【あると便利!】トレイルランにオススメなアイゼンについて解説!つけ方や使用時の注意点は?

トレイルラン アイゼン

トレイルランナーやファストパッキングを愛する方であれば、装備に「アイゼン」を考える人もいるのではないでしょうか?

里山で気温の底まで下がらない山域であれば必要ないですが、気温の低い場所や標高の高い山域では持っていきたいところです。

本記事では軽アイゼンについて解説して参ります。

・アイゼンの取り付け方について知りたい

・アイゼンをトレランで使用する場合の注意点は?

・トレイルランにオススメなアイゼンを知りたい

といった方に役立つ内容かと思います。

アイゼンとはそもそもどんなマウンテンギアなのか?

まずアイゼンとは何かという話ですが、簡単にいうと凍った路面でも移動可能にする登山のアイテムです。

写真のように、鋭利な爪がついており、その本数はアイゼンの用途によって分けられているのです。

トレイルラン アイゼン

登山用であれば荷物が重たくなるのでしっかりとしたアイゼンが必要となるのですが、トレイルランで使用するのであれば軽アイゼンを持っていく場合が殆どでしょう。




アイゼンはどんな場面で必要となるのか?

アイゼンが必要となるのはどの様な場面なのかというと、登山靴やトレイルランニングシューズだと滑ってしまう路面です。

具体的に言えばアイスバーンがしばらく続くような路面です。

私の以前のトレーニング場所は主に六甲山でしたが、ここでは冬季に雪が積もります。

 

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当然しばらくするとそれが凍結するのですが、登山道が全てアイスバーンで覆われる様な場所はなく、一部地肌が出ているような路面特徴でした。

こうした場合はトレイルランニングシューズだけで十分です。滑る路面に足をついても、次の一歩で地肌が出ている所に足をつけば問題ないからです。

しかし、コース全体がアイスバーンに覆われる様な場所であればアイゼンが必要です。理由はグリップできないままそのコースを進むことになるからです。

これが完全に平地であればまだいいのですが、傾斜のついた場所や、そのまま崖に繋がるような場所であれば、アイゼンがないと事故に繋がります。

夏場のトレランでも、路面が凍っていなくとも「ここ路面がぬかるんでいたら危ないな」といった場所はあるかと思いますが、そういったコースが凍ったことを想定すると、冬場にアイゼンは必須となりますよね。

アイゼンが必要となるシーズン

アイゼンが必要となるシーズンですが、これは山域によっては夏場で使用するシーンはあります。

アルプスに行けば夏場でも雪渓などが随所にありますので、そういった場面で使用することを想定すると軽アイゼンが活躍するシーンは通年と言えるでしょう。

トレイルラン アイゼン
夏に白山に行った時の雪渓

トレイルランニング愛好家であっても、軽アイゼンは持っていても損はないかと思います。縦走中に怪我をしても勿体ないですからね。




アイゼン使用時の注意点

次にトレイルランニングシューズにアイゼンを使用する場合の注意点です。

主な注意点としては以下の内容が挙げられます。

・しっかりシューズを固定する

・傾斜のきつい登りではゴム切れに注意する

・足首をひねらない様に注意する

以下で解説していきます。

注意点①しっかりシューズを固定する

アイゼン使用時の注意点として、しっかりアイゼンとシューズを固定するということです。

トレイルラン アイゼン

アイゼンがシューズにしっかり固定されていないと、着地した際に地面に刺さったアイゼンからシューズが動いてしまいます。

これだと捻挫をしたり、アイゼンのゴムや固定具が足が動いた衝撃で切れてしまうことがありますので、確実に固定したいところです。

これはトレイルランニングシューズだけでなく、足首まである登山靴であっても同じです。

注意点②傾斜の大きい路面ではゴム切れに注意する

アイゼン使用時の注意点として、傾斜の大きい登りではゴム切れなどに注意するということです。

傾斜の大きい路面では、アイゼンに負荷がかかります。

これはドライな路面でトレイルランニングをしていても分かるかと思いますが、傾斜の大きい路面では、シューズや足にかかる負担は大きいですよね?当然そういった路面を走る時にはアイゼンにかかる負荷も大きいです。

トレイルラン アイゼン

固定具がゴムなどを使っているアイゼンであれば、切れてしまう可能性も十分考えられます。

傾斜の大きい路面を走る時には注意して使うようにしましょう。

注意点③足首をひねらない様に注意する

アイゼン使用時の注意点として、足首をひねらない様に注意するということです。

アイゼンをつけてみると分かるかと思いますが、通常の登山靴やトレランシューズで着地した時とは感覚が違います。

具体的には着地した時の路面とアウトソールの高さが違うのです。

アイゼンをつけた状態で走る人はいないかと思いますが、使用する時はアイゼンなしとの間格差に注意する必要があります。

トレイルランニングにおいてアイゼンはあくまで補助的な装備だと考える

記事でも解説してきた通り、アイゼンはあくまで補助的な装備だと考える必要があります。

トレイルラン アイゼン

そもそも足首までガードのないトレイルランニングシューズには不向きなアイテムです。イメージとしては、まさかの時の路面に備えて一時的に使うものといった認識でいましょう。

路面の悪い道ではそもそも心肺にも足にも負荷がかかりきらず練習的にもあまり効果がありませんので、長時間アイゼンが必要な場所にはあまり走りに行かないことをオススメします。




トレイルランニングにオススメなアイゼン選びのポイント

トレイルランニングにオススメなアイゼンの選び方として、以下のポイントが挙げられます。

・軽量であること

・爪の数は4本あれば十分

・ケース付きのものを選ぶ

以下で解説していきます。

ポイント①軽量であること

トレイルランニングでのアイゼン選びの特徴として、まず軽量であることです。

トレイルランニングザックは容量が限られています。

また、装備自体もトレイルランニングは少ないので、登山用のしっかりとしたアイゼンまでは必要ないのです。

荷物が大きい時には足やシューズにかかる負担は大きいので、使用するアイゼンも大きくする必要はありますが、トレイルランニングの時など軽装時ならば軽アイゼンがいいでしょう。

状況に合わせてアイゼンを使い分けましょう。

 

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ただ登山であれば軽アイゼンだと不十分ですので、ちゃんとしたアイゼンを持参することをオススメします。

登山で軽アイゼンを使うとその荷物量から確実に壊れてしまいます涙。

ポイント②爪の数は4本あれば十分

トレイルランニングでのアイゼン選びの特徴として、爪は4本のものがオススメです。

トレイルラン アイゼン

登山用とトレイルランニングランニング用の2本をそろえるのであれば、トレイルランニング用であれば4本爪を購入した方がコスパが良いということです。

登山では4本爪は使えませんからね。

ポイント③ケース付きのものを選ぶ

アイゼン選びのポイントとして、ケースに入れて持ち運ぶということです。

最初からケース付きのものであれば、それを選ぶと良いでしょう。

アイゼン用のケースも別で販売されていますが、購入したアイゼンのサイズに合わせたものの方がおさまりがイイです。

トレイルランニングザックは容量が限られているので、アイゼンであってもなるべくスマートにパッキングしたいものです。

また、ケースに入れずにザックに入れると極めて危険です。

転倒した時にザックに穴をあけたり、背中に刺さる可能性もあるからです。

まとめ

そもそもトレイルランニングシューズにアイゼンをつけることはナンセンスだと私は思っていますが、ないよりかはあった方がいいです。

状況や縦走スケジュールに合わせてアイゼンを持つかどうかを決めましょう。記事でも述べましたが、夏場であっても標高の高い山であれば必要になる可能性はあります。

まさかの時に備えて、アイゼンの選択肢も片隅にあるとより質の高い山行が出来るかと思いますので是非検討してみて下いさね!

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