光学式心拍計にしてからというものの、激しく心拍が上下する条件でどれだけ正確に心拍を測定してくれるのかはウォッチのパフォーマンスを確認する上で非常に気になるところです。
そこで実際にトレイル(小高い丘と実際のレース)を走った時の心拍を確認してみました。ここで大きく測定値がブレると本番で自分の状態を把握することは難しくなっちゃいますからね涙
あとレース中に我々トレイルランナーが欲しい情報として「高度」がありますが、その情報の活用方法についても書いてみました。(買うまで私がよくわかっていなかったもので。。。)
私がSUUNTO9を購入する前にこの辺りの情報は欲しかったところなので、購入を検討されている方向けに記事を書いてみました。
検証①:起伏のある山道で心拍データをとってみた
これは生田緑地という小高い緑地公園を走った時のデータです。
この日は冬の冷たい雨が降っていたので、光学式心拍計がちゃんと測定してくれるか否か非常に気になるところでした。
小刻みなアップダウンが多く、心拍は上がったり下がったりを繰り返しているはずです。ここで心拍がちゃんと取れているかが気になるところでしたが、、、
ちゃんと取れていました!
最初だけ誤測定があった感じですが、2㎞以降はきちんと測定できています。
光学式心拍計は身体が温まると測定がより正確になるというのはどうやら本当だったようです。
検証②:レース(この時はSPATRAIL)での記録
6月のSPATRAILを走った時のデータです。レースなので必死ですが果たして心拍は取れていたのでしょうか。。。?
あ!取れてます!心拍に関しては若干飛び飛びでしたが明らかに心拍の数値がおかしい時はモニターみればすぐ分かるのであまり気になりませんでした。
この時も要所で確認した心拍で自己の状態は十分確認できたので、光学式心拍計でもストレスは感じませんでした。
胸バンド式の心拍計の時もそうでしたが、レースでガチ目なペースで走ると若干心拍を拾わなくなる傾向にある様です。
レースだと薄着で身体が冷えるので拾いにくくなるんでしょうかね?
結論:トレイルを走るのであれば光学式心拍計でも全く問題ない
以上から、あくまで目安として使用するのであれば全く問題ないと思います。
光学式でも胸バンド式でもブレるときはブレます。
なので後々STRAVAで平均心拍数からトレーニングの効果を考慮したりするにはまあり使えないかもしれません。(終始心拍を正確に測定できた時はそうでないと思いますが)
そうであるなら胸への圧迫がない光学式心拍計を選択した方が良いと使用していて感じました。
検証③:気圧式高度計の活用方法
既にトレイルランナーは使いこなしている機能かと思われますが、私自身購入する前に気になっていたのが高度計の活用方法でした。
そもそも高度計の使い方もいまひとつよくわかっていなかったので、それを使いこなす自身もなかったわけです。
ちなみにSUUNTO9は「SUUNTO9BARO」のように気圧式高度計搭載のものと、そうでないものがあります。違いを簡単に説明すると、気圧式高度計搭載のものはGPS情報と気圧の合わせ技で高度の測定をするので、気圧計の搭載していないものと比較してより正確に高度を割り出すことができるということです。
※気圧計の搭載していないものはGPS情報のみで高度を割り出すことになります。
とはいうものの、どこかの山の三角点に立って、その時の高度とウォッチの高度を比較してピッタリ合うことなんてまずありません。
トレイルランの場合重要なのが、「さっき確認した地点から何mのぼったのか?」ということです。
多分皆さんレースに出て高度を意識する時って、「この激登りあとどのくらい続くねん。。。」ってことだと思います。
レースの高低図は持っているものの、高度計がないとあと目安としてどのくらい上るかを把握することが出来ず、偽ピークに心を折られたことがあるのは私だけではないはずです。。
以前、「THREE PEAKS 八ヶ岳」に出場した際に、登りが終盤に差し掛かった頃にいた応援の方に「あと250UPだぞ!がんばれ!」と言われ、一度そこで高度計を確認して「よし!あと少しだ!」と切り替えられたのを記憶しています。
↑左下の表示が高度計です。つまりここから300m上らなくてはいけないコース取りの場合、850mくらいの表示まで頑張れば登りがひと段落するということです。苦しみの修了地点が分かるのです。
登山とかになればまた使い方は違うのかと思いますが、トレイルランニングとしての使い方はこの辺りで十分かと思います。遊び方はまた調べたらアップしますね。
ご参考にして頂ければ幸いです。
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