今回はマラソン初心者にオススメな厚底シューズについて解説していきます。
私自身、サブ5時代から現在2時間40分台まで記録を伸ばしていますが、
現在に至るまでには様々なシューズを試してきました。
もちろん通常のランニングシューズに加えて、当時出たばかりの厚底シューズも履いています。
無謀にも初心者の内から当時の上級者向けの厚底シューズにも挑戦したこともありました。。
こう書くと、厚底シューズと言えば当時はマラソン上級者向けというイメージがありましたが、確かに以前まではそうでした。
ただ、厚底シューズも最近はいろんなモデルが出ているので、賛否両論ありますが、初心者の方でもチャレンジすべきだと私は思います。
・マラソン初心者におすすめな厚底シューズについて知りたい
・厚底シューズにチャレンジしてみたい
・マラソンで良いタイムを狙いたい
という方にはオススメできる内容となっております。
以下記事で解説していきます。
厚底シューズの特徴
まず最初に厚底シューズの特徴について解説していこうと思います。
厚底といわれるだけあって、このように分厚いミッドソールが特徴です。
こんな感じでクッション材が敷き詰められているのですが、このクッション材に高反発素材が使われているモデルを本記事では厚底シューズと呼びます。
高反発素材の例といえば、NIKEであればZOOMX素材。
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このシューズはヴェイパーフライ3ですが、こんな感じで高反発素材が多く使われています。
アシックスであればFFBLASTTURBOという素材があり、この素材の違いにより反発感やクッション感の違いなど特徴の違いを生んでいます。
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最初は内蔵されているカーボンプレート自体の湾曲で反発を得るものだと思っていたのですが、このプレートは均等にクッション材を押しつぶす役割。
実際に反発を生んでいるのは高反発素材だということです。
この反発により、本来よりもランニング動作時に必要な力が少なくて済むので、記録を狙いたいランナーに人気なのです。
ただ、これまでの不安定な厚底シューズでは反発をしっかり受けるにはそれを受け止める体幹と、着地後に不安定な状態からまっすぐ蹴り出す為の筋力も必要になってくるので、これまで初心者の方は敬遠されていたのかと思います。
実際私もそうでした。
また、厚底シューズでも形状は様々で、高反発素材を使用していないモデルも存在します。
HOKAのメタロッカー構造みたいに、反発よりも足の転がりを特徴とするシューズはありますからね。
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初期のHOKAのカーボンエックスなどのシューズがそれにあたるかと思います。
メーカーによって反発感が異なる
次に、メーカーごとに高反発材の特徴が異なるということについて解説します。
シューズの反発感も厚底シューズを選ぶにあたっては重要な要素です。
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自分の走りとシューズのクッション感や反発感との相性は人それぞれ違うと思いますので、購入する前にどういった反発が自分に合っているのか確認しておくことがポイントです。
私の場合は厚底シューズはNIKEとアシックスを履き回しているのですが、
この2社でも反発感は全く異なります。
NIKEについてはヴェイパーフライネクスト2もしくは3というシューズを履いていますが、このシューズのZOOMX素材は沈み込むようなクッション感がポイント。
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ロードでもトラックを走っているような感じがあります。
私の場合、ミッドフッド気味に着地するのですが、ミッドフッドで着地した後に一度かかとに体重が乗るので、グニッと踏み出せる感じです。
一方アシックスのFFBLASTTURBOは、少し硬めの反発感です。
NIKEだとクッションの沈み込みが強すぎると感じる人にはアシックスの厚底シューズはかなりオススメできる素材。
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アシックスの反発感はターサーシリーズの少し硬めのクッション感がとにかく好きだって人にはオススメですね。
厚底シューズの履き方のポイント
次に厚底シューズの履き方のポイントですが、これも相性が結構需要。
・高反発素材の位置
・体の柔軟性を上げておく
ということです。
以下記事で解説していきます。
ポイント①高反発素材の位置
厚底シューズの履き方のポイントとして、
高反発素材が自分の走りで踏み潰しやすい位置にあるのかどうかです。
NIKEだとかかと側に高反発素材が多めにあるので、足のかかと側からバンと蹴り出す感じです。
アシックスは前足部に高反発素材が集中しているので、蹴り出し時に前足部でしっかり踏み潰す必要があります。
この辺りが好みの分かれ道になるかと思います。
アシックスに至っては、同じ高反発素材を使っていても2つのラインナップがあります。
皆さんご存知のメタスピードスカイプラスとメタスピードエッジプラスですが、これらはカーボンプレートの位置を変えることで、足の力がなくても高反発素材をしっかり踏み潰せるシューズというわけです。
こうしたクッション材の踏み潰しやすさもランニングを選ぶ上で1つの判断材料になるかと思います。
なにはともあれ、しっかりとクッションを踏み潰せるかどうかが厚底シューズの恩恵を受けられるかのポイントですので、この辺りはメーカーの特徴をよく確かめて履くと良いでしょう。
ポイント②体の柔軟性を上げておく
厚底シューズの履き方のポイントとして、
履く前にしっかりストレッチして、足首などを柔軟にしておくこともポイントです。
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足首が硬い状態で走ると、着地時にも本来の位置で着地できないことになり、反発ももらえなくなることがあります。
同じ厚底シューズを履いてもいまいち反発がもらえない時って、調子が悪くて体の動きがぎこちなかったり、身体が硬かったりしますよね?
体の柔軟性もそれと同じというわけです。
初心者が厚底シューズを選ぶ際のポイント
次に初心者が厚底シューズを選ぶ際のポイントについてです。
これは安定性の高いシューズを選ぶという事です。
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厚底シューズが発売され始めた当初はあまり安定性の高いシューズはなかったのですが、最近は安定性の高い厚底シューズもあります。
私が最初に購入したのはVF4%というシューズ。
この頃まだサブ5だったのですが、いきって購入。
ただこのシューズは上級者向けのシューズでありながら、安定性も低いシューズなんですよね。
結果的に回内してランナー膝になってしまいました。
一方、安定性の高いシューズというのはどういうことなのかというと、サポートの大きいシューズです。
例えばこれをみてください。
これはHOKAのChallenger7というトレイルランニングシューズですが、アウトソールの形状を見ると非常に接地面積が大きいことが分かります。
ヴェイパーフライ4%と比較するとこんな感じ。
トレイルランニングの場合は様々な路面を走ることになるので、こうした足底部のサポートがしっかりしたシューズを選ぶ必要があります。
ここまでアウトソール面積が大きいとスピードは出にくいですが、着地時の安定性は格段に上がるというわけです。
この発想で、マラソンで使える安定性の高い厚底シューズは最近で始めています。
アシックスのマジックスピードなどがその例で、初心者で筋力に自信のない方はそうしたシューズを選ぶべきなのです。
つまり、自分が初心者だからと言って厚底シューズを諦めるのではなく、安定性の高いモデルを選べば、マラソンに必要な筋持久力がなくても履けるという事です。
というわけで今回は初心者にオススメな厚底シューズの選び方について解説しました。
初心者にオススメのランニングシューズについては以下記事で解説しております。
先に解説したサポート性能の高い厚底シューズも紹介しておりますので参考にしてみてください。
まとめ
今回はマラソン初心者にオススメな厚底シューズとその選び方について解説しました。
厚底シューズは使用する高反発素材によっては高額で、なかなか手が出ないモデルもありますが、
マラソンで良い記録を出すには重要なアイテムです。
これまで厚底シューズを敬遠していた方であっても、最近は履けるモデルもたくさんあります。
以下の動画でも詳細に解説しておりますので、是非参考にしてみてください。
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