【山奥の秘湯】三斗小屋温泉について解説!行き方や到着までの難易度は?

三斗小屋温泉

    今回は山奥にある秘湯中の秘湯、三斗小屋温泉について解説致します。

    登山の途中で出会った温泉ですが、秘湯感オーラがすごくてビックリしました。

    秘湯好きの方は気になっている場所かと思いますので記事で解説していきたいと思います。

    本記事は以下の方を対象にしています。

    ・三斗小屋温泉について知りたい

    ・三斗小屋温泉へのアクセスは?

    ・三斗小屋温泉の営業期間について知りたい

    以下で解説していきます。

    三斗小屋温泉とは?

    三斗小屋温泉は那須岳の一角にある温泉旅館です。車で訪れることもできない様な山の中にあります。

    1500mの高地に沸いた温泉なので必ず登山がセットになるような場所にあり、「よし!ちょっと温泉いくか!」という感覚ではいけない温泉ですので注意が必要です。

    三斗小屋温泉

    三斗小屋温泉は那須七湯の1つですが、泉質は鹿の湯とは異なりアルカリ性です。

    自分の嗅覚温泉センサーから、これは酸性の湯だろうなと予想していましたがバッチリ外れて、アルカリ性でした。修行不足です。

    効能としては関節リウマチ、消化器系疾患、婦人病、慢性湿疹に効果的とのことです。

    効能や立地も大きな特徴ですが、何といっても三斗小屋温泉は露天風呂から見える星空が最高です。

    宿自体が自家発電の為、21時には消灯してしまうのでその時間から見える星空は一見の価値ありです。




    三斗小屋温泉の歴史

    次に三斗小屋温泉の歴史についてです。

    そもそもなぜこんな辺鄙な場所に温泉宿があるのか気になる方は多いかと思います。

    旅客機の翼にアリの巣があるような感じです。例えが悪くてすいません。

    三斗小屋温泉は1142年に発見されましたが、会津中街道の温泉宿として本格的に賑わいを見せたのは1695年からになります。

    この会津中街道がなぜこんな標高1500mに位置する場所にできたのかというと、かつて天災により会津西街道が遮断されてしまったため、本来鬼怒川から回って江戸に向かうことが出来ず、致し方なくこの道を使わざるを得なかったためです。。

    まあ街道と言っても完全に登山道ですけどね。

    三斗小屋温泉

    こんな道を歩いてくるだなんて昔の人って本当にハンパないですね、完全にトレランや登山ですよまったく。

    会津中街道として利用されてからは、最初は5軒の温泉宿がありましたが現在は大黒屋と煙草屋の2軒のみの営業になっております。

    次に三斗小屋温泉という変な名前の由来についてですが、この道があまりにも険しいので牛が荷物を持てる量にも限界があり、「牛も三斗までの荷物しか持てない」ということからそう命名されたのです。

    つまりこれは三斗以上にチャレンジして「もうだめっす。。」となった牛さんがいたということです。私が牛さんなら1斗ぐらいでリスク管理として一度弱音を吐くことでしょう。

    確かに人間が歩くのもやっとなので牛が荷物を持って歩くなんてかなり難しいと思うそんな地形です。




    三斗小屋温泉へのアクセス・営業期間

    次に三斗小屋温泉へのアクセスと営業期間です。

    まず三斗小屋温泉へのアクセスですが、那須ロープウェイ山頂駅から登山道を歩く形になります。

    標高1500mの高地にあります。

    那須ロープウェィ山頂駅から登山道を歩くことになりますが、ロープウェイを使ってもかなり大変な行程です。特に荷物が多い登山であればやっとの思いで到着する場所なのではないでしょうか?

    以下が山と高原地図のコースタイムです。

    那須ロープウェィ山頂駅

    ↓35

    茶臼岳

    ↓20

    峰の茶屋跡避難小屋

    ↓55

    三斗小屋温泉

    ロープウェイの山頂駅からは約2時間の行程になります。

    朝日岳経由で熊見曽根から三斗小屋温泉に行くこともできますが、足場が悪いのであまりお勧めできません、段差とかもけっこうあるので、稜線伝いで降りてこられる上、水場もある峰の茶屋跡避難小屋からのコースがおすすめです。

    初日の移動の疲れもあるでしょうからこのルートで行かれることをオススメします。

    次に三斗小屋温泉の営業期間ですが、

    4月から11月の限定期間になります。

    年間通じていける場所ではないので注意が必要で、行って休みだった時のダメージが人気ラーメン屋の数百倍です。




    三斗小屋温泉の宿

    三斗小屋温泉の宿は、「大黒屋」と「煙草屋」の2軒があります。

    先にも解説しましたが会津中街道として利用されていたころは全部で5軒の旅館がありましたが、現在は登山道として利用されているのみなのでこの2軒体制になっています。

    ただ2軒だけとなるとどちらの宿がいいのか気になりますよね?

    先に解説した満天の星空を見ながら露天風呂に入りたいのであれば「煙草屋」です。

     

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    時間によって女性専用になる時間もありますが、ここの湯は混浴です。ただし21時以降の混浴は真っ暗で何も見えないので色々大丈夫です。

    旅館風の場所が好きというのであれば「大黒屋」が良いでしょう。

    2軒しかありませんがいい感じの使い分けができるのが三斗小屋温泉のいいところですよね。




    三斗小屋温泉の食事

    こんなすごい場所にありますが、旅館なので食事があります。どんな食事がでるのか非常に気になったので調べてみたところ、けっこうちゃんとした食事が用意してくださる様です。

     

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    いわゆる宿坊のような感じです。大峯奥駈道の小仲坊をイメージして頂けるといいかもしれませんね。




    三斗小屋温泉はテント泊も可能

    旅館に宿泊せずに敢えてテント泊をすることも可能です。

    営業期間中であれば露天風呂には入れるので、ちょっと上質なテント泊となるでしょう。冬は湯冷めしないように注意する必要がありそうですね。

     

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    まとめ

    今回は三斗小屋温泉についてまとめてみました。

    この日は那須岳に縦走に出かけ、その途中で三斗小屋温泉に出会いました。以下がその時の那須岳縦走記事になりますが、三斗小屋温泉へのアクセスや雰囲気などがイメージできるかと思います。

    【迫力と驚き】那須岳縦走!ポイントや見どころについて解説!

    参考にしてみてください。

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