【さらばAブロック】第75回富士登山競走(2022)参戦記!レースの特徴やヘルメットルールは?

富士登山競走

先日開催されました第75回富士登山競走に参戦してきました。

準備万端で挑んだつもりのレースでしたが、えらい目に遭ってしまいました。

なかなかない経験が出来たので記事にしてみたので、この先に参加される方は私の失敗談を参考にして頂けると幸いです。

本記事では移管方を対象にしています。

・富士登山競走について知りたい

・富士登山競走攻略のポイントについて知りたい

・富士登山競走のヘルメットについて知りたい

・高山病になるとどうなるのか知りたい

・レースでも使えるヘルメットについて知りたい

以下で解説していきます。




富士登山競走とはどんなレースなのか?

富士登山競走は富士吉田市役所から富士山頂まで走るレースで、距離は21㎞あります。

こう聞くと「なんだ短いじゃん、楽勝っしょ」と思いがちですが、ひたすら登りが続くので21㎞という距離以上に長く感じます。

富士登山競走

優勝者は内閣総理大臣賞がもらえて、市役所の石碑に名前が刻まれるという名誉あるレースで、全国から実業団選手や箱根駅伝に出場するランナーなども参加しているほど。

富士登山競走

非常にレベルの高いレースなのです。

富士山でのレースと言えば富士登山駅伝が有名で、この駅伝と間違えられることがありますが、富士登山競走は市役所から山頂まで全て1人で走るレースです。

 

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レースは平日の金曜日に開催されます。理由は週末ですと登山者が多くレースが参加できないからです。一度富士山に登ったことのある方ならご存じかと思いますが、山頂までは行列ですからね。

レース当日は登山者の方がコースを空けて応援してくれるのが印象的です。

レースは序盤の馬返しまでのロード、馬返しから5合目までのトレイル、5合目から山頂まで続く急登と岩場を如何に攻略するかがポイントで、それぞれのパートで走りを上手く切り替える必要があります。

また標高が一気に上がるので気圧が下がり高山病のリスクがあるのもこのレースの特徴です。そういった場所柄、天候が悪くなるとゴールが5合目となり一気に難易度が下がるというのもこのレースの特徴でもあります。

今年は山頂コースは4年ぶりの開催。非常に楽しみにしていました。




私の第75回富士登山競走の結果

2022年の私の結果は3時間47分かかってしまい、前回よりも30分以上遅い結果となりました。いやーもう順位とか見たくないですね。

今回のレースは3時間15分辺りを狙っていたのですが、全然ダメでした。

5合目を余裕を持って通過する感覚が大事なので時計は見ずに感覚だけで走ったところ、5合目通過が1時間48分であることが分かり、ここで遅すぎると焦りました。

そこで序盤の遅れを挽回しようと焦り、5合目以降の登りで必要以上に足を使ってしまったのだと思います。

8合目から岩場が多く出現することは皆さんご存じだとは思いますが、ここで一気に身体に力が入らなくなり、手が紫色になっていたことから完全に酸欠であったことは明らか。

うわーマジか!と思いましたが、この苦しみから逃れえるにはひとまず山頂まで登り切らなくてはならないので、必死のパッチで登り何とかゴールするという結果でした。

ゴールしておはち巡りコースに向けて歩いていると優勝したカロ君がちょうどそこにいたので、結果を聞いたところ優勝とのこと、優勝報告の撮影をしているところを間近で見ることができました。

いやはや、速いっす。

第75回富士登山競走失敗の要因

第75回富士登山競争の敗因は何といっても高山病になる程の余裕のなさだと感じます。

五合目の通貨タイムが1時間48分。

これはさすがに抑え過ぎたと感じ、盛り返そうと急いだのが敗因と言えるでしょう。

8合目までは比較的小股で走れる傾斜ですが、そこから先はから始まる岩場区間で一気に体力を削られた感じです。

酸欠で何度も止まってしまうことがありましたが、心肺機能がもう少し高ければもっとレースの内容は良かったはずです。

第75回富士登山競走のヘルメット着用について

富士登山競走で必要なヘルメットについては、今思えばレンタルにすればよかったと感じています。

今回から6合目からのヘルメット着用が義務となりましたが、正直時運が日頃慣れ親しんだヘルメットで挑めるのか非常に心配でした。なんといってもランニング中に使用するヘルメットですから、慣れたものの方が良いと思ったので、今回はPETZLのヘルメットで挑みました。

富士登山競走

レンタルのヘルメットであればちゃんと装着できるか不安だったためです。

ただそうなると富士吉田市役所からのロード区間からヘルメットを装着することになるので、走りにくいのではないかという心配がありました。

でも実際にレースで使用されているものの方が簡易的なヘルメットで良かったのではないかと感じています。

実際に着用した選手も「軽くて良かった」と言っていましたし、レース中に揺れたりするトラブルもなかったと言います。

次回からレンタルにしようと心に誓いました。




富士登山競走などレースでも使えるヘルメットについて

今回使用した富士登山競走に限らないことですが、ヘルメットは軽量でいいものを1つ持っておくと良いでしょう。

ちなみに今回私が使ったヘルメットはPETZLのシロッコです。アルプスの山岳地帯やロッククライミングでも使えるヘルメットで、ファストパッキングの最高峰レースであるTJAR(トランスジャパンアルプスレース)でも良く使われています。

荷物を超厳選するTJARで使われるということはヘルメットとして間違いないということですから、富士登山競走以外にも使えるヘルメットが欲しいという方はこれがいいでしょう。

レースに参加するまでヘルメットを着けて走ることなんてできるのか?と思っていましたが、あまり気になりませんでした。今の技術はすごいですね!

しかし世の中には以下の様なメッシュタイプのさらに軽量ヘルメットも存在します。今回の富士登山競争で配布されたヘルメットもこれですね。

このヘルメットであればキャップの下からでも被ることはできますし、揺れもなさそうなのでかなり良いでしょうね。

ラグビーのヘッドギアやとある団体が着用していたヘッドギアにも似ています。

ヘルメットを持っていないけれども軽量のヘルメットを富士登山競走だけで使用したいという場合であればオススメできますね。というか富士登山競走だけに使用するのであれば購入する必要はないでしょう。

レース前に着用感などを試しておきたいという場合には勝っておいてもいいかもしれません。

第75回富士登山競走で使用したPETZLのヘルメットいい!

私は富士登山競走参加にあたって、自分が持っていたヘルメットを使用しました。

当日レンタルしたヘルメットがちゃんと着用できるのか非常に心配だったからです。

使用したヘルメットはPETZLのシロッコでした。

TJARでも使用されているケースが多く、アルプスとかで使うガチヘルメットなんですが非常に軽量です。

すごいのがこのヘルメット、スタート時のロード区間も軽さも揺れも全く気になりませんでしたからね。

このレースであまりストレスを感じなければもうどこでも使用できるってことです。

第75回富士登山競走を走って感じたこと

富士登山競走を久しぶりに走って分かったことは、終始余裕を持って走ることの重要性です。

それには当たり前ですが心肺機能や筋持久力がモノを言う競技だと感じました。余裕がなけれ酸欠になり高山病になるリスクも増えますし、高山病の症状が出るか否かはタイムを分ける大きな要因となります。

ここはマラソンのペース半分と同じです。そこに気圧の要素が加わるのでペース配分が適切でないと高山病という形で現れるのです。

そうならない様なペース配分やマラソントレーニング、登りのトレーニングは必要ですね。

心肺機能を向上させれば序盤に余裕を持って登りに挑めるわけですし、日常的に山での急騰を登るトレーニングをしていれば身体がその動きに適応してくるわけですから、余裕は生まれます。

あとは前日に早めに寝る、水分をしっかりとるなどの当たり前のことをしっかりして少しでも高山病になる要素をなくす努力が大事なんだなと感じます。




まとめ

今回は第75回富士登山競走を走った感覚について記事にしてみました。

ランナーの間でもこのレースは難易度が高く、また達成感も素晴らしいレースです。興味のある方は是非チャレンジしてみてください。

毎年のルーチンになれば1年に1回富士山に登ることが出来るので、素晴らしい記念にもなるかと思います。

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