2026年7月に開催されたロッキンベア妙高48kmに参加してきました。
実はこのレースに参加するのは今回が2回目。前回参加したのは3年前で、
その時のタイムは5時間16分でした。
当時も精一杯走ったつもりでしたが、その後も継続してトレーニングを積み重ね、ロードではマラソンの自己ベストを2時間46分まで更新。以前と比べると走力は確実に向上している実感がありました。
そのため今回の目標は、3年前の自分を超えること。

そしてできれば5時間切り、さらには上位入賞も狙いたいと思いながらスタートラインに立ちました。
ロッキンベア妙高は、トレイルランニングの総合力はもちろんですが、ロードで培った走力も試される非常に魅力的なレースです。
今回はトレーニングの成果もあって総合12位(4時間33分)でフィニッシュすることができました。
ので、実際に走って感じたコースの特徴や攻略法、補給戦略について詳しく紹介していきたいと思います。
ロッキンベア妙高トレイルランニングレースとは
ロッキンベア妙高は、新潟県妙高市で開催されるトレイルランニングレースです。
会場となるのは池の平温泉スキー場。スタートからゴールまで同じ会場を発着とする周回コースとなっており、妙高の豊かな自然を満喫しながら走ることができます。
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ロングコースは本来48km、累積標高約1,800m、制限時間10時間の設定です。今回はコース後半の一部が変更となったため、実際の距離は約45kmとなりました。
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このレースの最大の特徴は、とにかく「走れる」ことです。
トレイルランニングというと急登やテクニカルな下りをイメージする方も多いと思いますが、ロッキンベア妙高は比較的走れる区間が多く、マラソンやロードで培った走力を発揮しやすいコースとなっています。
序盤には登り区間がありますが、登りの途中からは走りやすい林道へと変わります。
この林道区間をしっかり走れるかどうかで順位やタイムは大きく変わってくるでしょう。
また、コース中には約2.5kmほどのロード区間もありますが、それ以外は気持ちの良い林道やトレイルが中心です。特に笹ヶ峰グリーンハウス周辺は非常に走りやすく、妙高の雄大な自然を感じながら気持ち良く走ることができます。周辺では牛が放牧されており、レース中の癒しポイントの一つです。
さらに序盤には日本の滝百選にも選ばれている苗名滝が登場します。

迫力ある水量と轟音は圧巻の一言。滝のすぐ横は歩行区間となっていますが、タイムを競うレースであっても、一度足を止めて眺める価値のある絶景スポットだと思います。
ロッキンベア妙高は、走力を試したいランナーはもちろん、妙高の自然や景観を楽しみながら走りたいランナーにもおすすめできるレースです。
ロッキンベア妙高トレイルランニングレースの結果とコース概要
今回の結果は、総合12位、年代別(40代)優勝でした。
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タイムは4時間33分03秒。目標としていた5時間切りを達成することができ、3年前に記録した5時間16分から大きくタイムを短縮することができました。
ただし、今回は例年と異なりコース後半で使用予定だった吊り橋が利用できなくなったことから、一部コース変更が行われました。その影響で、本来48kmのコースは約45kmへと短縮されています。
とはいえ、短縮された距離は数km程度であり、レース全体の印象が大きく変わるほどではありません。累積標高も約1,800mあり、走れる区間が多いとはいえ、ミドル〜ロングディスタンスのトレイルレースとして十分に走り応えのあるコースでした。
また、今回はレースの様子を動画でも撮影しています。
コースの雰囲気や景色、各区間の特徴なども分かる内容になっていますので、これからロッキンベア妙高への参加を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
実際に走った感想
実際に走ってみて改めて感じたのは、ロッキンベア妙高はとにかく「走れるコース」だということです。
トレイルランニングというと急登やテクニカルな下りをイメージする方も多いかもしれませんが、このレースは少し違います。

序盤こそしっかりとした登りがありますが、この登りでコース全体の累積標高の約7割を消化するようなイメージです。そのため、最初の登りを終えてしまえば、その後は細かなアップダウンが続くものの、比較的走り続けることができます。
林道区間も非常に長く、急な登り返しが少ないため、
ロードで鍛えた走力を発揮しやすいコースだと感じました。
また、後半の下りもテクニカルな要素はそれほど多くありません。序盤の登りで脚を使いすぎていなければ、積極的に走ることができる下りが続きます。

そのため、このレースはトレイルランニングの技術だけでなく、「どれだけ最後まで走り続けられるか」が問われるレースだと思います。
一方で、個人的に最も苦しかったのは笹ヶ峰グリーンハウスエイド周辺の牧場地帯でした。
序盤の登りに比べれば勾配は緩やかですが、草に覆われた路面や微妙なアップダウンが続くため、見た目以上に前へ進みません。
脚へのダメージも徐々に蓄積してくるタイミングなので、なかなか進まないという感覚を強く受けた区間でした。
しかし、このエリアは同時にレースの中でも特に印象的な区間でもあります。
湖や池が点在し、周囲には広大な牧場が広がっています。白樺に囲まれた林道も非常に美しく、まさに妙高らしい景色を楽しむことができます。
競技中であることを忘れてしまうほど気持ちの良い場所も多く、「これぞトレイルランニングの醍醐味だな」と感じながら走っていました。
そして、このレースを語る上で外せないのが苗名滝です。
日本には数多くの名瀑がありますが、苗名滝の迫力は別格です。

轟音を響かせながら流れ落ちる大量の水は圧巻で、レース中でありながら思わず見入ってしまいます。
滝のすぐ横は歩行区間となっていますが、タイムを競うレースであっても一度は目を向けてほしいスポットです。
ロッキンベア妙高は、順位やタイムを狙うランナーにとって走りごたえのあるレースであると同時に、妙高の豊かな自然を全身で感じることができるレースでもあります。
ロッキンベア妙高トレイルランニングレース48kmの攻略法
ロッキンベア妙高は走れる区間が多い一方で、序盤の登り方や林道でのペース配分を誤ると、後半に大きく失速しやすいコースです。
ここでは、実際に走って感じた攻略のポイントを、登り・林道・下りに分けて紹介します。
登り区間
レース序盤に登場する登りは、苗名滝周辺の急な区間を除けば、ほとんどが走れるトレイルです。
特にモンスターヒルを過ぎてからは、登り基調ではあるものの傾斜が緩やかになります。ここを歩いてしまうのか、無理のないペースで走り続けられるのかによって、タイムは大きく変わってきます。

一方で、苗名滝周辺やモンスターヒルまでの急な登りで脚を使いすぎてしまうと、その後にせっかく走れる区間が続いても、脚が残っておらず走れなくなってしまいます。
急な登りでは無理に周囲のペースへ合わせず、呼吸と脚の余裕を残すことが大切です。そして傾斜が緩くなったところで、すぐに走りへ切り替える。このメリハリが序盤の攻略ポイントになります。
林道区間
林道区間は、このレースの中でも特にタイムを稼ぎやすいポイントです。
路面は比較的走りやすいものの、完全な平坦ではなく、細かなアップダウンが繰り返し登場します。
伊豆トレイルジャーニーを走ったことがある方であれば、走りやすい林道の雰囲気をイメージしやすいと思います。ただし、ロッキンベア妙高の方がもう少し登り基調の区間が多く、見た目以上に脚を使います。

特に笹ヶ峰グリーンハウスエイド周辺の周回コースは、草の多い路面と緩やかな登りが重なり、なかなか身体が前へ進まないように感じました。
こうした区間では、一気にペースを上げようとせず、オーバーペースにならない範囲で細かくピッチを刻むことが大切です。
大きなストライドで無理に進もうとすると脚への負担が増えるため、一定のリズムを保ちながら淡々と走る方が、結果的にタイムをまとめやすいと思います。
下り区間
今回はコース後半で一部変更がありましたが、下りは比較的走りやすい林道とゲレンデが中心でした。
テクニカルな岩場や急斜面を慎重に下るというよりも、ある程度スピードを出して走り続けることが求められます。

ただし、長い下りでは着地の衝撃が繰り返し加わるため、脚だけで受け止めようとすると大腿部が早い段階で疲れてしまいます。
上半身を固めすぎず、体幹部を使って衝撃を受け止めながら、重心をスムーズに前へ運ぶことがポイントです。

また、途中には約2.5kmのロード区間があります。ここまで脚に余裕が残っているのであれば、順位やタイムを狙う上ではしっかり走りたい区間です。
トレイルに入ってから頑張るのではなく、走りやすい場所で確実にタイムを稼ぐ。この意識が、ロッキンベア妙高では特に重要だと感じました。
ロングレースは補給戦略がカギを握る
長い距離のトレイルランニングでは、走力だけでなく補給戦略も非常に重要になります。
どれだけ脚力や心肺機能があっても、エネルギー切れや脱水によってパフォーマンスが低下してしまえば、本来の力を発揮することはできません。
今回のレースでは、ジェルと固形食の両方を組み合わせながら走りました。
ジェルについては、SAMURAIGELの「刀」を40〜60分に1本のペースで摂取。さらに中盤と後半には「鎧」を投入し、後半の失速を防ぐよう意識しました。

また、エイドではジェルだけに頼らず、オレンジやバナナなどの固形食も積極的に摂取しました。
固形食を取り入れた理由は、単純なエネルギー補給だけではありません。長時間のレースでは胃腸や自律神経への負担も大きくなるため、固形物を咀嚼することでリズムを整えたり、満足感を得たりする効果も期待できます。

そのため、エイドに到着した際にはなるべく何か一口でも口にすることを意識していました。
結果として、序盤は比較的積極的なペースでレースを進めたものの、大きく失速することなく最後まで走り切ることができました。
終盤になってもエネルギー切れを感じることはなく、補給によるトラブルもありませんでした。
トレイルランニング、特に4時間を超えるようなロングレースでは、補給は単なる「栄養補給」ではなくレース戦略の一部です。
どのタイミングで何を摂るのか。
これを事前に決めておくだけでも、レース展開は大きく変わってきます。
トレイルランニングにおける補給戦略については、以下の動画でも詳しく解説していますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回はロッキンベア妙高48kmについて紹介しました。
実際に走ってみて感じたのは、とにかく「走れるコース」だということです。
トレイルランニングというと急登やテクニカルな下りをイメージする方も多いかもしれませんが、ロッキンベア妙高はロードで培った走力を発揮しやすく、最後まで走り続ける力が試されるレースだと感じました。
また、苗名滝や笹ヶ峰高原、白樺林など景色も素晴らしく、妙高の自然を存分に楽しむことができます。
開催時期は7月上旬のため、標高の低いレース序盤は暑さを感じることもありますが、標高が上がるにつれて気温も下がり、比較的走りやすい環境になります。
タイムや順位を狙う方はもちろん、「走れるトレイルを楽しみたい」「妙高の自然を満喫したい」という方にもおすすめできるレースです。
個人的にはレースだけでなく、今度はゆっくり散策や観光でも訪れてみたいと思えるほど魅力的な場所でした。
これからロッキンベア妙高への参加を検討されている方の参考になれば幸いです。
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