陸上の長距離仲間と練習内容について話している中で必ず出るのは
朝走る方が強くなる(粘れる身体になる)
ということです。
アホな学生だった私は、代謝のことは全く考えず、
朝走れば2部練になるから月間走行距離が伸びる!
程度にしか考えていなかったのです。。
それも確かにあるのですが、代謝の切り口で考えると朝走る方が長距離ランナーにとって効率よくエネルギーを使える身体になるということなのです。
朝の身体の状態
朝は前日の夕食時から時間が経過しているため、血糖値が低い状態です。
日中や夜など、食事を摂った後はある程度血糖値が高い状態なので、その状態でランニングを行えば身体は優先的に糖質を使用することになります。
なので大学のポイント練習は大体授業が終了した夕方に行われますが、これは昼食も食べてひと段落して、質の高い練習を行うには最高の状態です。
なので、朝方のエネルギー不足の状態で質の高い練習を使用とすると、身体があまり動かないので質の高い練習ができないことになりますが、この状態でじっくり走ることで
スタミナがつくというメリットもあります。
朝走ることで、糖質に頼らないランニングができる
血糖値の低い状態でランニングなどの有酸素運動を行うことで、糖質よりも脂質を優先的に使用するように体が代謝経路の切り替えをしようとします。
この代謝経路の切り替えを身体に覚えこませることで、糖質に頼らない走りが出来るようになるのです。
ではなぜ糖質よりも脂質を使ったランニングにすべきなのでしょうか?
脂質の出力はハンパない
脂質は体に多く貯蔵されていますが、有酸素運動をする際に糖質が多いとなかなか使用されませんが、エネルギー量は糖質を遥かに上回ります。
糖質が軽油なら、脂質はハイオクぐらいです
でも実際のところ、ある程度血糖値の低い状態で走らないと、脂質を優先的に使用されるようにはならないのです。
そこでこの脂質の燃焼をさせるのにちょうどいいのが、
朝走ることです。
朝走ることで、身体は徐々に脂質をエネルギー源としたランニングが出来るようになるのです。
ダイエットに効果的なのは血糖値が低い状態での有酸素運動
脂質を使えば当然ながら身体から脂肪が消費されるのでダイエットに繋がります。
なので、仕事が終わったあとに走るのもいいですが、思い切って夜は早く寝て
水分だけ摂取して早朝に走りましょう!
これにはケトン体という物質が身体から分泌されるのですが、その点については以下の本で丁寧に解説されています。
また、これと似た理論であるファスティングについて解説された本も出ています。ダイエットとはまたちょっと違った切り口で書かれたものです。
両方とも非常に有益な本でしたのでオススメです!
あまり速いペースで走らないのがコツ
脂質を使用する際は、極力低い心拍数での有酸素運動が必要になります。
140bpmくらいと言われていますが、ぶっちゃけあまりランニングに慣れていない人は歩いてもいいくらいです。
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