3月から4月にかけてHOKAのChallenger(チャレンジャー)ATR5でレースを走ってきました。
せっかくなのでその使用感についてレビューしておこうかと思います。
かなりハードな環境でChallenger(チャレンジャー)ATR5を使用してきたので的確なレビューが出来るかと思います。
HOKAのトレイルランニングシューズの特徴は?
HOKAのトレイルランニングシューズは使用するシーンに合わせてかなり細かくラインナップされています。
SALMONもその傾向にありますね!シューズを選ぶというのもトレイルランニングの醍醐味の1つと言えるでしょう。
日本のランニングシューズメーカーもこれまで用途に合わせたラインナップを展開してきましたが、HOKAのラインナップは更に細かく用途別に分けれれているのがすごいところです。
例えば日本のメーカーだと私はアシックスを履いてきましたが、一昔前だとロードだとターサージャパンとその他ターサーシリーズが数種類あるというラインナップでした。
一方HOKAはトレイルランニングシューズだけでもかなりの数があります。クッション性を重視したいのか、それとも悪路対策に力を入れたいのかにより選択するシューズが何種類かあるのです。
HOKAはロードモデルも同じように複数のラインナップがあり、私はCARBONXを好んで履いていますが、反発が欲しい人にはROCKET Xなどまた別のラインナップがあります。
これだけのラインナップを揃えることはメーカーとしても非常にコストのかかることですが、それだけランナーがよく考えてシューズを選ぶようになったということでしょう。
HOKAのトレイルランニングシューズの詳細は以下記事で解説しています。
Challenger(チャレンジャー)ATR5の特徴は?
Challenger(チャレンジャー)ATR5の特徴としては、圧倒的なクッション性とロード、林道、テクニカルな路面とで快適に走れるということです。
これまではアッパーの破れやすさや、アウトソールが剥がれるなどの問題点もありましたが、見事にクリアされています。
特にChallenger(チャレンジャー)ATR5の良いところは、突き上げにより足底部がやられる心配がないということと、その柔らかさで尖った岩場もしっかりグリップしてくれることです。
かつて薄めのトレイルランニングシューズで林道や岩場を走っている時に、岩の突き上げで足底部を押されてしまい中足骨骨頭部の痛みが消えないことがありました。暫くロード練習でも痛みが出るくらいになり、トレイルではコースによっては足底部を守るシューズが必要だなと感じた瞬間でした。
その点、Challenger(チャレンジャー)ATR5であれば思い切ってどんな路面も攻めることができます。
例えば以下の様な路面は滑りやすいですが、路面の尖った部分にChallenger(チャレンジャー)ATR5を敢えて引っ掛ける様にグリップさせて走れば滑ることなく走りことができます。
これが乾燥した岩場の下りであっても同じように引っ掛ける様にグリップさせて下ればいいのです。これまでのモデルであればアウトソールがはがれてしまっていたのですが、Challenger(チャレンジャー)ATR5のアウトソールは全く問題なく行けました。
トレイルランニングシューズでもアウトソールのラグがしっかりあるものでも、アウトソール自体が硬ければ、踏ん張った時にズルっといくことってよくありますよね?
それがHOKAのトレイルランニングシューズの場合は柔らかいので確りグリップしてくれるんです。
車のタイヤで空気圧がMAXの時と、若干空気圧が低い時で制動時に差が出るのと同じことです。
私的にはもう少しアッパーが柔らかくても良いかな、、という点もありましたがそれはまあいいでしょう。
Challenger(チャレンジャー)ATR5で走ったレース
この時期は感染症の影響でいつレースが中止になるかもわからなかったので、エントリーしまくったのですが
なんと全て開催!
レースで自分の力量を確認できるのは良かったのですが、ちと体力的には厳しかったです。
しかしシューズや自分の身体作りの成果を確認するにはかなり参考になりました。
練習もギアもいろんなことを試してきた1ヵ月半でしたので得られるものは大きかったんじゃないかと思います。
今回はここ最近全てのレースで使用してきたChallenger(チャレンジャー)ATR5についてレビューしようと思います。
Challenger(チャレンジャー)ATR5で走ったレースは以下の通り
・各務原アルプストレイルラン大会(30㎞)
・善光寺ラウンドトレイル(20㎞)
・奥武蔵もろやまトレイルランレース(24㎞)
・石岡トレイルラン大会(50㎞)
途中に短いレースもありますが、当然その分ペースが速いので疲労度としては高く、なかなかの修業期間です。
これらのレースに全てChallenger(チャレンジャー)ATR5を履いて出走したと言う訳です。
Challenger(チャレンジャー)ATR5の使用感は?
次にChallenger(チャレンジャー)ATR5の使用感についてです。Challenger(チャレンジャー)ATR5に限ったことではありませんが、HOKAのトレイルランニングシューズは全体的に幅広めに作ってあるのでロードシューズよりも大腿部の筋肉全体を使ってキックする印象です。
アシックスで説明すると、スカイセンサージャパンに相当する感じです。
スカイセンサージャパンとターサージャパンは使用する筋肉の幅が違うかと思いますが、大体蹴り出しのイメージとしては間違っていないと思います。
そうなると上半身も動員して走力を生み出す必要があり、全身を使ったランニングが出来るので長距離走っても疲労をそこまで感じないのでしょう。
ロードでも快適で、程よく重心を移動させることができます。私としてはもう少し昔のモデルくらい柔らかくても良いんじゃないかな?とも感じました。
Challenger(チャレンジャー)ATR5の耐久性は?
Challenger(チャレンジャー)ATR5の耐久性ですが、使用する時はかなりハードな条件で使用して600㎞程度かと思います。
ちょっとしたジョギングも含めて使用すれば1500㎞近く走れたと思いますが、使用したのはクロカンコースでの練習や、トレイルランニングのレースでした。
もうメッチャハードに履き込んできた感じです!
しかも30㎞、20㎞、24㎞、50㎞のレースで立て続けに使用したので、かなり負荷はかけたかと思います。
アッパーが2層構造になっているのでかなり頑丈ですし、アッパーの素材自体もかなり丈夫になっています。
以下写真の様にアッパーも使い込んで破れてきましたが、2層になっているのでまだ行けそうです。
途中で何度かアッパーを浮いた木の根に引っ掛けたり、石に引っ掛けたりもしましたが、ChallengerATR2の様に破れるようなことは一切ありませんでした。
まとめ
今回はChallenger(チャレンジャー)ATR5について紹介してみました。
まだ厚底シューズを履いていない方にもかなりオススメできるシューズですので、是非試してみてください。
現在はChallengerATR6を履いていますが、これも良いシューズです!以下記事でレビューしておりますので参考にしてみてください。
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