今回はGARMINのスマート体重計であるIndex S2についてレビューしようと思います。
今さら体重計を購入した理由としては、体重を管理する重要さを感じる機会があったからです。
具体的には体重がかなりある状態で挑んだ長野マラソンで大失速してしまったことです。
長野マラソン、3時間2分と走り切ったマラソンの中では自己ワーストでした。
気象条件も良く、自分のコンディションも悪くなかったのですが、走り始めから身体が異常に重たかったです。… pic.twitter.com/MZElmOZ5Ch
— ヒロ (@AC71592310) April 22, 2024
毎月月間400㎞近く走っているので大丈夫だろうと思っていたのですが、実際に長野マラソンを走ったところ重すぎて全く走れないどころか歩いてしまう始末だったからです。
最終的に走り切ったマラソンでは最も記録の悪い3時間2分という記録でした。
これではまずいと思い、データ管理がしやすい体重計であるIndex S2を購入するに至ったのです!
Index S2を購入した理由は確実な体重管理
数ある体重計が世の中にありますし、体組成までしっかり測定できる体重計であれば他社の体重計もあるわけですが、今回わざわざGARMINのIndex S2を購入したのは
確実な体重管理がしたかったからです。
体重計で体重を測定する習慣というものは意外と毎日続かないものです。
私もこれまで何度かチャレンジしたものの、レースから遠い時期には途中で測定を辞めてしまう事も多いです。
練習日誌に途中までは記入しながらも途中から体重欄が空欄みたいな。。
ただこのGARMINのIndex S2であれば測定さえしてしまえばデータがBluetoothで自動的に転送してくれるので非常に便利なんですよね。
こうすることで、走行距離や食生活で自分の体重がどの様に変動しているのかもわかりますし、レース前に慌てて体重を管理しなくては!と言う事態にも陥りにくいというわけです。
私の場合、日々のトレーニング記録はGARMIN CONNECTに自動転送されるようになっており、
アプリ内で私のランニング能力を算出してもらっています。
GPSウォッチのメーカーには様々なものがありますが、GARMINがが他のメーカーと異なる点としては、GARMIN CONNECTが「FIRST BEAT」というフィットネスのデータをパフォーマンス評価に変えることを得意とする企業と提携していることです。
GARMIN CONNECTについては以下記事で解説しています。
【GARMIN先生と言われるには理由がある】GARMINランニングアプリ「GARMIN CONNECT」のすごさを解説!
つまりここで抽出されたデータが多ければ取れるデータにも信憑性があるというわけです。
ただ先にも解説した通り、体重に関しては最初に63㎏と入れてからは、日々の体重変動入力していない状態が続いていました。
走力と体重は密接な関係があるので、本来であれば体重の推移データもGARMIN CONNECT内に入れる必要があるのです。
走力と体重には大きな関係がある
ここまで体重測定の重要性について説明してきましたが、
マラソンのタイムを向上させたいのであれば体重は非常に重要な要素です。
5000mや10000mなどでも体重管理は重要ですが、距離の長いマラソンであれば体重により必要となる筋持久力も異なってくるので更に重要度が増すわけです。
まず走力と体重には大きな関係があるというのはつまり、VO2MAXと体重に大きな関係があるということです。
VO2MAXというのは、身体が酸素を利用できる最大の能力を指し、持久力の重要な指標となっています。
長時間にわたって高い運動強度のトレーニングを行うとVO2MAXが上昇するというのは、殆どのランナーが体感していることかと思います。
このVO2MAXは「体重」に対する酸素摂取量を示すので、体重が軽くなると相対的にVO2MAXは上昇することになります。
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つまり同じ酸素摂取能力を持つ人でも体重が軽い方が高いVO2MAXを持つことになるのです。
体重を減らすことでエネルギー効率が向上するので、より少ないエネルギーで走ることができ、その結果、筋肉や臓器への酸素供給が効率化されるのでランニングのパフォーマンス向上にも繋がるというわけです。
以前に私はかなり太った状態で長野マラソンに挑みましたが、その時に序盤からかなり苦しかったのは、体重が増えた分目標タイムで走るには必要となる酸素量が多くなってしまっていたというわけですね。
この辺りのランナーの体重管理については以下動画で解説しています。
具体的に体重が減るまでの対策なども解説しているので参考にしてみてください。
Index S2の特徴
次にIndex S2の特徴について解説していきます。
・仕様
・外観
・測定できる項目
に分類して解説します。
特徴①仕様
まずはIndex S2の仕様についてです。
GARMIN Index S2の仕様
以上になります。
特徴②外観
次にIndex S2の外観についてですが、何といってもガラスの様な美しさが目を引きます。
床と接する場所については滑り止めがついておりますが、それでも本体がかなり薄いので家具の下などに入れておくことも可能です。
私の場合はドラム式洗濯機の下に入れています。
ディスプレイはカラーで見やすく、測定項目がひと目でわかります。
しかも字が大きめですので、自分の状態を嫌でも見せつけられちゃいますね笑
特徴③測定できる項目
次にIndex S2で測定できる項目についてです。
具体的にはランナーの体調管理に必要な項目で、
・BMI
・体脂肪率
・体内水分量
・骨量
・骨格筋率
この辺りが挙げられます。
特にBMIや体脂肪率はランナーにとって自分の状態を知る重要な要素ですので日々の軽量で把握しておくと良いでしょう。
Index S2はGARMIN CONNECTとの接続が大きなメリット!
Index S2を使う大きなメリットとしては、何といっても
GARMIN CONNECTとの接続が出来るということだと感じます。
体重って結構変動するので、毎回測定してGARMINCONNECTに入力するのって結構面倒なんですよね。
といいますかそんな面倒なことをしている人はあまりいないと思いますが、、。
また、毎回体重計や体脂肪率などを測定しても、それを練習日誌に記録するだけでも大変ですし、長期間のデータで振り返ることを考えるとあまり現実的ではないですよね。
例えば私の場合、体重だけでなく振り返りたいデータとしてBMIが挙げられます。
このBMIというのはランナーが管理すべき数字です。
マラソンのトップ選手でも様々な体格がありますが、BMIは選手により違います。
設楽選手はBMIが16台と非常に低いですが、マラソンランナーの中でも比較的ガッチリしている川内選手は20.9という数値が出ています。
大体この16~20あたりがトップ選手の数値ですので、そのあたりの数値と比較して自分はどうなのか比較するというのもポイントです。
Index S2とGARMIN CONNECTの連携方法
Index S2とGARMIN CONNECTとの連携方法としては、Bluetooth連携です。
環境的にはWi-Fiが必要となります。
Wi-Fiのパスワードを入力して、GARMIN CONNECTと連携しているスマートフォンと体重計を連携させて完了です。
これは最初にGPSウォッチを連携させたときの流れと同じです。
連携自体は非常に簡単で5分程度で完了するかと思います。
使って感じるIndex S2の精度は?
次にIndex S2の精度についてですが、これは比較的良いと感じます。
重量(㎏)は200g単位での測定ができます。
え?100gじゃないの?とも思いましたが、日々変動する体重なのであくまで目安と考えればそんなに気になることでもないかと思います。
測定精度としても良いと感じます。
たまに妙に重たく出る体重計や、その逆もありますが、そうしたブレはあまり感じません。
最初の測定では30㎞走を終えたばかりの状態で測定したので、少し軽めで62.8㎏でしたが、これは以前使っていた体重計でも毎回このぐらいの体重でしたので問題ないと考えています。
体脂肪や筋肉量、BMIを測定する機能も内蔵されており、ランナー的には非常に自己管理がしやすいです。
まとめ
今回はGARMINの体重計、Index S2を紹介しました。
実際に使っていますが、
長期にわたって自分の体重データやBMIを管理することが出来るので非常に便利なツールだと感じます。
GARMIN CONNECTを使って正確なパフォーマンス評価をしたいのであればかなりオススメできる体重計だと思いますので、是非検討してみてください。
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・軽量範囲:5~180㎏
・目量(最小表示):200g
・軽量精度:
5㎏以上~90㎏未満は±400g
90㎏以上~180㎏まで±600g
・BMI:9~65(0.1単位)
・体脂肪率:4~60%(0.1%単位)
・体内水分量:30~70%
・骨量:体重に対して1.5~15%をかけた値(㎏)
・骨格筋率:体重に対して20~70%をかけた値(㎏)
・バッテリー:単4型アルカリ乾電池(4本)
・バッテリー寿命:最長9か月
・動作温度範囲:10℃~40℃
・保管温度範囲:-20℃~50℃