先日猿ヶ京温泉に宿泊してきました。
猿ヶ京温泉は水上にある静かな温泉街でありながら、様々なアクティビティの帰りに利用できる場所に位置しています。
群馬県境稜線トレイルに連なる山々の中の1つである谷川岳からもアクセスし易いですし、赤谷湖でのカヌーやアウトドアもの帰りに訪れるにも良い場所です。
今回は猿ヶ京温泉の中でも人気の「三河屋」に宿泊してきましたので記事にしてみました。
猿ヶ京温泉とは?
猿ヶ京温泉の由来は、1560年に上杉謙信が越後から三国峠を越えてこの地にやってきたことがきっかけで始まります。
謙信がこの土地の素晴らしさに感動して、偶然その日が申の月、申の日であり、謙信自身が申年生まれだったことからこの地を「猿ヶ京」と名付けたのです。
水上の温泉は様々な温泉がありますが、ひときわ落ち着いた時間を過ごしたい方には猿ヶ京温泉はかなりオススメです。
猿ヶ京温泉「三河屋」へのアクセス
猿ヶ京温泉「三河屋」へのアクセスです。車であれば東京から2時間で行けてしまうのが良いところです。
山深い温泉宿なので非日常を手軽に味わうことが出来ます。
住所
〒379-1403
群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉155
0278-66-0172
車で行く場合
東京方面より:練馬IC→関越道→月夜野IC→17号線→猿ヶ京温泉
新潟方面より:新潟IC→関越道→月夜野IC→17号線→猿ヶ京温泉
電車で行く場合
上越線:後閑駅下車→路線バス(猿ヶ京行き)→関所跡駅下車徒歩0分
上越新幹線:上毛高原駅下車→路線バス(猿ヶ京行き)→関所跡駅下車徒歩0分
猿ヶ京温泉「三河屋」の特徴
じゃらんねっとでのランキングも高く、私が訪問した際は口コミで第2位を獲得されていました。
三河屋の特徴としては古き良き日本を感じる囲炉裏での食事、そして何といっても選べる個室温泉で楽しめる上質の温泉でしょう。
猿ヶ京温泉「三河屋」の部屋
続いて「三河屋」の部屋について解説します。まず印象に残ったのが
・マッサージチェアが1室1台完備されている
・落ち着いた内装と細やかな気遣い
といったところです。
マッサージチェアが1室1台完備されている
1部屋に1台マッサージチェアが常備されています。
これは嬉しいサービスです!
マッサージチェアは一般的な旅館にも置かれていることがありますが、大抵は共有スペースに置かれている場合が殆どです。
そうなると混んできた時にどうしても「そろそろ行かないとかな?」と思ってしまいますが、部屋に1台常備されているのであればそういった気を遣う必要はありません。
部屋から見える風景もいいです!
落ち着いた内装と細やかな気遣い
三河屋の部屋に入るとまず落ち着いな和の内装に引き込まれます。
一般的な旅館とは一線を画す暖かい照明と内装は来た人を「おっ!」と思わせてくれます。
入り口に飾られている一輪挿しやお香もいい感じの雰囲気です。
お茶と一緒にみたらし団子を頂きながら旅の疲れを癒します。
奥は寝室となっており、寝室も余計な装飾は一切なく、かといって物足りなさも感じさせない雰囲気です。
クローゼットを開けるとお風呂用の籠が置かれています。
浴衣は後に説明しますが、浴衣も帯も選べる様になっているんです!
猿ヶ京温泉「三河屋」は浴衣が選べる!
三河屋の特徴は浴衣と帯が自由に選べるということです。
大抵の旅館はクローゼットにタオルや歯ブラシと一緒に浴衣が置かれているものですが、三河屋は数ある色から浴衣を選ぶことができます。
これは女性にとってはかなり嬉しいサービスですよね!
猿ヶ京温泉「三河屋」の温泉は個室で楽しめる!
次に猿ヶ京温泉「三河屋」の温泉について解説します。
温泉も内装も暖かみがあってかなり癒されました。
猿ヶ京温泉の特徴
猿ヶ京温泉の特徴についてです。
温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩・塩化物温泉。無色透明でにおいのない上質な温泉です。
入浴すると良い疾患及び症状には動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病があります。入浴した感じも肌辺りが良く、長時間入っていたいと感じさせてくれるお湯でした。
猿ヶ京温泉は5種類の貸し切り温泉
「三河屋」は5種類の貸し切り温泉があることが特徴です。
水芭蕉、二輪草、都忘れ、福寿草、月見草と分かれており、それぞれ特徴が異なります。
この様に使用中の温泉はライトがついており、どこが空いているのかすぐに分かります。
脱衣所の差込口に鍵を差し込むとライトが光る仕組みです。
貸し切り温泉だと待ち時間が発生するのでは?と思いましたが、そんなこともなく、この日は10組全て満室でしたが入れるお風呂が無くて待つということも全くありませんでした。
温泉の脱衣所もそれぞれ落ち着いたデザインが施されており、化粧水や乳液などのアメニティーも充実していました。
猿ヶ京温泉「三河屋」は食事もすごい!
次に猿ヶ京温泉「三河屋」の食事について解説します。品目もボリュームも演出も大満足でした。
三河屋は個室でごはん
1Fの廊下を歩くと、食事用の個室がいくつか用意されています。この日はここで夕飯を頂きました。
宿泊客が一堂に会する旅館と異なり、こうして個室でご飯を食べると落ち着きます。
三河屋の夕飯メニュー
この日のメニューは以下の通りでした。地産地消を心がけている為、自家栽培野菜や地元野菜を取り入れられているようです。栽培や入荷の関係でメニューは変更になります。
【食前酒】
・自家製しそ酒
まずは食前酒です。きりっとした酸味が食欲を引き立ててくれます。
【先付け小鉢】
・舞茸の卵巻(黄身酢)
・独活と八朔のマリネ
・こごみの胡麻和え
・ミニトマトのカプレーゼ
・長芋南蛮
・筍の木の芽和え
なんとも色とりどりの小鉢です。地産地消を謳っているだけあり、地元水上でとれた食材たちは味だけでなく食感も良かったです。
【メイン】
炭火溶岩焼き
・上州のお肉3種(牛・豚・鶏)
・自家栽培のお野菜など5種
・付けダレ(甘味噌・ポン酢・岩塩)
続いてメインの焼き物です。炭火の上に溶岩プレートが乗せられており、かなりいい感じに焼きあがります。
3種の上州肉がむちゃくちゃ柔らかい上にコクと甘みがあって美味しかったです。肉や野菜を2種のタレと岩塩で頂くのですが、どれも絶品でした。
【お刺身】
・利根の清水育ちの岩魚とキンヒカリ
・自家製手作りこんにゃく
群馬を代表する食品である刺身こんにゃくも絶品でした。
【煮物】
・高野豆腐(蒟蒻・蕗・クコの実)
【天ぷら】
・タラの芽、ふきのとう・こしあぶら・しその実
香り高い山菜の天ぷらです。サクッとした食感に山菜独特のツンとした香りが口中に広がります。抹茶塩に付けて食べるのですが、塩味が香りをさらに引き立ててくれます。
【焼魚】
・川魚の塩焼き(紅葉鱒)
【出汁茶漬】
・地元農家林さんちのコシヒカリ
・あられ、海苔(たき梅・鮭・わさび)
・自家栽培野菜の漬物
お茶漬けですが、薬味のクオリティーがかなり高くて感動しました。特に個人的にはたき梅の味が良かったですね!お茶漬けで感動することってあまりないですが、本当に感動でした。
お新香は味もさることながら絶妙な硬さの食感に驚きました。
【汁物】
・沢煮汁
【甘味】
・柚子シャーベットほか
かなりボリュームがあり、食後は殆ど動けなくなったほどです。
猿ヶ京温泉「三河屋」の朝食
三河屋の朝は飲むヨーグルトの配達から始まります。
部屋の前に人数分の飲むヨーグルトが置かれているのですが、これは嬉しいサービスです。飲むヨーグルトを飲んでいるうちに朝食の時間になり、食事用の個室に向かいます。
この日頂いた朝食です。
まず圧倒的な品数に驚かされます。小鉢が多く、地元の食材がふんだんに使われているのです。
驚いたのがこの納豆!かなり大粒です。
ドリンクもお茶とコーヒー、グリーンスムージーにバナナジュースを自由に飲むことができます。
特に驚いたのがグリーンスムージーです。ミキシングしたてのを飲むことが出来るんです。
朝食でかなりお腹いっぱいになりました。
猿ヶ京温泉「三河屋」はこんな人におすすめ!
今回は水上の猿ヶ京温泉にある三河屋を紹介させて頂きました。
三河屋は以下の様な方にはオススメです。
・大切な人と一緒にゆっくり過ごしたい
・静かな温泉宿に行きたい
・秘境感のある温泉が好きだ
・お風呂にこだわりたい
・食事はしっかり美味しいものを食べたい
といった方にはかなりオススメできる宿です。
温泉、食事、演出すべてが癒される宿でした!
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