地図の入れ方を知りたい
・SUUNTO上に必要なコース図がない場合はどうしたらいいか?
・GPXデータをSUUNTOのアプリに入れてウォッチに表示させる方法を知りたい
以下で解説して行きます。
SUUNTOアプリでコースをウォッチに入れておく理由
SUUNTOアプリでコースをウォッチに入れておく理由ですが、これはトレイルランニング上で発生する様々なリスクを回避するためです。
主に発生するリスクは
・コースを間違える
・高低差を把握できる
・知らない山域での練習時に使える
になり、特にミスコースはこれまでせっかく練習してきた効果を台無しにするものです。レースでも運営にはどうしてもボランティアの方が必要ですが、皆様々な役割をこなしながら運営されているのでなかなか難しい分岐に人を配置することは難しいです。
私自身レースの運営をお手伝いさせて頂いたことがあるので、その辺りは分かります。
以下で解説して行きます。
コースを間違えるリスクを減らすことが出来る
コースをウォッチに入れることのメリットは何といってもこれでしょう。
トレイルランニングのレースがロードのレースと異なるのは山での分岐があるということで、当然ですが間違えるとタイムロスになります。
特に登り直さなくてはならない時なんかはもう最悪ですが、コースを間違えないのもトレイルランニングのうちです。
その対策としてウォッチにコースを入れておけばコースから外れた時にも正しいコースに復帰できるので、
走りや補給に集中することが出来ます。
高低差を随時確認できる
レースでは戦略を練る上で高低差は重要な情報になります。
補給のタイミングや走りのペース配分もトレイルランニングはこの高低図を参考にして作戦立てますが、地図を落とし込めばこのように随時確認することができます。
激登りの心の準備も出来るという訳です。
知らない山域での練習時にも使える
これはトレーニング時に効果的なことですが、知らない山域でも予め地図を落とし込んでおけば迷うことなくガイドしてくれる機能があります。
非常に便利ですし、トレイルランニングだけでなく登山をされる方にもオススメです。
SUUNTO9でのナビゲート機能の詳細は以下記事で紹介しております。
SUUNTOのアプリ上にコース図がある場合はそのまま地図を落とし込める
SUUNTOアプリ上には既に誰かが取ったログが入っています。これは時間が経つにつれて増えていくものですが、その土地であまりレースが開催されなかったり、トレーニングで誰もログを取らなかった場合は残りません。
現在はアプリが新しくなってからまだ時間が経過していないので、SUUNTOアプリ上にデータが少なく、昨年は感染症の関係でレースも殆ど開催されなかったので、レースのコースがフルに入っていることは稀です。
もしログがあるのであれば、マップの黄色い線をタップすると、そのコールのログが現れます。自分が走るレースにもし該当するのであればそのままそのログをウォッチに落とし込んでしまいましょう。
SUUNTOのアプリ上にコース図がない場合の対策
問題はSUUNTOアプリの中に走る予定のコースデータが無い場合です。
そうした場合はネット上のGPXデータをSUUNTOアプリに落とし込んでウォッチに表示させるというものです。
以下は伊豆トレイルジャーニーのHPですが、左下にコースのGPXデータがありますが、これをダウンロードするのです。
このように大会側でGPXデータを入れてくれているレースもありますが、そうでない場合はヤマレコなどで拾う必要があります。
まずGPXデータを探す(PCで操作)
以下はネット上のGPXデータをダウンロードした時の例です。この作PCでの操作が必要になります。
まず該当するレースのGPXデータを探して、実際のレースのコースと同じか確認する必要します。以下はとあるレースのコースですが、今回開催されるコースとは一部コースが異なります。
この様にトレイルランニングでは時々林道が使えない等、コースの小さな変更はあります。
次に右上のタブからGPXファイルをダウンロードします。
ダウンロードしてGoogleドライブなどに落とし込む(PCで操作)
ダウンロードしたGPXデータをGoogleドライブに落とし込み、スマートフォンでもアクセスできるようにします。
ここまで行ったらあとはスマートフォンで操作することができます。
SUUNTOアプリを開いて操作する(スマートフォン)
次にSUUNTOアプリを開いて、ダウンロードしてGoogleドライブに入れたGPXデータをSUUNTOアプリに入れ込みます。
右下の「+」ボタンを押して、ダウンローGPXデータを選択します。
問題なくいSUUNTOアプリに入れると、ダウンロードされた地図が表示されます。
保存します。
SUUNTOアプリ上で、ウォッチで使用するために「ウォッチで使用」を押します。
ウォッチを近づけると同期が始まります。
ウォッチ【SUUNTO9】の画面を確認する
次に同期後にちゃんとウォッチに地図が入っているのか確認します。
ありました!これでレース開始後にナビゲートを起動させればOKです!
GPXデータはあくまで参考と考える
レース主催者がHP上で掲載しているGPXデータは問題ありませんが、ネットで拾ったGPXデータは扱いに注意する必要があります。
GPXデータが実際のレースと同じコース取りかは分からない
理由はGPXデータがその年のレースのコースと同じかどうかは分からないからです。
また、GPXデータを取った人もミスコースしている可能性がある為です。
GPXデータと実際のコース図や高低図と照らし合わせて確認する
その為に必要なのが、GPXデータと実際のコースや高低図を比較して確認することです。
今回ダウンロードしたマップは今年開催のレースと比較したところ、一部コースが変更になっていました。
ウォッチの地図を参考にして走り、GPXと異なる地点のみをよく確認しておけばいいのです。
まとめ
今回は新しくなったSUUNTOのアプリと地図をウォッチに入れる方法について解説しました。
また、数あるGPSウォッチの中でどれを選ぶべきかまだ分からない方は以下の記事でオススメのGPSウォッチを紹介しております。
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