【太古の名湯】鹿の湯に行こう!温泉の特徴やアクセス、おすすめの楽しみ方は?

鹿の湯

    先日那須岳麓にある「鹿の湯」に行ってきました。

    鹿の湯自体の外観もさることながら、泉質もかなり感動ものでしたので温泉好きにの方には是非とも足を運んでみて頂きたい場所です。

    本記事は以下の方を対象にしています。

    ・鹿の湯について知りたい

    ・鹿の湯へのアクセスは?

    ・鹿の湯の入り方について知りたい

    以下で解説していきます。




    鹿の湯とは?

    まず鹿の湯を含め那須七湯について解説していきます。

    ・鹿の湯の名前の由来

    ・鹿の湯の泉質と効能

    以下で解説して行きます。

    鹿の湯とは?①鹿の湯の名前の由来

    そもそもなぜ鹿の湯なのか、熊ではダメだったのかなど非常に気になるところです。

    鹿の湯は開湯が630年で1400年近い歴史がある温泉です。

    起源としては狩野三郎という男が山狩りの際に鹿を追っていたところ、射そびれた矢の行方を捜していたところ、鹿が傷ついた身体を温泉で癒していたという伝説があります。

    その鹿を狩野三郎がどうしたのか?とどめを指したのか、それとも鹿と一緒に温泉に入って仲良くなったのか非常に気になるところですが、それは置いておきましょう。

    そこからその温泉は鹿の湯と命名され、湯治場として人気を集めているのです。

    私の会社の先輩もわざわざ2時間近くかけてこの鹿の湯に通っていることが後日判明し、その人気ぶりはすごいです。

    鹿の湯とは?②泉質と効能について

    また那須七湯はそれぞれ効能が異なることも特徴です。

    鹿の湯の泉質は草津と同じく酸性の温泉で美容や疾病に効果があるとされています。具体的にはシミや小じわに著しい効果があり、疲労回復、血行障害、胃腸病、婦人病、皮膚病などに効果がある様です。

    私のもつ高性能温泉センサーによると臭い的に酸性の湯だと踏んでいたので正解でした。




    鹿の湯へのアクセス

    那須ICから約20分程車を走らせたら到着します。
    温泉近くは少し道幅が狭い峠道になりますので注意が必要です。

    鹿の湯 アクセス

    関東からでも2時間近くで来ることが出来る場所なので非常に便利ですし、

    日帰り入浴も十分可能です。

    鹿の湯のおすすめの楽しみ方

    鹿の湯のおすすめの楽しみ方ですが、登山と一緒に楽しむことと、鹿の湯近郊の温泉宿に宿泊するのがいいでしょう。

    鹿の湯のおすすめの楽しみ方①登山と一緒に楽しむ

    この日はファストパッキングで那須岳に出かけた際に立ち寄りました。

    温泉だけでなく登山やファストパッキングでも非常に楽しい場所なので、山好きの方にはオススメです。

    登山初心者や登山女子でもロープウェイを使って行くことが出来るので、臆せずチャレンジしてみましょう。

    那須岳に行った時の記事は以下ですので良かったら覗いてみて下さい。

    【迫力と驚き】那須岳縦走!ポイントや見どころについて解説!

    鹿の湯のおすすめの楽しみ方②写真を楽しむ

    エメラルドグリーンの温泉が建屋の下に流れているので、インスタグラマーの方であれば是非写真をとりたいところです。

    建物自体も風情があって良いので、人生の荒波に飲まれて疲れている方にはかなりおすすめできる雰囲気です。

    鹿の湯

    鹿の湯のおすすめの楽しみ方③宿泊して楽しむ

    次に宿泊して鹿の湯を楽しむ方法です。実は鹿の湯の他にも温泉宿がいくつかあります。

    陰陽師の伝説に出てくる「殺生石」も極めて近く、観光にもおすすめできます。




    鹿の湯のおすすめの入り方と注意点

    次に鹿の湯のおすすめの入り方と注意点について解説したします。

    鹿の湯
    鹿の湯HPより

    鹿の湯は長い歴史のある温泉で、湯治場としても有名でありますが、その恩恵を受けるにはおすすめの入湯方法があるというのです。

    いやはやそんなのあるんすね。先人が様々な入り方をして

    「これだ!これが鹿の湯のベストの入り方だ!」と決めたのでしょう。

    以下でそのおすすめの入り方と注意点について解説します。

    鹿の湯のおすすめの入り方

    まず鹿の湯のおすすめの入り方です。

    その方法があまりにも入念で驚いたのですが、鹿の湯に入る際には、

    入浴前に柄杓で100~300回後頭部に「かぶり湯」をした後に、2~3分間胸まで湯につかり、更に2~3分間の前身浴をし、これを15分ほどかけて繰り返す。

    なるほど、温泉に入るのにも相当気合が入りそうなそんな雰囲気がバシバシが伝わってきます。

    鹿の湯
    鹿の湯HPより

    この方法で鹿の湯に入ると胃腸病や皮膚病に良いとされているのです。

    ちょっと実践しにくいですが、やってみましょう。

    鹿の湯の注意点①湯が刺激的なので長湯には気を付ける

    続いて鹿の湯入浴時の注意点ですが、湯が刺激的なので長湯には気を付けましょう。

    湯舟は41℃から48℃まで幅広く設定されており、41℃でも湯が刺激的なのであまり長湯しない方が温泉の効果を享受しやすいでしょう。

    48℃の湯舟に使っておられる仙人クラスのアニキもいらっしゃいましたが、なぜあんな暑い風呂に入れるのか不思議でなりません。おそらく宇宙人でしょう。

    私は熱い湯が苦手なので、同じく熱い湯が苦手なのだろうと予想されるヤンチャそうな青年と41℃の湯を出たり入ったりしていました。

    しかしそれでも普通の湯よりも熱く感じたのでそれだけ刺激的な湯なのかもしれません。

    湯上り後はかなり肌がすべすべになります。

    私の肌がすべすべになってもあまり喜ぶ人はいなさそうですが、今をときめく性にはおすすめです。

    鹿の湯の注意点②温泉独特のにおいが残る

    次の注意点として、においが残るということです。

    那須岳
    那須岳登山時に出会った火山ガス

    温泉独特の硫化水素系のにおいが肌にしばらく染みつくので、次の日職場に行かれる方は

    「オナラしていないからね」

    というメッセージを予め発信するなどのリスク管理が必要になります。

    私は次の日にサウナでしっかり汗をかくことでようやく臭いが消えました。恐るべき「鹿の湯」です。

    鹿の湯の注意点③タオルなどは持参する

    次の注意点はタオルなどは持参するということです。

    鹿の湯は温泉しかない上、シャンプーや石鹼の使用が禁止されています。

    登山後に汗を流したい人にとってはちょっと我慢が必要かもしれませんが、この景観を守るためにも大事なことなのかもしれませんね。




    まとめ

    今回は那須七湯の1つである鹿の湯を紹介させて頂きました。

    解説した通り歴史ある温泉で歴史上の有名人もわざわざ訪れている名湯で、江戸時代後期の「諸国温泉効能鑑」つまり温泉番付には、那須の湯は草津温泉に次いで東の関脇とされて、諸病にも効果的と記されています。

    ぜひ足を運んでみてください。

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