今回はSUUNTO 9 PEAKをトレイルランニングで使用した時のレビュー記事です。
感覚としてはSUUNTO 9 BAROよりもコンパクトな分、非常に使い勝手が良い上にトレイルランニングに必要なデータもしっかり取れるのでかなり満足しています。
本記事は以下の方を対象にしています。
・SUUNTO 9 PEAKのトレイルランニングでの使用感について知りたい
・SUUNTO 9 PEAKではどんなデータが取れるのか?
・SUUNTO 9 PEAKをトレイルランニングの戦略で活かす具体的方法を知りたい
以下記事で解説して行きます。
【SUUNTO 9 PEAK】今回のトレーニング目的についてまず解説
今回のトレーニングは、SUUNTO 9 PEAKのレビュー記事を作成するためのものでもあったのですが、月末に開催される予定の新城トレイルランニングレースに向けてのものでした。
トレイルでのトレーニングをサボっている自分の喝を入れるといったところでしょうか。
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これまでトレイルでのトレーニングに何も対策をしていなかったわけではなく、登りのトレーニングはトレッドミルで行っていました。
しかし、トレイルでの走り込みを全く行っていなかったのでさすがに入れないとまずいだろうと危機感を募らせていたのです。
登りについてはトレッドミルでも強化できますが、それだけではレースで必要な動体視力やバランス感覚、トレイルでの持久力は身につきません。
そういった経緯もあり、SUUNTO 9 PEAKのレビューも兼ねて出かけてきました。
トレイルランニングのトレーニングは、マラソン的な要素に加えて山での実走でしか鍛えられない能力もあります。毎週山に行く必要はないと私は感じていますが、時々山に行かないとレースで対応できないイメージです。
以下でトレイルランニングのトレーニング方法についてまとめていますので、参考にしてみてください。
【SUUNTO 9 PEAK】テストで使用したコース「吾国愛宕ハイキングコース」
今回SUUNTO 9 PEAKのテストを行ったコースは、茨城県の「吾国愛宕ハイキングコース」というコースです。
距離は約24kmと短いのですがトレイルランニングの走力向上には最適な場所だと感じています。
以前は神戸の住吉から六甲山頂を通り、そのまま宝塚の塩尾寺までの往復がホームコースでしたが現在はここでトレーニングすることが多いです。
アップダウンが激しいので、身体の動きを随時切り替える必要があるので六甲でのトレーニングよりかなりきつく感じます。
コース具体的に解説すると、
・序盤にパワーウォークが必要なパンチの効いた登り
・アップダウンのある林道
・中盤に畑のあぜ道を走る区間
・終盤に傾斜のきつい峠を走る
というお腹いっぱいになるコースです。
「陶芸と栗の里 かさまトレイルラン大会」のコースとして使用されている場所です。
このレースはちなみに走ったことはありませんが、このコースをレースペースで走るのであればきついことは間違いないでしょう。
距離は24㎞と短いのですが、かなり足を使わされるので強化には最適だと感じています。
ここでのトレーニングでSUUNTO 9 PEAKでどの様なデータが取れるのかをレビューしたいと思います。
【SUUNTO 9 PEAK】トレイルランニングで使用する前の準備
トレイルランニングにおいて、GPSウォッチは自分を管理するためのツールとなり、その為にはウォッチ上に適切な情報を常に表示しておく必要があります。
その設定を行うためにSUUNTO 9 PEAKを使用する前に以下の準備が必要です。
・スポーツモードを自分仕様にカスタムしておく
・ウォッチと同期させる
・ナビゲーション機能も準備しておく
以下で解説して行きます。
準備①スポーツモードを自分仕様にカスタムしておく
まず準備の第一段階として、自分仕様にスポーツモードをカスタムしておくということです。
スマートフォンで以下の画面で設定します。
ここで行うのは、ウォッチの画面に表示させたい項目を選ぶことです。
私の場合は
・合計時間
・ペース
・心拍数
・距離
・上昇
この辺りの項目をいつも確認したいのでこの項目を入れています。今回のワークアウトでは24㎞と距離は分かっていたので、カスタムの内容から距離表示は外しました。
トレイルランニングのレースでは距離表示を細かくしてくれるレースもありますが、そうでないレースもあったり距離表示が明らかに合っていない場合などもあるので(大抵フィニッシュ地点では正しい距離設定になることが多い)、距離表示で正しい走行距離まで確認したい方は入れておくといいでしょう。
とにかく、ロングのレース中に把握したいと思う項目を詰め込みましょう。
準備②ウォッチと同期させる
次の準備段階として、設定した内容を同期させるということです。
アプリに入れたものは必ずウォッチと同期させて、その内容がきちんと反映されているか起動させて確認しましょう。
同期せずにワークアウトスタートしてしまうと悲しい気持ちになるのでこれは忘れずに行いたいところです。
準備③ナビゲート機能も準備しておく
実際のレースに向けた試走も兼ねてトレーニングするのであれば、ナビゲート機能を利用するといいでしょう。
レースであればGPXデータなども大会主催者が準備していることが殆どですので、ダウンロードしてウォッチに表示させれば道に迷うこともないので是非とも活用したいところです。
ナビゲート機能については以下記事で解説していますので参考にしてみてください。
【SUUNTO 9 PEAK】トレイルランニング走行中に確認できるデータ
次に同期させた内容がSUUNTO 9 PEAKを起動させた際に表示させてみましょう。
以下が走行中のデータを見た私の目線です。
コースについては熟知していたので、この時はどれだけ登ったのかや心拍などを確認しています。
最終的に平均ペースが1㎞あたり6分ペース台であれば悪くはないので、大体その程度で走れる様にペースを配分していました。
トレッドミルでの登りトレーニングの成果を確認するには、実際のトレイルでの急登でスムーズに登った時にどれだけの心拍で行けるかがポイントです。
この日も急登では何度かウォッチを確認しつつ走りました。
【SUUNTO 9 PEAK】トレイルランニング後に振り返ることが出来るデータ
次にSUUNTO 9 PEAKを付けて走った時に、どれだけのデータが取れるのかということです。
ランナーでもトレイルランナーでもPDCAは非常に重要です。実際にやってきたトレーニングの目論見がトレイルでの走りやパフォーマンス向上に繋がっているのかは随時確認する必要があります。
ただ確認するには取得するデータは出来る限り多い方がいいです。
まず走り終わるとSUUNTOアプリに以下の様に表示されます。
距離や合計時間、獲得標高などについては極めて精度の高い情報が取れています。
これはその他のSUUNTOウォッチも同じように取れますが、一部分目安として見ておくべき項目は心拍でしょう。
やはり光学式心拍ですので、走行中に若干のブレはあります。終始激しい動きをするのがトレイルランニングなので、たまに明らかに楽に走っているシーンでも心拍は「200bpm」と表示されていることがあります。
こうした時はあくまで目安として心拍を見ておくのはオススメです。
心拍と画面の表示が一致していそうな時の状態を覚えておくこともトレイルランナーとして重要だと感じます。
以上の様に様々なデータが取れるので、かなりオススメできます。
これらのデータをSTRAVAと連携させることで同じコースを走った選手と比較ができたり、一定区間のタイムランキングに参加することも出来ます。
私は一時期六甲山でのSTRAVAランキングを持っていましたが、今では3位くらいまで抜かれてしまった箇所もあります。。
でもそういうのって結構楽しいですよね!そういった楽しみ方が出来るのがGPSウォッチの魅力であり、精度高くデータが取れるSUUNTO 9 PEAKのメリットとも言えるでしょう。
【SUUNTO 9 PEAK】トレイルランニングでの画面の見やすさは?
次に気になるのがトレイルランニングでの実際の画面の見やすさです。
SUUNTO 9 PEAKはSUUNTO 9 BAROと比較してウォッチ全体の大きさや厚さ、重量がコンパクトになっています。
しかしウォッチを頻繁に見て自分の状態を管理するトレイルランニングにおいて画面が小さくなることはぶっちゃけどうなの?って思う方は多いかと思います。
そこで比較です。以下がSUUNTO 9 BAROでの表示画面です。
そして以下がSUUNTO 9 PEAKの表示画面です。
確かにコンパクトになりましたが、全く気になりません!むしろ軽量化されて薄くなった分腕振りも軽くなったような感じで走りやすいです。
画面の小ささがトレイルランにおいてデメリットになると感じる方は特に心配ないかと思います。
まとめ
今回はSUUNTO 9 PEAKについて、実際のトレイルでの使用感について解説させて頂きました。
私もこのSUUNTO 9 PEAKを使い始めて感じるのは、ロードからトレイルまで実に幅広く使える時計だということです。
またランナーやトレイルランナーに重要な自分を振り返る為のデータもしっかり取れる機能も備わっているのでかなりオススメできます。
より速く、より強くなりたい全てのランナーにオススメできるウォッチですね!
以下記事でSUUNTO 9 PEAKの概要を解説しています。
【美しさと高い機能性】SUUNTO 9 PEAKレビュー!機能やデザイン、SUUNTO 9 BAROとの違いについて解説!
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