先日、発注していたSALOMONSENSE4PROが届きました。
2019年度にレースで大活躍してくれたSENSE3PROがリニューアルしたのです。
本記事は以下の方を対象に書いています。
・SALOMONSENSE4PROの素材や特徴について知りたい
・SALOMONSENSE4PROのSENSE3PROとの違いについて知りたい
・SALOMONSENSE4PROはどんなレースに使えるの?
・SALOMONSENSE4PROはファストパッキングにも使えるのか?
・SALOMONSENSE4PROはどんな人におすすめ?
以下記事で解説していきます。
SENSEPROシリーズの使い方
まずSENSEPROシリーズの使い方について解説します。
SALOMONには用途に合わせて様々なシューズがラインナップされていますが、SENSEPROシリーズの位置づけとしては、主に長距離で足底部に負荷のかかるコースはこれを使ってきました。理由はS/LABシリーズだと軽量さを追求したシューズであるために、長距離に渡る林道を走った場合に足底部へのダメージが大きいからです。
その具体例として、かつて挑んだIZU TRAILJOURNEYでの経験がありました。このレースでは7時間台を目標に上げていた為にS/LABシリーズで挑みました。理由は林道区間が多い70㎞少々距離のあるコースで、ロードの感覚でガンガン飛ばしていかないと目標とする7時間台には入れないと感じたからです。
結果的にその時はアーチが完全に崩れて、後半は着地時に激痛が走り、結果的に8時間6分と目標を達成することができませんでした。
ここから感じたのは、シューズのホールド感はこのままで、足底部だけ強化したシューズが必要だということで、色々と練習会で情報を集めていたところ、このシューズに出会いました。
奥三河など大きなレースで優勝してしまう走友が練習時に履いていたのです。
そうか、こんな強い選手もS/LABシリーズで足底部の補強に不安を感じることがあるのかと感じ、長距離でもしっかりトラブルなく走り切るシューズを自分も試してみようということで、このシューズを購入したのです。
2019年度にSENSE3PROを履いてレースを走りましたが50㎞以上のレースで、3位以内に入賞する結果を残すことができたりと、足底部を保護することでの効果を感じることができました。
SALOMON SENSE4PROの特徴
次にSAKOMONSENSE4PROの特徴についてです。
本記事では以下について特徴をまとめてみました。
・シューズの重量
・アッパー素材
・ソール
・サイズ感
・ヒールカップ構造
・Quicklaceシステム
・ドロップ差
・アウトソール
以下記事で1つずつ解説していきます。
SALOMON SENSE4PROの重量
SALOMON SENSE4PROの重量ですが、27.0cmのサイズで268gという軽さです。持った感じは前作のSENSE3PROよりも軽く感じます。
SALOMON SENSE4PROのアッパー素材
アッパー生地はS/LAB SENSEにも採用されているアッパー素材と同じ疎水性素材が採用されています。
写真の様に、光がこれだけ透けるほど薄いんです。
このアッパー素材には実際にトレイルランニングレースで恩恵を受けており、川を渡らざるを得ない状況や、泥だらけの路面に足を入れざるを得ない時にも、あまりストレスを感じません。
泥に足を突っ込んでもそのあとに水場があればきれいに泥は落ちますし、そのあとの水はけや乾燥も早いのです。これは快適さだけではなく、レース中にまめができるという致命的なトラブルからも助けてくれます。
SENSE4PROからはアッパー素材にこの素材が採用されてるので、非常に心強いです。
SALOMON SENSE4PROのソール
しかもSENSE4PROはS/LABシリーズよりも足のプロテクトが強化されたシューズなので、S/LABシリーズの履き心地と、S/LABシリーズでは不足しているプロテクトが強化されているので、かなり期待できるといえましょう。
SALOMON SENSE4PROの特徴として、ミッドソールにopti-vibeが搭載されたということです。
これはダメージの蓄積を軽減するSALOMONのテクノロジーで、SENSEPROシリーズにまさに欲しかった機能で、SENSE4PROの本来の特徴である俊敏性に加えて、SENSEPROシリーズに欲しかったプロテクションが強化されたのです。
また、SENSE4PROにはかかとのクッション性も強化されました。かかと部のクッションを触ってみると確かに柔らかく、SENSE3PROと比較してかなりクッション性が強化されたことが分かります。あとはこれが実走でopti-vibeのプロテクションと合わせてどれだけ効果があるかですね。
SALOMON SENSE4PROのサイズ感
続いて、SALOMONSENSE4PROの幅とサイズ感について解説します。長距離のレースやファストパッキングにおいてこの辺りは重要な要素になります。
サイズ感については、これまでのSENSE3PROやS/LABシリーズと同じサイズ感で問題ないです。日頃ロードシューズを履いている方は、そのサイズの-0.5㎝でちょうどいいでしょう。
私はSALOMONのトレイルランニングシューズに関してはいつも0.5㎝ダウンで履いています。ちなみにいつも履いているロードシューズはターサージャパンやターサージール、メタレーサーで、サイズは27.0㎝です。SALOMONのシューズは26.5㎝を履いています。
SALOMONSENSE4PROの幅についてはSENSE3PROと比較して若干狭めです。トレイルランニングシューズの着地時の安定性を測る指標として、シューズの幅が挙げられます。つまり、シューズの幅が拾うほうが足の指がしっかり使えて、しっかり路面をとらえて走ることができるということです。ただ、安定性を求めるために幅が広ければいいというものではなく、幅が単に広いだけだとスピードが犠牲になってしまうのです。
この点、SALOMONのシューズは非常によくデザインされており、シューズ幅がそのシューズが想定する距離に応じて絶妙に設計されています。
今回購入したSENSE4PROは、SENSE3PROよりも幅が狭いですが、これが実際に履いた時にどんな感じに表れるのか楽しみです。
SALOMON SENSE4PROのヒールカップ構造
SALOMONSENSE4PROのヒールカップ構造についてです。
トレイルランニングシューズにおけるかかとの構造は非常に重要です。
特に重要だと感じるのは走れる林道やロード区間ではなく、パワーウォークとプッシュランを組み合わせながら登る急登です。ここでヒールカップは真価を発揮します。
かかとがしっかり固定されないシューズだと、アキレス腱に負荷がかかってしまいます。
SALOMONSENSE4PROのヒールカップは触った感じSENSE3PROよりも若干柔らかく、スタックハイトは4mmと浅めです。かといってプロテクションが弱いかというとそんなこともなく、しっかりと走りをサポートしてくれそうです。
SALOMON SENSE4PROのQuicklaceシステム
SALOMONSENSE4PROのQuicklaceシステムについてですが、これについては少し不満がありました。SALOMONのQuicklaceシステムについては、非常に良いシステムだと感じているのですが、今回SENSE4PROに採用されているのは何故かこの大きな部品です。いったい何のためにこの部品があるのかよくわかりませんが、Quicklaceシステムの良さが立たない構造です。
トレイルランニングでは実に様々な路面を走ることになり、木の枝がシューレースに引っかかることで転倒につながることがあります。そこでこの大きなパーツがあると余計にそのリスクが高まるので、この点は改良の余地があると感じています。
SALOMON SENSE4PROのドロップ差
次にSALOMONSENSE4PROのドロップ差についてですが、ドロップは4mmと高めです。これにより重心が足の前方にかかることになりますのでよりスピードの出るモデルといえるでしょう。
ただ、かかと部のクッションもしっかりしているので、ドロップ差が高くても長距離向きのシューズであると言えるでしょう。
SALOMON SENSE4PROのアウトソール
SALOMONSENSE4PROのアウトソールにはContagrip MAコンパウンドが使用されており、前作であるSENSE3PROと比較してラグが深く、ラグ同士の間隔が若干広いというのが特徴です。
ドライであればテクニカルな路面でも十分効果を発揮してくれるシューズといえるでしょうし、ラグ同士の間隔が広いことから泥抜け効率も期待できます。
SENSEPROシリーズがファストパッキンでも使って安心できるのはこのアウトソールにあります。
SALOMON SENSE4PROは様々な用途に使えるコスパ最高のシューズ!
今回はSALOMONSENSE4PROについてまとめてみました。
このシューズがおすすめなのは、これまではS/LABシリーズを履いていたけれども、長距離を走るとプロテクションに不安がある。でも走りの快適さは犠牲にしたくないという方です。
長距離レースだけでなく、ファストパッキングにも対応できるシューズなので1足持っておくと何かと便利ですのでかなりおすすめです。
山で実際に走ってきた時のレビュー記事はこちらです。↓
SALOMONのシューズ全般の記事はコチラになります。↓
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