今回はマラソンを始めとするランニングで最近よく見かけるハーフタイツの効果やおすすめについて解説します。
・ランニング用のハーフタイツの特徴について知りたい
・ランニング用ハーフタイツにはどんな効果があるのか?
・ランニング用ハーフタイツの欠点は?
・ランニング用ハーフタイツの選び方について知りたい
・ランニング用ハーフタイツをマラソンで使った感覚を知りたい
・ランニング用ハーフタイツのおすすめは?
といった方にはおすすめできる内容かと思います。
以下記事で解説していきます。
マラソンにはハーフタイツがおすすめ
これまではマラソンではランニングショーツを使用していました。
ポケットが多くてランニングショーツも非常に便利なのですが、最近はハーフタイツを使うようにしています。
NIKEのヴェイパーフライが出た段階で、コンプレッションタイツを履くトップランナーが出てきて、そのままランナーの間では広がりましたよね。
実際に使ってみる前は、動きづらそうだなと思っていたのですが、暫く使っているうちに、長時間動き続けるフルマラソンでかなり使えるなと感じたのです。
本記事では、マラソンにハーフタイツをおすすめする理由について解説していこうと思います。
ハーフタイツの特徴
次にハーフタイツの特徴について解説します。
具体的には、
・空気抵抗が少ない
・汗の乾きが早い
・コンプレッション式ならパフォーマンスも向上する
・筋肉のブレが少ない
といった特徴があります。
以下記事で解説していきます。
特徴①空気抵抗が少ない
ハーフタイツの特徴として、空気抵抗が少ないという事です。
これは実際にランニングショーツと比較するとすぐに感じるかと思いますが、走っていてもバタバタする感じがないです。
スピードスケートの選手がタイツを履いているのも同じ理由で空気抵抗を減らす為です。
頭までタイツで覆っている選手もいるくらいですからね。
特徴②汗の乾きが早い
ハーフタイツの特徴として、汗の渇きが早いという事です。
ランニングショーツだとどうしても汗をかいた時に乾くのが遅いことって多いですよね?
ただ、そうした時にもハーフタイツであれば乾くのが早いです。
理由は、ハーフタイツはランニングショーツに比べて常に伸びた状態で乾きやすい状況にあるからです。
特徴③コンプレッション式ならパフォーマンスも向上する
ハーフタイツの特徴として、コンプレッション式ならパフォーマンスも向上するという事です。
ここで言うコンプレッション式というのは、着圧を一定以上にすることで、血流の改善まで図るものです。
血液は末端まで送り込めば良いというわけではなく、その末端に送り込んだ血液を身体の中心部に戻す必要があります。
ただその場合、血液を重力に逆らって戻すことになるので、ポンプの役割である心臓に負担がかかります。
そこでコンプレッションタイツの登場なわけですが、この身体の中心部に血液を戻す流れをサポートしてくれるのです。
その結果、あまり消耗したくないマラソン中の省エネルギー化に繋がるというわけです。
https://twitter.com/AC71592310/status/1759700046764028097
この辺りの血流改善効果まで期待できるタイツは2XUのMCSあたりになるかと思います。
特徴④筋肉のブレが少ない
ハーフタイツの特徴として、筋肉のブレが少ないという事が挙げられます。
筋肉は収縮時に動くわけですが、ランニング中は若干のブレとなります。
動きが大きく成ればなるほど筋収縮は大きくなるわけですが、マラソンの場合も筋肉のブレは発生します。
もちろんマラソンの場合は1500mや5000mよりもブレは小さくなるわけですが、42.195㎞走るわけですから時間が長いです。
細かな筋収縮でも徐々に力は逃げていくので、この筋収縮を抑えることで力を温存することができ、ハーフタイツの真価はここで発揮されるわけです。
着圧の違いにより、筋収縮のブレの違いはありますが、そこまで着圧が強めのものでなくても筋収縮は抑えられるように感じます。
現に私は着圧が強めのハーフタイツと、コンプレッションタイツを両方使っていますが、両方とも筋肉のブレはしっかり押さえてくれます。
ハーフタイツの選び方
次にハーフタイツの選び方についてです。
タイプによりハーフタイツの選び方にも様々ありますが、
・着圧(コンプレッション)で選ぶ
・筋肉のブレや怪我の予防で選ぶ
・デザインで選ぶ
といった要素で選ぶことが多いのではないでしょうか?
以下記事で解説していきます。
選び方①着圧(コンプレッション)で選ぶ
ハーフタイツの選び方として、着圧(コンプレッション)で選ぶという事です。
ここまで何種類かのハーフタイツを履いてきた私としては、着圧が強めに欲しい場合と、適度な着圧のみで良い場合で分かれます。
その中でも、フルマラソンやウルトラで血流の流れまでしっかり考慮してハーフタイツを使いたいのであれば、着圧がしっかりあるものを選ぶべきでしょう。
長距離を走って疲労してくるのは脚だけではありません。
内蔵やいろんな部分が疲れてきます。
フルマラソンなど長距離はある意味、身体の疲労をマネジメントするスポーツです。
総合的な疲労の軽減を目指すのであれば、コンプレッションを利かせることで心臓のポンプ機能をサポートすることまで考慮するのが良いでしょう。
選び方②筋肉のブレや怪我の予防で選ぶ
ハーフタイツの選び方として、筋肉のブレや怪我の予防をしたい場合にもおすすめです。
ここでもハーフタイツの着圧感を調整することで、これらの効果を得ることが出来るようになるわけです。
特に筋肉のブレは抑えたいけれども、着圧感はそこまで必要ないという場合であれば、着圧感が控えめで、筋肉の動きをサポートするモデルがオススメですね。
逆に着圧感が強すぎると、筋肉のブレは抑えられても股関節の動きの妨げになることもあるので注意が必要です。
ちなみに私の場合はマラソンで適度な着圧感と動きやすさをメイン目的でハーフタイツを履いているので、そういった選び方をしますね。
選び方③デザインで選ぶ
ハーフタイツの選び方にはデザインで選ぶという方法もあります。
最近はハーフタイツでも、メーカーによってデザインが異なるようになってきました。
ヒョウ柄のオシャレなモデルもありますし、シンプルな黒地にメーカーロゴが記載されたものまで様々。
とにかくカッコイイモデルがたくさんです。
着圧感や履き心地にそこまでこだわらずにハーフタイツを履けるランナーであればこうしてデザインの違いで選ぶこともできますね。
ハーフタイツを選ぶ際の注意点
次にハーフタイツを選ぶ際の注意点について解説します。
ポイントとしては
・サイズが合っているか?
・素材にストレスを感じないか?
といったところですね。
以下記事で解説していきます。
注意点①サイズが合っているか?
ハーフタイツを選ぶ際の注意点として、サイズが合っているかどうかです。
どうしても着圧感で選んでしまう傾向にあるのがハーフタイツですが、実は丈も結構重要な要素です。
今日は東京マラソン前の最後のロングラン。
やり過ぎない様に注意しながらこなす。そして終わった後はウワサのタイツを買いに行きました。
「すいません、足が速くなるウワサのタイツってコレですか?」と聞いたところ、どうやらコレらしい。
Sは鬼ピチパンで却下。… pic.twitter.com/imAkhtBEcW
— ヒロ (@AC71592310) February 18, 2024
腿が太いランナーであれば、サイズアップした際に丈が長いものでないと合わないという事態が発生します。
ハーフタイツは膝の上までの丈で履くものですので、選ぶ際には注意したいです。
着圧を重視したいけれども、丈が合わないというのであればメーカーを変えてみるなどするとよいかもしれません。
注意点②素材にストレスを感じないか?
ハーフタイツを選ぶ際の注意点として、素材にストレスを感じないかどうかです。
どのメーカーのハーフタイツであっても、素材は違います。
伸縮の強さも全く異なるので、選ぶ際には慎重に素材を選ぶ必要があります。
これは実際に履いて走ってみるのが自分にあった素材かどうかを見極める良い方法でしょう。
また、ハーフタイツであれば下にランパンなどを履かずにそのまま履くランナーも多いかと思います。
ちなみに私は直接ハーフタイツを履くのですが、そうした場合には長時間使用によるズレは考慮すべきです。
ワセリンを塗るなどレース前に予め対策を練っておくと良いかと思います。
ハーフタイツの欠点
次にハーフタイツの欠点について解説します。
具体的には、
・動きにくさを感じることがある
・ポケットがない、もしくは少ない
といったところですね。
以下記事で解説していきます。
欠点①動きにくさを感じることがある
欠点としては、着圧により動きにくさを感じる場合です。
この場合サイズや着圧感を調整することで調整することが出来ますが、
動きにくさを感じる方にはあまりおすすめできません。
ハーフタイツも動きやすさを追求したモデルは多いですが、それがそのランナーにとってベストな動きなのかどうかは分かりません。
自分に合わない場合には、これまで通りランニングショーツを使ったほうが良い場合もあります。
このあたりはとにかく履いて練習をしてみないことには感覚がつかめないと思いますので、試してみてください。
欠点②ポケットがない、もしくは少ない
また、ポケットがランニングショーツよりも少ないものが多いということもデメリットです。
これはジェルを使うマラソンにおいては結構なデメリットだと感じます。
私の場合、ジェルは4個ほど使いますので、タイツについているポケットだとどうしても足りません。
最近よく使っているメタレーサータイツに至ってはポケットが付いていないので、どうしても小型のポーチにジェルを入れて走る必要がありますね。
ただ、それでも筋肉のブレや疲労感の軽減は感じるのでポーチを持ってでも履いてマラソンを走るメリットはあると思いますね。
実際にフルマラソンでハーフタイツを履いてみた
次に実際にフルマラソンでハーフタイツを履いてみた感じについて解説します。
この時は東京マラソン2024を走り、使用したタイツはアシックスのメタレーサータイツです。
序盤から少し早めのラップで押していく展開だったのですが、着圧による動きの妨げもなく、むしろ足が上がりやすくて非常に良かったです。
また、筋肉のブレも最小限に抑えられており、最後まで疲労なく走り切ることが出来ました。
着圧感も少し少な目で、個人的には圧迫感もなく非常に気に入っているタイツです。
また、レースだけでなくロングランやペース走などでもハーフタイツは活用しています。
ここぞという時の練習では厚底シューズと併せて使うようにしていますね。
メタレーサータイツについては以下記事で特徴や使用感を解説していますので参考にしてみてください。
マラソンにおすすめのハーフタイツ
次にマラソンにおすすめのハーフタイツについて解説します。
具体的には
・メタレーサータイツ(ASICS)
・MCS(2XU)
・エアロスイフトタイツ(NIKE)
このあたりがおすすめです。
以下記事で解説していきます。
おすすめ①メタレーサータイツ(ASICS)
まずおすすめするのがアシックス(ASICS)のメタレーサータイツです。
ポイントとしては、圧倒的な足運びの良さと適度な着圧感です。
実際に私も東京マラソン2024で履いていますが、マラソンで使うにあたってもかなりメリットがあったと感じますね。
足運びもスムーズですし、何といっても着圧感がストレスないんですよね。
強めの着圧感が欲しいランナーにとっては物足りないかもしれませんが、
・着圧感は適度がイイ
・足運びの良さは重視したい
という方にはとにかくおすすめのハーフタイツです。
詳細については以下記事で解説しておりますので、参考にしてみて下さい。
おすすめ②MCS(2XU)
次におすすめなのが2XUのMCSです。
このタイツは比較的着圧感が強めです。
心臓のポンプ機能のサポートまで機能が欲しいという方にはオススメできるハーフタイツですね!
ただ着圧感が強めですので、そこが気になるランナーにはあまりオススメできません。
2XUのMCSについては以下記事で解説しておりますので、参考にしてみて下さい。
おすすめ③エアロスイフトタイツ(NIKE)
次におすすめするのがNIKEのエアロスイフトタイツです。
何といってもNIKEのスウォッシュが目を引く、シンプルでかっこいいデザインです。
着圧は弱めですが、筋肉のブレはしっかり押さえてくれます。
また、素材も肌触りが良いのでストレスがないです。
NIKEのエアロスイフトタイツについては以下記事でレビューしておりますので参考にしてみてください。
まとめ
今回はマラソンにオススメなハーフタイツについてその効果や特徴、おすすめを紹介しました。
これまでランニングショーツ派だった方も、これを機に是非ともチャレンジしてみて下さい。
本当に後半の疲労感が違ってきます!
自分に合ったハーフタイツをゲットして自己ベストを更新しましょう!
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