先日の記事では、GORE-TEXのレインジャケット素材でトレイルランナーに人気の商品を紹介しましたが、今回はGORE-TEX素材に代わると期待されているThe North Faceの「FUTURE LIGHT」について紹介しようと思います。
この「FUTURE LIGHT」、動きやすさ・透湿性供にトレイルランにはかなりいいです!
The North Faceの独自素材「FUTURE LIGHT」
ここまではGORE-TEX素材のレインウエアの紹介でしたが、現在はそれに代わるであろうと期待されるThe North Faceの独自素材、「FUTURE LIGHT」が選択肢に加わりました。
トレイルランなどの激しいワークアウトに最適
「FUTURE LIGHT」は、透湿性がこれまでのゴアテックス素材のものよりも高く、トレイルランニングの様な激しいスポーツにはうってつけです。
発売当初は「SUMMIT SERIES」というThe North Faceの最高峰モデルに導入されましたが、最近ではトレイルランニングのレインジャケットにも導入されたのです。
「GORE-TEX」と「FUTURE LIGHT」の透湿メカニズムの違い
GORE-TEXの透湿性は、外気の温度差がある時に発生します。例えば、外が10℃で、ジャケットの中が30℃であった場合にジャケットの中の熱を外に逃がそうとします。
なので、梅雨の時期など、ジャケットの中とジャケットの外の温度差が少ない時はジャケットの中の湿度や温度は外に逃がされないので蒸れた感覚が続いてしまいます。
一方FUTURE LIGHTに関しては、ジャケットの外と中の温度差に関係なく空気を入れ替えてくれますので、常に乾燥した空気でジャケットの中は満たされることになります。
これは3レイヤー中の中心生地の違いで発生します。
GORE-TEXはGORE-TEX MEMBRANEというフッ素系樹脂が使用されており、この層は非常に丈夫で劣化しません。
逆にFUTURE LIGHTに関しては、真ん中の層が柔らかくストレッチ性のあるものではありますが、劣化してしまうという欠点があります。しかしこのFUTURE LIGHTのすごいところは、この劣化しやすい記事を外側の層と内側の層で挟み込んでしまっているという点です。
なので仮に劣化しても外側から分からないのです。
「GORE-TEX」と「FUTURE LIGHT」の着心地の違い
トレイルランニングのレインジャケットであれば着心地は非常に重要な要素になります。
これまで私が使用していた3レイヤーのストライクトレイルフーディも非常に着心地が良かったですが、基本的にGORE-TEXのジャケットは固めに作られています。
理由は生地にナイロンを使用しているものが多いからです。
ナイロンを使用すると多少の硬さはありますが生地に強度を出すことができますので、枝にひっかけたり転倒しても簡単には破れません。(ナイロン層が薄いものだと破れやすいですが)
一方、FUTURE LIGHTに関してはポリエステルを使用しています。
ポリエステルは非常に伸縮性があり、柔らかい素材でトレイルランニングなどの激しいアクティビティーを伴うスポーツには適した素材です。
ただ弱点としてはナイロンよりも丈夫さが劣ると言う点です。
実際に私も試着してみましたが、これまでの3レイヤーよりも着心地はかなりいいです。
また、The North Faceにはトレイルランナーのフィードバックを元に開発された「FLIGHT SERIES」というラインナップがあり、動きやすさは抜群です。
登山用には注意が必要
「SUMMIT SERIES」として使用され始めた際も、これまでの「GORE-TEX」よりレインジャケットの下を少し暖かめにする必要がありました。
「GORE-TEX素材」より通気性が高いためです。
スノーボードや、バックカントリースキーをやる方にとっては山道を歩きまわることがあるので非常に良いとされていますが、過酷な状況の登山では注意が必要です。
自分が欲しい機能でレインジャケットを選ぼう!
以上がトレイルランのレインジャケットの解説でした。
FUTURE LIGHTはまだ発売したばかりの生地なので、まだ耐久性については未知の領域ですが非常に期待が持てます。GORE-TEXもまだまだ根強いファンがいるので、この新素材に対抗する素材を開発してくるのではないかと思います。
トレイルランでの使い勝手は確かなので、狙っているレースに合わせて自分の用途に合ったレインジャケットを選んでみましょう!
ちなみに冒頭で説明しました、GORE-TEX記事はコチラ↓↓
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